10月5日、UCI(国際自転車競技連合)は2012年シーズンのUCIワールドツアーライセンス申請状況を発表した。別府史之の加入が決まった新生グリーンエッジや、土井雪広が所属するスキル・シマノ、新城幸也が所属するユーロップカーが、ライセンスを申請している。

UCIワールドツアーライセンスの申請に際して、UCIは必要書類の提出デッドラインを10月1日に定めた。チーム側は以下の5点を含む必要書類を期限内に提出。それらを踏まえ、UCIは継続的にライセンスを保有する10チームと、新たにライセンス申請を行なうorライセンスを更新する8チームを発表した。

UCIがチームに提出を求めた必要書類
・チーム予算
・メインパートナー企業とのスポンサー契約
・銀行による資金保証
・最低10名の選手契約
・新チームのみ、組織の説明と支払エージェントの設立証書コピー

UCIワールドツアーライセンス申請を行なったグリーンエッジUCIワールドツアーライセンス申請を行なったグリーンエッジ photo:Makoto.AYANO2011年でライセンスが失効するカチューシャ、サクソバンク・サンガード、ロット・サイクリングプロジェクト(現オメガファーマ・ロット)、オメガファーマ・クイックステップ(現クイックステップ)の4チームはライセンスの更新を申請している。

さらにUCIプロコンチネンタルチームのFDJとプロジェクト1t4i(現スキル・シマノ)、ユーロップカーがライセンスを申請。新たに誕生するグリーンエッジもライセンスの申請を済ませている。

書類不備によりリストから漏れたガーミン・サーヴェロ書類不備によりリストから漏れたガーミン・サーヴェロ photo:Kei Tsujiその一方で、ガーミン・サーヴェロとモビスターがリストから漏れている。両チームともに継続的にライセンスを保有しており、書類の不備によるリスト漏れだと思われる。

当然今シーズンで解散するHTC・ハイロードとレディオシャックの名前はない。レディオシャック・ニッサンは現在のレオパード・トレックのライセンスを引き継ぐ形となる。

UCIプロチーム(UCIワールドツアーライセンスを保有するチーム)の上限は18チーム。仮にガーミン・サーヴェロとモビスターが書類を揃えてライセンスの申請を済ませた場合、20チームがライセンスの争奪戦を繰り広げることになる(ライセンスを保有する10チームは確定)。

今後UCIのライセンス委員会は提出された書類を精査し、UCIポイントによる格付けを行なう。スター選手を揃えるオメガファーマ・クイックステップやサクソバンク・サンガード、カチューシャ、プロジェクト1t4i、新生グリーンエッジはランキング上位に入る可能性が高い。

また、今回発表されたUCIプロコンチネンタルチームのリストの中に、ブエルタ・ア・エスパーニャを制したジェオックス・TMCや、アックア・エ・サポーネ、デローザ・チェラミカフラミニアの名前はなかった。

UCIワールドツアーライセンスを保有するUCIプロチーム
アージェードゥーゼル
アスタナ
BMCレーシングチーム
エウスカルテル・エウスカディ
ランプレ・ISD
リクイガス・キャノンデール
ラボバンク
レディオシャック・ニッサン(現レオパード・トレック)
チームスカイ
ヴァカンソレイユ・DCM

UCIワールドツアーライセンス新規申請もしくは更新手続を行なうチーム
FDJ
グリーンエッジ
カチューシャ
ロット・サイクリングプロジェクト(現オメガファーマ・ロット)
オメガファーマ・クイックステップ(現クイックステップ)
プロジェクト1t4i(現スキル・シマノ)
サクソバンク・サンガード
ユーロップカー

UCIプロフェッショナルコンチネンタルチーム
アクセント・ジョブス
アンドローニ・ジョカトリ
ブルターニュ・シュレー
カハルーラル
コフィディス
コルナゴ・CSFイノックス
ファルネーゼヴィーニ
ランドバウクレジット
ソール・ソジャサン
スパイダーテック・パワードバイC10
チームネットアップ
チームタイプ1・サノフィ
トップスポート・フラーンデレン
ユナイテッドヘルスケア

text:Kei Tsuji
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