日本も含め各国で開催中のナショナル選手権。6月24日にはドイツやロシア、ルクセンブルクなどで個人タイムトライアルが行われ、各国のナショナルチャンピオンが決定している。



6度目のタイトルを獲得したトニ・マルティン(エティックス・クイックステップ)6度目のタイトルを獲得したトニ・マルティン(エティックス・クイックステップ) photo:CorVos


ドイツTT選手権を走るトニ・マルティン(エティックス・クイックステップ)ドイツTT選手権を走るトニ・マルティン(エティックス・クイックステップ) photo:CorVosルクセンブルク 優勝したボブ・ユンヘルス(エティックス・クイックステップ)ルクセンブルク 優勝したボブ・ユンヘルス(エティックス・クイックステップ) photo:www.etixx-quickstep.comドイツ選手権を制したのは2010年から数えて6度目、5年連続のタイトルとなったトニ・マルティン(エティックス・クイックステップ)。2位のヤッシャ・ジュッターリーン(モビスター)に1分半差以上を付け、41kmのアップダウンコースで一人50分台の壁を破る走りで優勝。

平均速度49.97km/hで駆け抜けたマルティンは「テクニカルなコースと気温に苦しめられたので、今日の喜びはいつも以上だ。ツールとオリンピックを前に良い予行演習にもなった」と語っている。

ルクセンブルク選手権では同じくエティックス・クイックステップのボブ・ユンヘルスがジャンピエール・ドラッカー(BMCレーシング)を下して勝利。ジロ・デ・イタリアでの好調をそのままにキープしているユンヘルスはツールを回避し、7月12日に開幕するツール・ド・ポローニュへ参戦予定だ。

その他、ロシアではコンマ差の争いを制したセルゲイ・チェルネツキ(カチューシャ)が、リトアニアではイグナタス・コノヴァロヴァス(FDJ)が、ポルトガルではネルソン・オリヴェイラ(モビスター)が、エリトリアではダニエル・テクレハイマノ(ディメンションデータ)がそれぞれ1年間のナショナルチャンピオンジャージ着用権利を得ている。



各国TTナショナル選手権
ドイツ

1位 トニ・マルティン(エティックス・クイックステップ)
2位 ヤッシャ・ジュッターリーン(モビスター)
3位 ニルス・ポリット(カチューシャ)
49’14”
+1’39”
+2’23”


ルクセンブルク
1位 ボブ・ユンヘルス(エティックス・クイックステップ)
2位 ジャンピエール・ドラッカー(BMCレーシング)
3位 アレックス・キルシュ(ストルティング・サービスグループ)

ロシア
1位 セルゲイ・チェルネツキ(カチューシャ)
2位 パヴェル・ブラット(ティンコフ)
3位 マキシム・ベルコフ(カチューシャ)
1’05’49”

+1’03”


リトアニア
1位 イグナタス・コノヴァロヴァス(FDJ)
2位 パウリウス・シスケヴィシウス(ヴァルティック・ヴァイラスサイクリング)
3位 ダリウス・ゼルヴス(ヴァルティック・ヴァイラスサイクリング)
40’38”
+3’09”
+3’41”


ポルトガル
1位 ネルソン・オリヴェイラ(モビスター)
2位 ホセ・メンデス(ボーラ・アルゴン18)
3位 ラファエル・レイス(W52FCポルトポルト)
43’50”
+1’13”



エリトリア
1位 ダニエル・テクレハイマノ(ディメンションデータ)
2位 メロン・テショーメ(ストラダリ・バイクエイド)
3位 メルハウィ・クドス(ディメンションデータ)
43’24”
+38”
+1’00”


text:So.Isobe