TT世界王者、マーレン・ロイサー(スイス、モビスター)が本領発揮。ツール・ド・フランス・ファム第4ステージの個人タイムトライアルを制し、そのままマイヨジョーヌを奪取した。

トップタイムを叩き出したマーレン・ロイサー(スイス、モビスター) photo:CorVos
ツール・ド・フランス・ファムの4日目に、今大会唯一のタイムトライアルステージがやってきた。マスタードで有名な街ディジョンを目指す21kmコースの中盤には獲得標高200mほどの丘が設定され、登坂のペーシングも試される簡単ではないレイアウトだ。
早い時間帯に出走したサンドリーヌ・タス(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)が指標となるタイムを出し、その後、同じベルギー人のロッテ・クラース(ベルギー、フェニックス・プレミアテック)が24秒更新し、さらにリーケ・ノーイェン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)がクラースを50秒上回る。一時は誰も破れないかと思われたノーイェンのタイムを、最後に出走したTT世界女王であるロイサーが上回った。

ステージ2位に食い込んだリーケ・ノーイェン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos

ステージ3位:デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ) photo:CorVos
中間計測ではノーイェンを19秒上回り、後半区間で失速したものの4秒リードを維持したままフィニッシュしたロイサーがステージ優勝をマーク。平均スピードは45.793km/h。21kmコースを27分30秒09で走り切ったロイサーにとって、これがツール通算3勝目、うち2勝がタイムトライアルでの勝利であり、大きく遅れた総合首位シグリッドイッテリュース・ハウグセット(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)からマイヨジョーヌを奪い取ることに成功した。
デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)ははロイサーから17秒遅れのステージ3位に留め、総合2位(ロイサーとの差はわずか14秒)につけて最有力候補としての存在感を示した一方、2024年覇者カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)は1分08秒差、そして前年覇者ポーリーヌ・フェランプレヴォ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク)にいたっては2分12秒もの大差で総合14位まで後退する結果に。エリーザ・ロンゴボルギーニ(UAEチーム・リマド)もバイク交換によって順位を落とし、総合5位で3日目を終えている。一方、ステージ7位と好走したセドリーヌ・ケルバオル(フランス、EFエデュケーション・オートリー)は、ロイサーに54秒差となる総合3位に浮上した。

ステージ4位:ゾーイ・バックステッド(イギリス、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) photo:CorVos

2分以上遅れたポーリーヌ・フェランプレヴォ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos
「本当に嬉しい。ずっと目標にしてきたことだったから。今回は私が本格的に目標にしてきた初めてのツール・ド・フランス。スイスの建国記念日にスイスからスタートし、個人タイムトライアルが設定されたコースで力が入らないわけがない」と、この日の勝利にかけていた特別な思い入れを明かしたロイサー。「プロジェクト・ディジョン」という合言葉でこの日を見据えて準備を進めてきたという。
「完璧なタイムトライアルではなかったけれど、良いレースだった。登りではまずまずのスタートを切れたものの、そのあと風向きが今朝のコース偵察時とは変わっていたので少しペース配分が難しくなっていた。もう少しペースを工夫するつもりだったけれど、それでも良いパフォーマンスと結果を残すことができて嬉しい」とロイサーは話している。

ステージ優勝を挙げたマーレン・ロイサー(スイス、モビスター) photo:CorVos

マーレン・ロイサー(スイス、モビスター)がマイヨジョーヌを獲得 photo:CorVos
一方、「できる限りの走りができた。もう結果をどうすることはできないので、これから作戦を立てていきたい」と言うのは2分以上の差をつけられた昨年覇者フェランプレヴォ。「結果は結果なので仕方ないし、一度総合成績で遅れるのも悪くない。山岳コースで挽回する必要があるけど、それは私の好きな走り方でもある」と笑顔を交えながらインタビューに応えている。

ツール・ド・フランス・ファムの4日目に、今大会唯一のタイムトライアルステージがやってきた。マスタードで有名な街ディジョンを目指す21kmコースの中盤には獲得標高200mほどの丘が設定され、登坂のペーシングも試される簡単ではないレイアウトだ。
早い時間帯に出走したサンドリーヌ・タス(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)が指標となるタイムを出し、その後、同じベルギー人のロッテ・クラース(ベルギー、フェニックス・プレミアテック)が24秒更新し、さらにリーケ・ノーイェン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)がクラースを50秒上回る。一時は誰も破れないかと思われたノーイェンのタイムを、最後に出走したTT世界女王であるロイサーが上回った。


中間計測ではノーイェンを19秒上回り、後半区間で失速したものの4秒リードを維持したままフィニッシュしたロイサーがステージ優勝をマーク。平均スピードは45.793km/h。21kmコースを27分30秒09で走り切ったロイサーにとって、これがツール通算3勝目、うち2勝がタイムトライアルでの勝利であり、大きく遅れた総合首位シグリッドイッテリュース・ハウグセット(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)からマイヨジョーヌを奪い取ることに成功した。
デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)ははロイサーから17秒遅れのステージ3位に留め、総合2位(ロイサーとの差はわずか14秒)につけて最有力候補としての存在感を示した一方、2024年覇者カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)は1分08秒差、そして前年覇者ポーリーヌ・フェランプレヴォ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク)にいたっては2分12秒もの大差で総合14位まで後退する結果に。エリーザ・ロンゴボルギーニ(UAEチーム・リマド)もバイク交換によって順位を落とし、総合5位で3日目を終えている。一方、ステージ7位と好走したセドリーヌ・ケルバオル(フランス、EFエデュケーション・オートリー)は、ロイサーに54秒差となる総合3位に浮上した。


「本当に嬉しい。ずっと目標にしてきたことだったから。今回は私が本格的に目標にしてきた初めてのツール・ド・フランス。スイスの建国記念日にスイスからスタートし、個人タイムトライアルが設定されたコースで力が入らないわけがない」と、この日の勝利にかけていた特別な思い入れを明かしたロイサー。「プロジェクト・ディジョン」という合言葉でこの日を見据えて準備を進めてきたという。
「完璧なタイムトライアルではなかったけれど、良いレースだった。登りではまずまずのスタートを切れたものの、そのあと風向きが今朝のコース偵察時とは変わっていたので少しペース配分が難しくなっていた。もう少しペースを工夫するつもりだったけれど、それでも良いパフォーマンスと結果を残すことができて嬉しい」とロイサーは話している。


一方、「できる限りの走りができた。もう結果をどうすることはできないので、これから作戦を立てていきたい」と言うのは2分以上の差をつけられた昨年覇者フェランプレヴォ。「結果は結果なので仕方ないし、一度総合成績で遅れるのも悪くない。山岳コースで挽回する必要があるけど、それは私の好きな走り方でもある」と笑顔を交えながらインタビューに応えている。
ツール・ド・フランス・ファム2026第4ステージ結果
| 1位 | マーレン・ロイサー(スイス、モビスター) | 27:30.09 |
| 2位 | リーケ・ノーイェン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | +0:03 |
| 3位 | デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ) | +0:017 |
| 4位 | ゾーイ・バックステッド(イギリス、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) | +0:19 |
| 5位 | ミーシャ・ブレーデウォルツ(オランダ、SDワークス・プロタイム) | +0:45 |
| 6位 | クリステン・フォークナー(アメリカ、EFエデュケーション・オートリー) | +0:54 |
| 7位 | セドリーヌ・ケルバオル(フランス、EFエデュケーション・オートリー) | |
| 8位 | ロッテ・クラース(ベルギー、フェニックス・プレミアテック) | |
| 9位 | リーアンヌ・マルクス(オランダ、リドル・トレック) | +1:01 |
| 10位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ) | +1:02 |
マイヨジョーヌ(個人総合成績)
| 1位 | マーレン・ロイサー(スイス、モビスター) | 11:47:36 |
| 2位 | デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ) | +0:14 |
| 3位 | セドリーヌ・ケルバオル(フランス、EFエデュケーション・オートリー) | +0:54 |
| 4位 | シグリッドイッテリュース・ハウグセット(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | +0:56 |
| 5位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチーム・リマド) | +1:03 |
| 6位 | カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム) | +1:09 |
| 7位 | パウラ・ブラジ(スペイン、UAEチーム・リマド) | +1:12 |
| 8位 | アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、SDワークス・プロタイム) | +1:17 |
| 9位 | アントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) | +1:43 |
| 10位 | フェムケ・デフリース(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | +1:47 |
その他の特別賞
| マイヨヴェール(ポイント賞) | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) |
| マイヨアポワ(山岳賞) | プック・ピーテルセ(オランダ、フェニックス・プレミアテック) |
| マイヨブラン(ヤングライダー賞) | パウラ・ブラジ(スペイン、UAEチーム・リマド) |
| チーム総合成績 | SDワークス・プロタイム |
text:So Isobe
photo:CorVos, A.S.O.
photo:CorVos, A.S.O.
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