華やかな集団スプリントで幕開けたツール・ド・サンルイス。最初の山頂ゴールを迎えたこの日、2013年の大会覇者でアルゼンチンナショナルチャンピオン、ダニエル・ディアス(ファンヴィック・ブラジルインベスト)の登坂力が冴え渡った。



丘陵地帯を通過する第2ステージ。逃げが決まるまでは高速でレースが推移した丘陵地帯を通過する第2ステージ。逃げが決まるまでは高速でレースが推移した photo:CorVos
洗い越しで水しぶきを上げる逃げグループ洗い越しで水しぶきを上げる逃げグループ photo:CorVos洗い越しを通過するプロトン洗い越しを通過するプロトン photo:CorVos


ツール・ド・サンルイス2015第2ステージ コースプロフィールツール・ド・サンルイス2015第2ステージ コースプロフィール (c)www.toursanluis.comミラドール・デル・ポトレロ頂上ゴールへとフィニッシュするダニエル・ディアス(アルゼンチン、ファンヴィック・ブラジルインベスト)ミラドール・デル・ポトレロ頂上ゴールへとフィニッシュするダニエル・ディアス(アルゼンチン、ファンヴィック・ブラジルインベスト) photo:CorVos第1ステージが開催されたサンルイス北側、ラ・プンタからスタートする第2ステージは、1級のカテゴリー山岳ミラドール・デル・ポトレロの頂上へと至る170.6kmの道程。ミラドールは登坂距離4.8km、平均勾配6.7%と、総合争いを占う上では十分な難易度を誇るサンルイスの名物山岳だ。

27秒遅れのステージ7位でフィニッシュするナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)27秒遅れのステージ7位でフィニッシュするナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) photo:CorVosこの日は序盤、定石通り地元南米勢のアタックによりレースが動いた。カルロス・クインテーロ(コロンビア、コロンビア)やロマン・ギユモワ(フランス、ユーロップカー)、セバスティアン・アエド(アルゼンチン、ジェイミス・ハーゲン)ら5名が逃げたことでプロトンは落ち着き、先を急ぐ5名はすぐさま8分ほどのリードを稼ぎだした。

この日の集団コントロールを担ったのはリーダージャージを擁するコロンビアナショナルチーム。後半になるにつれてナイロ・キンタナ(コロンビア)を勝たせたいモビスターや、ダニエル・モレーノ(スペイン)擁するカチューシャ、そしてエティックス・クイックステップも牽引に加わったことで一気にペースが上昇。逃げグループを飲み込みながらミラドール・デル・ポトレロへと突入していった。

「登りでは非常にペースが速かった。その状態からアタックが頻発し、僕は自分のペースで上ることくらいしかできなかった」とは、ステージ7位に入ったキンタナ。ハイペースに集団の人数は一気に減少し、その中からアルゼンチンロードチャンピオンのダニエル・ディアス(ファンヴィック・ブラジルインベスト)とロドルフォ・トーレス(コロンビア、コロンビア)のアタックが決まる。

2013年のサンルイス覇者であるディアスと、昨年のジロ・デ・イタリアメンバーであるトーレスの前にライバル勢は沈黙。2名は互いに牽制しながらもペースを維持し、残り1kmのバルーンアーチへ。そして残り500m地点、一気に掛けたディアスのアタックが決まり、単独でゴールに飛び込んだ。

総合リーダーの座についたダニエル・ディアス(アルゼンチン、ファンヴィック・ブラジルインベスト)総合リーダーの座についたダニエル・ディアス(アルゼンチン、ファンヴィック・ブラジルインベスト) photo:www.toursanluis.com
「昨シーズンは個人的に問題を抱えていて、ベストなコンディションでサンルイスに臨むことができなかった。これはある種のリベンジだ」と言うディアス。ナショナルチャンピオンジャージを纏うその力はやはり本物だった。

この日モレーノとキンタナはそれぞれ5位と7位でフィニッシュし、トップから遅れを30秒以内にまとめた。次なる山岳勝負は第4ステージのフィニッシュ地点、1級山岳アルト・デル・アマゴだ。



ツール・ド・サンルイス2015第2ステージ結果
1位 ダニエル・ディアス(アルゼンチン、ファンヴィック・ブラジルインベスト)
2位 ロドルフォ・トーレス(コロンビア、コロンビア)
3位 クレベール・ダシルヴァ(ブラジル、ファンヴィック・ブラジルインベスト)
4位 エデュアルド・セプルヴェダ(アルゼンチン、ブルターニュ・セシェ)
5位 ダニエル・モレーノ(スペイン、カチューシャ)
6位 アレックス・ディニス(ブラジル、ファンヴィック・ブラジルインベスト)
7位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
8位 セルジオ・ゴドイ(アルゼンチン、アルゼンチン・ソモストドス)
9位 ダニエル・ハラミロ(コロンビア、ジェイミス・ハーゲン)
10位 ロドリゴ・コントレラス(コロンビア、コロンビアナショナルチーム)
4h33'26"
+06"
+24"
+27"



+29"
+36"


個人総合成績
1位 ダニエル・ディアス(アルゼンチン、ファンヴィック・ブラジルインベスト)
2位 ロドルフォ・トーレス(コロンビア、コロンビア)
3位 クレベル・ラモス(ブラジル、ファンヴィック・ブラジルインベスト)
4位 ダニエル・モレーノ(スペイン、カチューシャ)
5位 エデュアルド・セプルヴェダ(アルゼンチン、ブルターニュ・セシェ)
6位 アレックス・ディニス(ブラジル、ファンヴィック・ブラジルインベスト)
7位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
8位 セルジオ・ゴドイ(アルゼンチン、アルゼンチン・ソモストドス)
9位 ダニエル・ハラミロ(コロンビア、ジェイミス・ハーゲン)
10位 ロドリゴ・コントレラス(コロンビア、コロンビアナショナルチーム)
9h13'39"
+06"
+24"
+27"
+



+29"
+36"


山岳賞
ダニエル・ディアス(アルゼンチン、ファンヴィック・ブラジルインベスト)

スプリント賞
レナルド・メッシネオ(アルゼンチン、サンルイス・ソモストドス)

新人賞
ロドリゴ・コントレラス(コロンビア、コロンビアナショナルチーム)

チーム総合成績
ファンヴィック・ブラジルインベスト

text:So.Isobe
photo:CorVos

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