2008年から関東圏、埼玉県比企郡吉見町において開催されているシクロクロスのシリーズ戦「GP-mistral シクロクロス」好評だ。9月27日から第1戦が始まり、2月まで全6戦が開催される。主催者にシリーズのコンセプトと概要を解説してもらった。

フラットコースでは集団走行も形成されるフラットコースでは集団走行も形成される photo:cyclo-cross-projet

GP-mistralシクロクロス スタートシーンGP-mistralシクロクロス スタートシーン photo:cyclo-cross-projetオルガナイズするのは長く北海道においてシクロクロスシリーズを開催してきた大山智(おおやまさとる)さんだ。北のクロスシーンを盛り上げたノウハウを関東に持ち込み、本場ヨーロッパに通じる運営でクロスのメッカを作り上げようとしている。以下、主催者・大山智さんからの紹介だ。

GP-mistral シクロクロスのコンセプト

大山:私たちはシクロクロスの発展を志し、ここ数年、関東地区において継続的なシクロクロスシリーズがなかなか開催できない困難な状況の中、私たちシクロクロスチームである「equipe mistral」が核となり実行委員会を立ち上げ、開催しています。

ハイスピードで競り合うのがGPミストラルの特徴のひとつハイスピードで競り合うのがGPミストラルの特徴のひとつ photo:cyclo-cross-projet国内で最初に開幕するシリーズであり、9月から来年2月末までの全6戦の「長丁場」です。
吉見総合運動公園のエリアに特設コースを設定してのレース運営ですが、フラットな地形だけに他の地域でのシリーズとは異なり、「スピードレース」を特徴としています。

今季は新規独自種目である「個人スプリントクロス」と「チームスプリントクロス」をシクロクロスと並行して開催します。

大会の目標は、GP-mistralのチャンピオンは、日本一のスピードシクロクロスライダーであり、他の地域の選手にとって「スピードレースができなければGP-mistralでは勝利できない」と言われる大会に育てていきたいのです。そういう意味でも、今季から以下の新種目も開催します。

シケインを飛び越えるシケインを飛び越える photo:cyclo-cross-projet「個人スプリントクロス」は、ショートサーキットを数人による予選から決勝までのトーナメントレース。
「チームスプリントクロス」は3名出走でショートサーキットを周回ごとに先頭選手が抜けていくトラック競技の「オリンピックスプリント」にも模した種目。いずれもスピードレースを意識した種目です。

もちろん「シクロクロス」はAJOCCの共通レギュレーションにそった運営であり、国内の他地域からも昨シーズンは参加されて意義のある交流ができました。

シリーズ戦でもあり、シリーズ表彰もあり参加する選手はポイント争いによりシリーズ通したデットヒートを展開しています。

equipe mistralの最終目標がフランスを拠点としてのヨーロッパのシクロクロスレースへの参加でありますから、将来的にはフランス選手の招待も視野にいれています。幸いにも近隣に所在するプロロードチームの「エキップアサダ」とも良好な関係を築いています。
互いに種目は異なりますが、「フランスを目指す」という認識で協力しあっています。

以下に挙げるのが今季のスケジュールです。会場は全て吉見総合運動公園です。会場は同一会場ですが6戦全てコースデザインが変わります。

ワダチセクションも意図的に取り入れられるのはヨーロッパ流だワダチセクションも意図的に取り入れられるのはヨーロッパ流だ photo:cyclo-cross-projet

GP-mistral シクロクロス season 2009

GP-Mistralはチームエキップミストラルが主催するシクロクロスのレースです。Season2009 は、全6戦を埼玉県吉見町の「吉見総合運動公園」で行います。ただいま第1戦(9月27日)のエントリーを受付中です。

会場 
吉見総合運動公園(埼玉県比企郡吉見町今泉141)
(関越自動車道東松山IC、または圏央道川島ICより20分)

チャンピオンにはマイヨ・ブルが与えられる。着用するのはMTBライダーでもある山本和弘だチャンピオンにはマイヨ・ブルが与えられる。着用するのはMTBライダーでもある山本和弘だ photo:cyclo-cross-projet開催日
第1戦 2009年09月27日(日)
第2戦 2009年10月18日(日)
第3戦 2009年11月08日(日)
第4戦 2009年12月20日(日)
第5戦 2010年01月24日(日)
第6戦 2010年02月21日(日)

※エントリーの締め切りは開催日の6日前

種目
1. シクロクロス・・・・・・・・カテゴリー別のシクロクロス
2. 個人スプリントクロス・・・・ショートコースでの個人トーナメント戦
3. チームスプリントクロス・・・ショートコースでのチーム戦

※詳細は「競技種目とカテゴリー」をご確認ください

参加料
1. シクロクロス(定員 各カテゴリー30名)
成人:3,000円/人
子供:2,000円/人
2. 個人スプリントクロス(定員40名)
3,000円/人

3.チームスプリントクロス(定員20チーム ※1チーム3名編成)
1,500円/チーム

※「参加賞」「傷害保険代」を含む

車両規格
使用する自転車は公道を走行することに適している自転車であれば特に規制はありません。各自において十分な整備のもとに大会に参加するしてください。シクロクロスのカテゴリー1及びカテゴリーL1の選手は、シクロクロス車での出場となります。

2009年JCF競技者登録が必須なカテゴリーは「1及びL1」です。なお「マスターズ」「ジュニア」該当選手で、2009年12月開催の全日本選手権大会へ出場を希望する選手は、JCF競技者登録が必要です。

エントリーは全ての種目ごとにWEB上からのエントリーとなります。

連絡先
主催 cyclo-cross-projet
代表 大山 智
e-mail [email protected]