ジロ・デ・イタリアの主催者RCS Sportは3月22日、2011年大会の4賞ジャージデザインを発表した。ドルチェ&ガッバーナのマルティーニバーで行なわれた発表会には、イタリアの女優クリスティーナ・カポトンディも出席。新ジャージにはイタリア統一150周年を示す数字とラインが入る。

2011年ジロ・デ・イタリアの4賞ジャージ2011年ジロ・デ・イタリアの4賞ジャージ photo:RCS Sport「イタリア統一150周年を祝うジロに少しでも協力することができて嬉しい。この国、そしてこのレースが好きだから」。そう語るカポトンディはレースにも付き添う予定だ。

「沢山のステージをクルマで回りたい。でもポルドイ峠を自転車で登るなんて無理。サドルに跨がって奮闘する選手たちがみんなヒーローに見える。」

マリアローザを掲げるクリスティーナ・カポトンディマリアローザを掲げるクリスティーナ・カポトンディ photo:RCS Sport昨年からジャージカラーに変更は無く、個人総合リーダージャージはマリアローザ(ピンク)、山岳賞ジャージはマリアヴェルデ(グリーン)、ポイント賞ジャージはマリアロッソパッショーネ(レッド)、そして新人賞ジャージはマリアビアンカ(ホワイト)。フェアプレー賞に輝いたチームには、最終日に特別ジャージが与えられる予定だ。

ヴィットリオ・エマヌエーレ2世が、乱立していた小国家を統一し、現在のイタリアの形を作ったのが1861年。統一150周年を祝う2011年のジロは、当時イタリア王国の首都が置かれたトリノをスタートする。「イタリアらしさ」を全面に押し出したというマリアローザには、トリコローレ(赤白緑の三色)のストライプと、イタリア統一150周年を表す「150」という数字があしらわれている。

マリアヴェルデ(山岳賞ジャージ)マリアヴェルデ(山岳賞ジャージ) photo:RCS Sportマリアロッソパッショーネ(ポイント賞ジャージ)マリアロッソパッショーネ(ポイント賞ジャージ) photo:RCS Sportマリアビアンカ(新人賞ジャージ)マリアビアンカ(新人賞ジャージ) photo:RCS Sport
マリアローザを着るクリスティーナ・カポトンディマリアローザを着るクリスティーナ・カポトンディ photo:RCS Sport

text:Gregor Brown
translation:Kei Tsuji