ブエルタ・ア・サンフアン第6ステージは残り6km地点から独走を決めたイエール・ワライス(ベルギー、ロット・スーダル)が逃げ切り勝利。アシストに徹していたワライスにとって実に2年ぶりの勝利となった。



関係者と記念撮影を行うフィリッポ・ポッツァート(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ・セッレイタリア)関係者と記念撮影を行うフィリッポ・ポッツァート(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ・セッレイタリア) photo:CorVosスタート前に木陰でリラックスするロット・スーダルのメンバースタート前に木陰でリラックスするロット・スーダルのメンバー photo:CorVos
紙ふぶきとともにスタートが切られたブエルタ・ア・サンフアン第6ステージ紙ふぶきとともにスタートが切られたブエルタ・ア・サンフアン第6ステージ photo:CorVos
残す所2ステージとなったブエルタ・ア・サンフアン(UCI2.1)。第6ステージはサンフアンの市街地をスタート後、東に進み、バジェシートの町で折り返してサンフアンに戻る152.5km。途中、3級山岳が2つ登場するが、基本的にフラットなコースレイアウトとなっており、スプリントフィニッシュが予想された。

序盤、アタック合戦の末に17名の逃げ集団を形成。このグループは総合13位で4分5秒差のファウスト・マスナダ(イタリア、アンドローニジョカトリ・シデルメク)を含んでおり、横風の影響もあったことから、プロトンはタイム差を2分30秒ほどにコントロールしながらレースは推移した。

アルゼンチンの青空の下、ペダルを回すアルゼンチンの青空の下、ペダルを回す photo:CorVos
またこの間、43.3km地点と102.6km地点にあるスプリントポイントでヘラルド・ティヴァニ(アルゼンチン、エキッポコンチネンタル・ムニシパリダド・デ・ポシート)が2位、3位通過しスプリントポイントを3ポイント獲得。ポイント賞ランキングを3位まで上げている。

後半に入ると逃げ集団にメンバーを入れていないボーラ・ハンスグローエとリーダージャージを堅守したいシンジケートエンプレアード・パブリコスサンフアンを中心に追走を開始。残り20km地点でタイム差を40秒まで縮めている。

バジェシートの町を走る選手バジェシートの町を走る選手 photo:CorVosヤングライダー賞ジャージを着るフィリッポ・ガンナ(イタリア、UAEチームエミレーツ)ヤングライダー賞ジャージを着るフィリッポ・ガンナ(イタリア、UAEチームエミレーツ) photo:CorVos


しかし、タイム差30秒、残り12kmの地点で逃げグループからイエール・ワライス(ベルギー、ロット・スーダル)やファウスト・マスナダ(イタリア、アンドローニジョカトリ・シデルメク)がアタック。1度は吸収されるものの、ワライスは再度加速し、残り6km地点から独走体制に入った。

一時20秒差まで詰めた先頭と集団とのタイム差だが、この動きによって37秒差まで拡大。逃げグループこそ吸収されたが、ワライスの勢いは止まらず、30秒のタイム差を残しながらラスト1kmのアーチを通過すると、そこから少しづつ速度を落としながらもリードを保ち続け、後続から2秒差でフィニッシュ。スプリントが予想された第6ステージを勝利した。

実に2年ぶりの勝利となったイエール・ワライス(ベルギー、ロット・スーダル)実に2年ぶりの勝利となったイエール・ワライス(ベルギー、ロット・スーダル) photo:CorVos
「僕は基本的にアシストの選手だし、今までの5ステージでも仕事をこなしてきた。今のところ、これは変わることはないと思う。だからこそシーズンの早い時期にレースで勝利することは非常に良いことだよ。僕はレースで沢山の勝利を収める選手ではないけど、力を出さなければいけない場面では、いつでも強く走る事が出来るんだ。」とワレンスはコメント。2016年に行われたグランプリ・ピノ・チェラミ以来、2年ぶりの勝利となった。

翌第7ステージはブエルタ・ア・サンフアンを締めくくるサンフアン市街地を9周回る141.3km。コースは第3ステージの個人TTで使用されたルートとほぼ同じフラットレイアウト。鋭角なコーナーもないため、ハイスピードな展開でスプリントフィニッシュが予想される。
ステージ結果
個人総合成績
1位 ゴンサロ・ナハル(アルゼンチン、シンジケートエンプレアード・パブリコスサンフアン) 19h03'43"
2位 オスカル・セヴィリャ(スペイン、メデリン・インデル) +51"
3位 フィリッポ・ガンナ(イタリア、UAEチームエミレーツ) +1'11"
4位 ロドルフォ・トレス(コロンビア、アンドローニジョカトリ・シデルメク) +1'41"
5位 ラファル・マイカ(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ) +2'00"
6位 ティシュ・ベノート (ベルギー、ロット・スーダル) +2'01"
7位 オマー・メンドーザ(コロンビア、メデリン・インデル) +2'11"
8位 ダイエル・キンタナ(コロンビア、モビスター) +2'58"
9位 カンスタンティン・シウトソウ(ベラルーシ、バーレーン・メリダ) +3'19"
10位 レミ・カヴァニャ(フランス、クイックステップフロアーズ) +3'26"
山岳賞
1位 ダニエル・フアレス(アルゼンチン、アソシエーション・シヴィル・マルダン) 29pts
2位 アレックス・カノ(コロンビア、コルデポルテス・クラーロ) 28pts
3位 パブロ・アラルコン(チリ、カネルス・スペシャライズド) 22pts
ポイント賞
1位 エイドリアン・リケーゼ(アルゼンチン、アグルパシオン・ビルヘンデファティマ) 17pts
2位 ダニエル・フアレス(アルゼンチン、アソシエーション・シヴィル・マルダン) 8pts
3位 ヘラルド・ティヴァニ(アルゼンチン、エキッポコンチネンタル・ムニシパリダド・デ・ポシート) 8pts
ヤングライダー賞
1位 フィリッポ・ガンナ(イタリア、UAEチームエミレーツ) 19h04'54"
2位 ジョナタン・ナルバエス(エクアドル、クイックステップフロアーズ) +3'56"
3位 クリスティアン・カミーロ・ムオズ(コロンビア、コルデポルテス・クラーロ) +9'02"
チーム総合成績
1位 メデリン・インデル 57h17'49"
2位 アンドローニジョカトリ・シデルメク +2'23"
3位 ボーラ・ハンスグローエ +12'48"
text:Kosuke.Kamata
photo:CorVos

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