2014年スペイン・ポンフェラーダ、2015年アメリカ・リッチモンド、2016年カタール・ドーハ、そして2017年はノルウェー・ベルゲン。9月25日、現在ロード世界選手権が開催されているポンフェラーダで2017年大会の開催地が発表された。



2017年のロード世界選手権はノルウェー西部のベルゲンで開催される。今回開催地に名乗りを上げていたのはオーストリアのインスブルック、コロンビアのボゴタ、オーストラリアのメルボルン、そしてベルゲンの4都市。その中から首都オスロに次ぐノルウェー第二の都市ベルゲン(都市圏人口39万人)が選ばれた。ベルゲンは波止場や倉庫街が世界遺産に指定されている歴史ある街だ。

ノルウェーでのロード世界選手権開催は1993年以来2度目。オスロで開催された1993年大会のエリートロードで優勝したのはランス・アームストロング(アメリカ)で、ヤン・ウルリッヒ(ドイツ)がアマチュアロードを制している。

北緯60度の高緯度にありながら海洋性気候のため冬の冷え込みが厳しくないというベルゲン。世界選の開催時期である9月の平均最高気温は15.2度で、平均最低気温は9.1度。9月は1年で最も雨降りな時期とされ、月平均降水日数は23日、月平均降水量は283mm。最高気温が40度近くまで上がる前年のカタール・ドーハ大会とは打って変わって寒さや雨との闘いになりそうだ。

同時にUCIは2016-2017年シーズンのシクロクロス世界選手権をルクセンブルクのサヌムで開催することを発表している。2014-2015年シーズンのシクロクロス世界選手権はチェコのターボル、2015-2016年シーズンはベルギーのゾルダーで開催される。

text:Kei Tsuji