4月5日にフランスのノルマンディ地方で開催されたパリ〜カマンベール(UCI1.1)で、3位グループのスプリントで勝負した新城幸也(ユーロップカー)が全体の5位に入った。



パリ〜カマンベール コースプロフィールパリ〜カマンベール コースプロフィール 新城幸也(ユーロップカー、写真はショレ・ペイ・ド・ロワール)新城幸也(ユーロップカー、写真はショレ・ペイ・ド・ロワール) (c)Miwa.Iijima北フランスで開催されたパリ〜カマンベールは、その名の通りパリから160kmほど離れたポン・オードゥメールをスタートし、カマンベールチーズの発祥地として国際的に有名なカマンベールまで南下するワンデーレース。ご当地チーズブランドの「LEPETIT」が長年冠スポンサーを務めており、その歴史は1934年スタート、今年で76回目とノルマンディを代表する伝統あるもの。

200kmのコース中、約80km地点から9%〜17%程度の勾配箇所が9つの山岳ポイントが連続し、後半の周回コースにある4箇所がカテゴリー1級という厳しいレイアウト。フランスを代表するユーロップカーのゼッケン1を付け、新城幸也もスタートラインに並んだ。

レースは後半の勝負所で6名の強力なグループが先行し、そこからジュリアン・ルベ(フランス、マルセイユ13KTM)とピエリック・フェドリゴ(フランス、ブルターニュ・セシェ)がアタック。メンバーを送り込めなかったユーロップカーが追走役を買って出たものの、2名には9秒追いつかずゴール。エースとして勝負に臨んだ新城は緩やかな登りスプリントで3着に入り、全体の5位でゴールした。

3月23日のショレ・ペイ・ド・ロワールでの6位入賞に続いてUCIポイントを獲得した新城だが、「3位争いのゴールスプリント勝負で絶対表彰台に登るつもりで臨んだが、5位と言う結果で残念」と言う。

「最後の周回がキツイことはわかっていたので、周回に入った時に後手にまわらないよう準備していた。でも1番の勝負所でユーロップカーが入っていない6人のグループに先行されてしまい、チームの中で集団に残っていたトマ、ピエール、マキシムが自分のスプリント勝負のために先頭を追ってくれたが、追いつくことが出来なかった」と惜しいレースを振り返った。

新城の次なるレースは今日4月7日から10日にかけて開催されるシルキュイ・サルト・ペイ・ドラ・ロワール(UCI2.1)。「明日から始まるサルトは天気も良いようなので、楽しみです」と語っている。



コメントはTeamユキヤ通信より。



パリ〜カマンベール2015
1位 ジュリアン・ルベ(フランス、マルセイユ13KTM)               4h51'46"
2位 ピエリック・フェドリゴ(フランス、ブルターニュ・セシェ)
3位 サミュエル・ドゥムラン(フランス、AG2Rラモンディアール)            +09"
4位 ケヴィン・ルダノワ(フランス、ブルターニュ・セシェ)
5位 新城幸也(ユーロップカー)
6位 マキシム・ルノー(フランス、オベール93)
7位 クリスティアン・スバラグリ(イタリア、MTNキュベカ)
8位 アントニー・ジェラン(フランス、FDJ)
9位 セバスティアン・デルフォッス(ベルギー、ワロニー・ブリュッセル)
10位 エヴァルダス・シスケヴィシウス(リトアニア、マルセイユ13KTM)

text:So.Isobe