各国のナショナル選手権の結果をお届け。オランダではウィルコ・ケルデルマンが男子エリートで初優勝し、フランスではロマン・グレゴワールが初制覇。デンマークでは今季限りでの引退を発表しているマグナス・コルトが初の国内王者に輝いた。



日本の新潟県南魚沼市では、女子エリートで小林あか里が連覇し、男子エリートでは留目夕陽が初優勝した全日本選手権ロードレース。各国でも同じ6月28日に男女エリートのロードレースが行われ、新しいナショナル王者ジャージの持ち主が決まった。

オランダ選手権を制したウィルコ・ケルデルマン(ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos

細かいアップダウンのある周回コースという、例年のスプリンターやクラシックレーサーではなく、パンチャーやクライマー向きのレイアウトで争われたオランダ選手権。男子エリートでは、35歳のベテラン、ウィルコ・ケルデルマン(ヴィスマ・リースアバイク)が27kmを独走。追走するバウケ・モレマ(リドル・トレック)らに1分以上の差をつけ、初優勝を飾った。

同じコースで行われた女子エリートでも、24歳のリーケ・ノーイェン(ヴィスマ・リースアバイク)が初制覇。オランダ籍のヴィスマ・リースアバイクが、母国で男女ともにナショナル王者に輝いた。

お隣の国ベルギーでは、平坦路が舞台となったコースでルネ・ヘレホーツ(UAEチームエミレーツXRG)が三つ巴スプリントを制し、男子エリートの優勝者に。女子は集団スプリントの結果、シャリ・ボシュイト(AGインシュランス・スーダル)がロッテ・コペッキー(SDワークス・プロタイム)らを抑え、初優勝した。

スペイン男子エリートはルネ・ヘレホーツ(UAEチームエミレーツXRG)が初制覇 photo:CorVos

スペインの男子エリートでは、マルセル・カンプルビ(ピナレロQ36.5プロサイクリング)が24歳にして若きナショナル王者に。フランス選手権男子エリートでは、過酷かつサバイバルな周回コースでロマン・グレゴワール(グルパマFDJユナイテッド)が3km独走を決め、来るツール・ド・フランスへの弾みをつけた。イギリスでは男子エリートでフレッド・ライト(ピナレロQ36.5プロサイクリング)が2度目の優勝を飾り、女子ではゾーイ・バックステッド(キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)が14km独走で初優勝。3日前のタイムトライアルとの2冠を達成した。

もはや新たな自転車大国といえるデンマークでは、今年限りでの引退を発表しているマグナス・コルト(ウノエックス・モビリティ)が初制覇。出場を予定しているツール、そしてブエルタ・ア・エスパーニャでデンマーク王者ジャージを披露する。

現役ラストイヤーに国内王者に輝いたマグナス・コルト(ウノエックス・モビリティ) photo:Uno-X Mobility

そしてイタリア選手権は、終盤が平坦路のため前日の男子エリートが集団スプリントで決着。しかし女子エリートはディフェンディング王者のエリーザ・ロンゴボルギーニ(UAEチームADQ)が独走し、4連覇で7度目の優勝を決めた。
各国ロードナショナル選手権2026優勝者
オランダ男子エリート ウィルコ・ケルデルマン(ヴィスマ・リースアバイク)
オランダ女子エリート リーケ・ノーイェン(ヴィスマ・リースアバイク)
ベルギー男子エリート ルネ・ヘレホーツ(UAEチームエミレーツXRG)
ベルギー女子エリート ロッテ・コペッキー(SDワークス・プロタイム)
スペイン男子エリート マルセル・カンプルビ(ピナレロQ36.5プロサイクリング)
フランス男子エリート ロマン・グレゴワール(グルパマFDJユナイテッド)
イギリス男子エリート フレッド・ライト(ピナレロQ36.5プロサイクリング)が
イギリス女子エリート ゾーイ・バックステッド(キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)
デンマーク男子エリート マグナス・コルト(ウノエックス・モビリティ)
イタリア女子エリート エリーザ・ロンゴボルギーニ(UAEチームADQ)
text:Sotaro.Arakawa
photo:Uno-X Mobility