1月29日から2月1日までの4日間の日程でチャレンジマヨルカが開催。4つのワンデーレースが連なった特殊なレースに別府史之(トレックファクトリーレーシング)も参戦し、マッテオ・ペルッキ(イタリア、IAMサイクリング)がスプリントで2勝をマークした。
温暖で風光明媚なマヨルカ島を走るマヨルカチャレンジ photo:Unisport Consulting
集団内で走るフランク・シュレク(ルクセンブルク、トレックファクトリーレーシング) photo:Unisport Consulting地中海に浮かぶ温暖なマヨルカ島を舞台にした第24回チャレンジマヨルカ。UCI(国際自転車競技連合)クラス1のワンデーレースが連なった特殊なレースで、出場選手が毎日入れ替わるのが特徴だ。
別府史之(トレックファクトリーレーシング)もシーズン初戦を走った(写真はトレーニングキャンプ時) photo:CoVosレースにはモビスター、チームスカイ、ロット・ソウダル、IAMサイクリング、キャノンデール・ガーミン、トレックファクトリーレーシングという6つのUCIワールドチームや、ヨーロッパを代表するプロコンチネンタルチームなどが参戦。
急峻な山岳地帯を駆け抜けるプロトン photo:Unisport Consultingアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)やファビアン・カンチェラーラ(スイス、トレックファクトリーレーシング)、アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル)など、本格シーズンインに向けて調整を行うビッグネームも多く出場し、日本からは別府史之(トレックファクトリーレーシング)がシーズン初戦として第2、3、4戦を走った。
4日間で2勝をマークしたのはIAMサイクリングのマッテオ・ペルッキ(イタリア)。第1、第4戦でグライペルやエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、チームスカイ)を打ち破ったペルッキは、「オフシーズン中のトレーニングが結果に結びついた。3級山岳でも苦しくなかったし、チームとしての強さも見せることができて良かった」と振り返る。
2つの3級山岳と2級山岳、そして急坂ゴールが設定された第2戦でスティーブ・クミングス(イギリス、MTNキュベカ)が勝利したのは既にお伝えした通り。その際2位に甘んじたバルベルデは翌日の第3戦でゴールまで30km以上残した地点からアタックし、そのまま独走でゴールへと到達した。
「昨日のクミングスはとても強かったが今日は僕の日だった。チームの協力があったからこそ勝つことができた」とバルベルデは語る。
3日間アシスト役を担って出場した別府史之は、最終日にカンチェラーラをサポートしながら5秒遅れの23位でフィニッシュ。「合宿後のレースで距離も乗れたので良い練習になった」と自身のTwitterで振り返っている。
1月29日 トロフェオ・セスセリネス(UCI1.1)
トロフェオ・セスセリネス マッテオ・ペルッキ(イタリア、IAMサイクリング)がスプリント勝利 photo:Unisport Consulting
1位 マッテオ・ペルッキ(イタリア、IAMサイクリング) 4h17'55"
2位 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、チームスカイ)
3位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター)
4位 ナセル・ブアニ(フランス、FDJ)
5位 ダニー・ファンポッペル(オランダ、トレックファクトリーレーシング)
1月30日 トロフェオ・アンドラッシュ(UCI1.1)
ラストでアタックを仕掛けたステファン·カミングス(イギリス、MTNキュベカ) (c)Unisport Consulting
1月31日 トロフェオ・セッラ(UCI1.1)
トロフェオ・セッラ 後半30km以上を独走したアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) photo:Unisport Consulting
2月1日 トロフェオ・パルマ(UCI1.1)
トロフェオ・パルマ マッテオ・ペルッキ(イタリア、IAMサイクリング)が2勝目をマーク photo:Unisport Consulting
1位 マッテオ・ペルッキ(イタリア、IAMサイクリング) 4h06'17"
2位 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル)
3位 ベン・スウィフト(イギリス、チームスカイ)
4位 サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・アルゴン18)
5位 ブライアン・コカール(フランス、ユーロップカー)
23位 別府史之(トレックファクトリーレーシング) +05"
text:So.Isobe
photo:Unisport Consulting,CorVos




4日間で2勝をマークしたのはIAMサイクリングのマッテオ・ペルッキ(イタリア)。第1、第4戦でグライペルやエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、チームスカイ)を打ち破ったペルッキは、「オフシーズン中のトレーニングが結果に結びついた。3級山岳でも苦しくなかったし、チームとしての強さも見せることができて良かった」と振り返る。
2つの3級山岳と2級山岳、そして急坂ゴールが設定された第2戦でスティーブ・クミングス(イギリス、MTNキュベカ)が勝利したのは既にお伝えした通り。その際2位に甘んじたバルベルデは翌日の第3戦でゴールまで30km以上残した地点からアタックし、そのまま独走でゴールへと到達した。
「昨日のクミングスはとても強かったが今日は僕の日だった。チームの協力があったからこそ勝つことができた」とバルベルデは語る。
3日間アシスト役を担って出場した別府史之は、最終日にカンチェラーラをサポートしながら5秒遅れの23位でフィニッシュ。「合宿後のレースで距離も乗れたので良い練習になった」と自身のTwitterで振り返っている。
1月29日 トロフェオ・セスセリネス(UCI1.1)

1位 マッテオ・ペルッキ(イタリア、IAMサイクリング) 4h17'55"
2位 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、チームスカイ)
3位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター)
4位 ナセル・ブアニ(フランス、FDJ)
5位 ダニー・ファンポッペル(オランダ、トレックファクトリーレーシング)
1月30日 トロフェオ・アンドラッシュ(UCI1.1)

1位 スティーブ・クミングス(イギリス、MTNキュベカ)
2位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
3位 ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、キャノンデール・ガーミン)
4位 バウク・モレマ(オランダ、 トレックファクトリーレーシング)
5位 レオポルト・ケーニッヒ(チェコ、チームスカイ)
120位 別府史之(トレックファクトリーレーシング)
2位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
3位 ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、キャノンデール・ガーミン)
4位 バウク・モレマ(オランダ、 トレックファクトリーレーシング)
5位 レオポルト・ケーニッヒ(チェコ、チームスカイ)
120位 別府史之(トレックファクトリーレーシング)
3h56'30"
+6"
+17'10"
+6"
+17'10"
1月31日 トロフェオ・セッラ(UCI1.1)

1位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
2位 ティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・ソウダル)
3位 レオポルト・ケーニッヒ(チェコ、チームスカイ)
4位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター)
5位 マーク・デマール(オランダ、ルームポット)
DNF 別府史之(トレックファクトリーレーシング)
2位 ティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・ソウダル)
3位 レオポルト・ケーニッヒ(チェコ、チームスカイ)
4位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター)
5位 マーク・デマール(オランダ、ルームポット)
DNF 別府史之(トレックファクトリーレーシング)
4h34'29"
+1'23"
+1'33"
+2'10"
+1'23"
+1'33"
+2'10"
2月1日 トロフェオ・パルマ(UCI1.1)

1位 マッテオ・ペルッキ(イタリア、IAMサイクリング) 4h06'17"
2位 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル)
3位 ベン・スウィフト(イギリス、チームスカイ)
4位 サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・アルゴン18)
5位 ブライアン・コカール(フランス、ユーロップカー)
23位 別府史之(トレックファクトリーレーシング) +05"
text:So.Isobe
photo:Unisport Consulting,CorVos
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