2014/07/15(火) - 09:08
世界各国の有名バイクブランドのOEM生産を担ってきた新興バイクブランド、DARE(ディアー)が日本上陸。国内展開される軽量オールラウンドモデルの「MR1」とエアロロードの「VSR」という2種類のバイクを紹介しよう。
今期から国内展開が開始される2011年創業のDAREは、高い生産力に加え優れた技術開発力を兼ね備えていることが特徴の新興ブランド。もともとはカーボンフレーム専業のOEMメーカーをルーツに持ち、わずか創業10年と歴史が浅いながらも、その高い技術力を武器に欧米の大手バイクメーカーから生産はもちろん設計にも携わってきた。
DAREのバイクにはこれらの過程で積み上げてきた知識や経験、ノウハウが活かされており、マテリアルメーカーやパーツブランドとも密接な関係を持ち、最新鋭の素材や部品規格についても精通していることが特徴だ。取り扱いはアキコーポレーションが行い、2015年モデルとしては軽量モデルの「MR1」とエアロモデルの「VSR」の2モデルがラインナップされている。
DARE MoutainRace1
DAREの処女作であるMR1(MoutainRace1)はフレーム単体重量850gを誇る軽量ロードバイク。フレーム素材には東レとDAREの共同開発によって誕生し、46tと30tという2種類の高弾性炭素繊維を独自の方法でブレンドした「MS-HMC」を採用している。
フレームデザインはオーソドックスなスローピングスタイルで、トレンドに倣い、剛性を担うパワーゾーンと快適性を担うコンフォートゾーンという2つのパートによって構成。ボーリュームのあるダウンチューブ、シートステー、BB86規格を採用する左右非対称設計のボトムブラケットシェルによって高い駆動効率を実現した。
一方でシートステーを極細とし、トップチューブまで延長することで振動吸収性を確保。加えて下側ベアリング径を1-1/4インチとしたテーパードヘッドチューブと長方形断面によってねじれ剛性を高めたトップチューブによって、ステアリングの安定性を向上させている。
組み合わせられるフォークはシンプルなストレートブレードタイプで320gと軽量。クラウン部分は空力性能の向上を狙ってヘッドチューブとのインテグレーテッドデザインとされている。前後共にドロップアウトまでフルカーボンとすることで軽量化を追求。ブレーキは一般的なキャリパータイプ。電動と機械式のどちらのコンポーネントにも対応するDI2CRシステムを搭載する。
販売パッケージはフレームセットのみ。サイズは450mm、480mm、510mm、540mmの4種類がラインナップされる。カラーはPHAMTOM(BLK)とKNIGHT WHITE(WHITE/RED/BLUE)の2色に加え、アップチャージで全6色のオーダーカラーに対応する。
また別売オプションとして、一般的な金属製から特殊な寸法が多いカーボン製まで様々なレールに対応するヤグラを搭載するDAREオリジナルのシートポストと、アグレッシブなポジションを可能とする薄手のトップキャップが用意される。
DARE MoutainRace1
フレーム:700c MS-HM full carbon monocoque frame
フォーク:MS-HM full carbon monocoque fork
ヘッドセット:DRA 1-1/8 - 1-1/4インチ full cattridge bearings head set
シートクランプ:DRA 31.8mm full CNC super light seat clamp
サイズ:450、480、510、540mm
カラー:PHANTOM、KNIGHT WHITE、オーダーカラー(RED、GREEN、ORANGE、PINK、YELLOW、BLUE)
価格:249,000円(税抜)、300,000円(税抜、オーダーカラー)
DARE VSR
「VSR」はDAREの2作目となるロードバイクにして初のエアロモデル。翼断面形状の各チューブや、ヘッドチューブとフォーククラウン及びトップキャップの一体成型、内蔵式ケーブル、臼式のシートポストクランプなどによってエアロダイナミクスを高めたことが特徴だ。
また、ロードバイクで近年普及が進むディスクブレーキと、ダイレクトマウント方式のキャリパーブレーキに対応したこともトピックス。なおディスクブレーキ台座には、シマノが先日発表したばかりの新規格「フラットマウント」を採用。これは現在一般的なポストマウントタイプのボルト間隔を狭めた規格のことである。ロードバイクに必要な制動力を確保しつつキャリパー自体を小型・軽量化できるというメリットを持つ。なお、ポストマウントのキャリパーは専用のアダプターを介すことで装着可能だ。
なお2タイプのブレーキに対応すると同時に、リアエンド幅はロードバイクで一般的な130mmとディスクブレーキロードで一般的な135mmの両規格に対応。フレーム別体式のドロップアウトを交換することで容易に変更できる。
素材はMR1と同じく、東レとDAREの共同開発によって誕生した「MS-HMC」。応力が集中する箇所をより強固に成型する「コアシェル」テクノロジーや、BB86規格を採用する左右非対称設計のボトムブラケットシェルと併せて走行性能を高めている。
また、ディスクブレーキの強力な制動力にも耐えうる強度を実現しつつ、安定感あるコーナーリング性能を実現するために、下側1-1/4インチのテーパードヘッドを採用する。快適性にも配慮され、チェーンステーには突上げを吸収するための急激なベンドが設けられている。
販売パッケージはフレームセットのみ。サイズは450mm、480mm、510mm、540mm、560mmの5種類が、カラーはTRON BLACKとCHROME SILVERの2色がラインナップされる。
DARE VSR
フレーム:700c MS-HM full carbon monocoque frame
フォーク:MS-HM full carbon monocoque fork
ヘッドセット:DRA 1-1/8 - 1-1/4インチ full cattridge bearings head set
シートクランプ:full CNC integration clamp
サイズ:450、480、510、540、560mm
カラー:TRON BLACK、CHROME SILVER
価格:299,000円(税抜)
今期から国内展開が開始される2011年創業のDAREは、高い生産力に加え優れた技術開発力を兼ね備えていることが特徴の新興ブランド。もともとはカーボンフレーム専業のOEMメーカーをルーツに持ち、わずか創業10年と歴史が浅いながらも、その高い技術力を武器に欧米の大手バイクメーカーから生産はもちろん設計にも携わってきた。
DAREのバイクにはこれらの過程で積み上げてきた知識や経験、ノウハウが活かされており、マテリアルメーカーやパーツブランドとも密接な関係を持ち、最新鋭の素材や部品規格についても精通していることが特徴だ。取り扱いはアキコーポレーションが行い、2015年モデルとしては軽量モデルの「MR1」とエアロモデルの「VSR」の2モデルがラインナップされている。
DARE MoutainRace1
DAREの処女作であるMR1(MoutainRace1)はフレーム単体重量850gを誇る軽量ロードバイク。フレーム素材には東レとDAREの共同開発によって誕生し、46tと30tという2種類の高弾性炭素繊維を独自の方法でブレンドした「MS-HMC」を採用している。
フレームデザインはオーソドックスなスローピングスタイルで、トレンドに倣い、剛性を担うパワーゾーンと快適性を担うコンフォートゾーンという2つのパートによって構成。ボーリュームのあるダウンチューブ、シートステー、BB86規格を採用する左右非対称設計のボトムブラケットシェルによって高い駆動効率を実現した。
一方でシートステーを極細とし、トップチューブまで延長することで振動吸収性を確保。加えて下側ベアリング径を1-1/4インチとしたテーパードヘッドチューブと長方形断面によってねじれ剛性を高めたトップチューブによって、ステアリングの安定性を向上させている。
組み合わせられるフォークはシンプルなストレートブレードタイプで320gと軽量。クラウン部分は空力性能の向上を狙ってヘッドチューブとのインテグレーテッドデザインとされている。前後共にドロップアウトまでフルカーボンとすることで軽量化を追求。ブレーキは一般的なキャリパータイプ。電動と機械式のどちらのコンポーネントにも対応するDI2CRシステムを搭載する。
販売パッケージはフレームセットのみ。サイズは450mm、480mm、510mm、540mmの4種類がラインナップされる。カラーはPHAMTOM(BLK)とKNIGHT WHITE(WHITE/RED/BLUE)の2色に加え、アップチャージで全6色のオーダーカラーに対応する。
また別売オプションとして、一般的な金属製から特殊な寸法が多いカーボン製まで様々なレールに対応するヤグラを搭載するDAREオリジナルのシートポストと、アグレッシブなポジションを可能とする薄手のトップキャップが用意される。
DARE MoutainRace1
フレーム:700c MS-HM full carbon monocoque frame
フォーク:MS-HM full carbon monocoque fork
ヘッドセット:DRA 1-1/8 - 1-1/4インチ full cattridge bearings head set
シートクランプ:DRA 31.8mm full CNC super light seat clamp
サイズ:450、480、510、540mm
カラー:PHANTOM、KNIGHT WHITE、オーダーカラー(RED、GREEN、ORANGE、PINK、YELLOW、BLUE)
価格:249,000円(税抜)、300,000円(税抜、オーダーカラー)
DARE VSR
「VSR」はDAREの2作目となるロードバイクにして初のエアロモデル。翼断面形状の各チューブや、ヘッドチューブとフォーククラウン及びトップキャップの一体成型、内蔵式ケーブル、臼式のシートポストクランプなどによってエアロダイナミクスを高めたことが特徴だ。
また、ロードバイクで近年普及が進むディスクブレーキと、ダイレクトマウント方式のキャリパーブレーキに対応したこともトピックス。なおディスクブレーキ台座には、シマノが先日発表したばかりの新規格「フラットマウント」を採用。これは現在一般的なポストマウントタイプのボルト間隔を狭めた規格のことである。ロードバイクに必要な制動力を確保しつつキャリパー自体を小型・軽量化できるというメリットを持つ。なお、ポストマウントのキャリパーは専用のアダプターを介すことで装着可能だ。
なお2タイプのブレーキに対応すると同時に、リアエンド幅はロードバイクで一般的な130mmとディスクブレーキロードで一般的な135mmの両規格に対応。フレーム別体式のドロップアウトを交換することで容易に変更できる。
素材はMR1と同じく、東レとDAREの共同開発によって誕生した「MS-HMC」。応力が集中する箇所をより強固に成型する「コアシェル」テクノロジーや、BB86規格を採用する左右非対称設計のボトムブラケットシェルと併せて走行性能を高めている。
また、ディスクブレーキの強力な制動力にも耐えうる強度を実現しつつ、安定感あるコーナーリング性能を実現するために、下側1-1/4インチのテーパードヘッドを採用する。快適性にも配慮され、チェーンステーには突上げを吸収するための急激なベンドが設けられている。
販売パッケージはフレームセットのみ。サイズは450mm、480mm、510mm、540mm、560mmの5種類が、カラーはTRON BLACKとCHROME SILVERの2色がラインナップされる。
DARE VSR
フレーム:700c MS-HM full carbon monocoque frame
フォーク:MS-HM full carbon monocoque fork
ヘッドセット:DRA 1-1/8 - 1-1/4インチ full cattridge bearings head set
シートクランプ:full CNC integration clamp
サイズ:450、480、510、540、560mm
カラー:TRON BLACK、CHROME SILVER
価格:299,000円(税抜)
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