ドイツ・ツアー4日目のクイーンステージでジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)とイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG)の逃げ切りが決まる。普段の練習パートナーがステージ優勝と総合首位奪還を成功させた。

総合首位を守りたいルイ・バレ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク) photo:A.S.O.
ドイツ最大のステージレース、ドイツ・ツアー(正式名称リドル・ドイッチュラント・ツアー)の4日目となる第3ステージは、ヘルクスハイムとバート・デュルクハイムを結ぶ、距離170kmのクイーンステージ。序盤から終盤までたっぷりとカテゴリー山岳が含まれ、その一つ一つは登坂距離が短いものの獲得標高は3,122mにも及ぶ。
シュヴァルツヴァルトの森を駆け抜けるこの日、激しい雨の中を逃げたのはルイ・オリベイラ(ポルトガル、モビスター)。総合首位を守りたいルイ・バレ(フランス)擁するヴィスマ・リースアバイクが率いるメイン集団は1分程度のタイムリードを与えて追走する形でレースが進む。後半戦に入るとウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)による長時間牽引を蹴散らして、イサーク・デルトロ(メキシコ)擁するUAEチームエミレーツ・XRGが猛烈なペースアップを図った。

シュヴァルツヴァルトの森を駆け抜ける photo:A.S.O.

残り35km地点でアタックした イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG)にジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が続く photo:A.S.O.
UAEは登坂距離1.7km/平均8%勾配を誇る登坂区間でニルス・ポリッツ(ドイツ)→アントニオ・モルガド(ポルトガル)とリードアウトを繋いでデルトロをアタックさせる。反応が遅れたバレは追いつけず、ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が合流して先頭は2名。登坂で千切れてしまったバレはチームメイトと共に合流への希望を繋いでいく。
共にサンマリノに住み、練習パートナーでもあるデルトロとペリツァーリは一人逃げていたオリベイラに追いつき、残り18km地点で千切って先頭を突き進む。50秒ビハインドを詰めたいバレは登坂区間のたびに自らペースアップしたものの、屈指のクライマーどうしである先頭コンビとの開かずとも縮まらない。
逆転総合首位浮上を見据えるデルトロと、既に総合成績で1分半遅れてステージ優勝を目指すペリツァーリ。利害が一致した二人は協調体制を崩すことなく逃げ切り、最後はペリツァーリがステージ優勝をマーク。バレを含むメイン集団が49秒遅れたことで狙い通りデルトロが初日以来となる総合首位に返り咲いた。

逃げ切り勝利を挙げたジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:A.S.O.

今月2度目の勝利を挙げたジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:A.S.O.

リーダージャージを取り戻したイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG) photo:A.S.O.
「イサークがアタックした時、位置取りが良かったので反応できたんだ。彼は総合成績を、僕はステージを目指していたので完璧な協調体制を組むことができた。彼とはすごく仲良しだけど、今日はライバルとして戦い、フィニッシュラインを超えてから友達に戻ったよ。僕とイサーク、それから二人で住むサンマリノにとって良い1日になったと思う」と、今月初旬のブエルタ・ア・ブルゴスに続くステージ優勝を挙げたペリツァーリは話している。
ステージ2位に入ったデルトロは、バレを逆転して52秒差の総合首位に浮上。総合優勝に向けて王手をかけている。

ドイツ最大のステージレース、ドイツ・ツアー(正式名称リドル・ドイッチュラント・ツアー)の4日目となる第3ステージは、ヘルクスハイムとバート・デュルクハイムを結ぶ、距離170kmのクイーンステージ。序盤から終盤までたっぷりとカテゴリー山岳が含まれ、その一つ一つは登坂距離が短いものの獲得標高は3,122mにも及ぶ。
シュヴァルツヴァルトの森を駆け抜けるこの日、激しい雨の中を逃げたのはルイ・オリベイラ(ポルトガル、モビスター)。総合首位を守りたいルイ・バレ(フランス)擁するヴィスマ・リースアバイクが率いるメイン集団は1分程度のタイムリードを与えて追走する形でレースが進む。後半戦に入るとウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)による長時間牽引を蹴散らして、イサーク・デルトロ(メキシコ)擁するUAEチームエミレーツ・XRGが猛烈なペースアップを図った。


UAEは登坂距離1.7km/平均8%勾配を誇る登坂区間でニルス・ポリッツ(ドイツ)→アントニオ・モルガド(ポルトガル)とリードアウトを繋いでデルトロをアタックさせる。反応が遅れたバレは追いつけず、ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が合流して先頭は2名。登坂で千切れてしまったバレはチームメイトと共に合流への希望を繋いでいく。
共にサンマリノに住み、練習パートナーでもあるデルトロとペリツァーリは一人逃げていたオリベイラに追いつき、残り18km地点で千切って先頭を突き進む。50秒ビハインドを詰めたいバレは登坂区間のたびに自らペースアップしたものの、屈指のクライマーどうしである先頭コンビとの開かずとも縮まらない。
逆転総合首位浮上を見据えるデルトロと、既に総合成績で1分半遅れてステージ優勝を目指すペリツァーリ。利害が一致した二人は協調体制を崩すことなく逃げ切り、最後はペリツァーリがステージ優勝をマーク。バレを含むメイン集団が49秒遅れたことで狙い通りデルトロが初日以来となる総合首位に返り咲いた。



「イサークがアタックした時、位置取りが良かったので反応できたんだ。彼は総合成績を、僕はステージを目指していたので完璧な協調体制を組むことができた。彼とはすごく仲良しだけど、今日はライバルとして戦い、フィニッシュラインを超えてから友達に戻ったよ。僕とイサーク、それから二人で住むサンマリノにとって良い1日になったと思う」と、今月初旬のブエルタ・ア・ブルゴスに続くステージ優勝を挙げたペリツァーリは話している。
ステージ2位に入ったデルトロは、バレを逆転して52秒差の総合首位に浮上。総合優勝に向けて王手をかけている。
ドイツ・ツアー2026第3ステージ結果
| 1位 | ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | 4:03:44 |
| 2位 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG) | |
| 3位 | マルク・ヒルシ(スイス、チューダープロサイクリング) | +0:34 |
| 4位 | セナ・レマイン(オランダ、アルペシン・プレミアテック) | +0:49 |
| 5位 | アンドレア・ラッカニ(イタリア、スーダル・クイックステップ) | |
| 6位 | ナトナエル・テスファツィオン(エリトリア、モビスター) | |
| 7位 | ステファノ・オルダーニ(イタリア、カハルラル・セグロスRGA) | |
| 8位 | アントニオ・モルガド(ポルトガル、UAEチームエミレーツ・XRG) | |
| 9位 | マチュー・ビュルゴドー(フランス、トタルエネルジー) | |
| 10位 | フロリアン・ストーク(ドイツ、チューダープロサイクリング) |
個人総合成績
| 1位 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG) | 14:02:12 |
| 2位 | ルイ・バレ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク) | +0:52 |
| 3位 | マルク・ヒルシ(スイス、チューダープロサイクリング) | +1:05 |
| 4位 | アンドレア・ラッカニ(イタリア、スーダル・クイックステップ) | +1:21 |
| 5位 | ナトナエル・テスファツィオン(エリトリア、モビスター) | +1:22 |
| 6位 | マティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック) | +1:23 |
| 7位 | ゴルカ・ソラライン(スペイン、カハルラル・セグロスRGA) | |
| 8位 | ステファノ・オルダーニ(イタリア、カハルラル・セグロスRGA) | +1:25 |
| 9位 | マキシミリアン・シャフマン(ドイツ、スーダル・クイックステップ) | |
| 10位 | ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +1:26 |
その他の特別賞
| 山岳賞 | ミゲル・ハイデマン(ドイツ、レンべ・ラッドネット) |
| ポイント賞 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG) |
| ヤングライダー賞 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG) |
| チーム総合成績 | モビスター |
text:So Isobe
photo:A.S.O.
photo:A.S.O.
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