パリ〜ニース期間中に行われたドーピング検査でサイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・グリーンエッジ)の陽性が発覚した。検出されたのは喘息の治療薬テルブタリン。チームはTUE(治療目的使用に係る除外措置)の申請を怠ったためと説明し、チーム医師がすべての責任を負うと発表している。



ヤングライダー賞ジャージを獲得したサイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・グリーンエッジ)ヤングライダー賞ジャージを獲得したサイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・グリーンエッジ) photo:Tim de Waele


サイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・グリーンエッジ)サイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・グリーンエッジ) photo:Tim de Waeleパリ〜ニース最終日の3月12日に行われたドーピング検査でイェーツの検体からテルブタリンの違反が疑われる分析結果が出た。4月22日にUCI(国際自転車競技連盟)側から報告を受けたオリカ・グリーンエッジは、陽性反応がテルブタリンによるものだと明らかにしている。

アダム・イェーツとサイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・グリーンエッジ)アダム・イェーツとサイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・グリーンエッジ) photo:Kei TsujiテルブタリンはWADA(世界アンチドーピング機構)が定める禁止薬物リストに入っている薬品であり、一般的に喘息や気管支炎の治療に使用される。プレスリリースによるとイェーツは喘息の治療のためにチームの許可を得て同薬の吸引を行っており、ドーピング検査時に使用の旨を検査フォームに記していた。

しかしチーム医師がTUE(治療目的使用に係る除外措置)の申請を怠っていたため、ドーピング陽性と判断された。チームはヒューマンエラーの結果であるとし、医師がすべての責任を負うこと、イエーツ本人には非がないこと、チームとしてイェーツを全面的にサポートすることを強調している。

イェーツはイギリス生まれの23歳。2013年トラック世界選手権ポイントレースで優勝を飾り、同年ツアー・オブ・ブリテンで総合3位。双子の兄弟であるアダム・イェーツとともに2014年にオリカ・グリーンエッジでプロ入りした。イギリスの次世代オールラウンダーとして注目され、2015年ブエルタ・アル・パイスバスコ総合5位、ツール・ド・ロマンディ総合6位、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ総合5位という成績を残している。ドーピング陽性が検出されたパリ〜ニースは総合7位で終えていた。

text:Kei Tsuji
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