フランス南西部のピレネー地方を巡る3日間のCICツール・フェミナン・デ・ピレネーが閉幕。超級トゥールマレーを登る2日目をパウラ・ブラジ(スペイン、UAEチームADQ)が制し、総合優勝に輝いた。

フランス南西部のピレネー地方で行われたCICツール・フェミナン・デ・ピレネー photo:CorVos
ジロ・デ・イタリア・ウィメンが閉幕し、次なるステージレースであるツール・ド・スイス・ウィメンに向かうUCIワールドツアー。その間である6月12日から14日までの3日間、フランス南西部のピレネー地方を舞台に「CICツール・フェミナン・デ・ピレネー(UCI2.Pro)」が開催された。
ピレネーをうたいながらも山頂フィニッシュはなく、初日と3日目は丘陵ステージ。しかし2日目は超級トゥールマレーを登る険しいレイアウトとなっており、フィニッシュ地点はそこから下った先に設定された。
大会初日は序盤と終盤に3級山岳が設定されたステージで、4名が逃げを打った。しかし最後の3級山岳で差が縮まり、残り10km地点でメイン集団が逃げを吸収。持ち込まれた集団スプリントはUAEチームADQやFDJユナイテッド・スエズが主導権を握ったものの、先着したのはマルティナ・アルジーニ(イタリア、コフィディス・ウィメン)。180cmの大柄スプリンターが29歳にしてプロ3勝目を手に入れた。

初日の集団スプリントを制したマルティナ・アルジーニ(イタリア、コフィディス・ウィメン) photo:CorVos

超級トゥールマレーで飛び出し、独走勝利を決めたパウラ・ブラジ(スペイン、UAEチームADQ) photo:CorVos
2日目のレースが動いたのは、やはり超級山岳トゥールマレー(距離18.9km/平均7.4%)だった。人数の絞り込まれた集団からパウラ・ブラジ(スペイン、UAEチームADQ)がアタックし、単独先頭でトゥールマレー頂上を通過。6名の追走に約2分差をつけたブラジが圧巻の独走勝利を飾った。また2位を争うスプリントもドミニカ・ヴウォダルチク(ポーランド、UAEチームADQ)が制したため、UAEチームADQが大会のクイーンステージでワンツーフィニッシュを決めた。
最終日は8つの3級山岳を越える丘陵ステージで争われた。レース中盤に10名による逃げ集団が形成され、その中からレア・キュリニエ(フランス、FDJユナイテッド・スエズ)がアタック。それにエリーネ・ヤンセン(オランダ、フォルカーヴェッセルズ)が唯一反応し、勝負は2名による一騎打ちに持ち込まれた。最終ストレートにキュリニエを先頭に入り、先に腰を上げたのはヤンセンだった。

大会最終日に逃げ切りを決めたエリーネ・ヤンセン(オランダ、フォルカーヴェッセルズ) photo:CorVos

総合優勝したパウラ・ブラジ(スペイン、UAEチームADQ) photo:CorVos
トップスピードの差は歴然で、ヤンセンが余裕をもってガッツポーズとともにフィニッシュ。総合首位のブラジは1分遅れの区間14位でフィニッシュし、総合優勝を手に入れた。
5月のブエルタ・エスパーニャ・フェメニーナで総合優勝し、エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)とともにチームの総合エースを担うブラジ。「昨年のツール・デ・ピレネーが、総合エースとして本格的に臨んだ初めてのレースだった。結果は厳しいものになったが、今日は勝者としてここにいる。1年前と同じ人間だが、経験値が大きく増えた。この結果がとても嬉しい」と喜びを語った。
ブラジはこの後、ツール・ド・スイスではなく、6月19日に母国スペインで開幕するボルタ・ア・カタルーニャ・フェメニーナに出場予定だ。

ジロ・デ・イタリア・ウィメンが閉幕し、次なるステージレースであるツール・ド・スイス・ウィメンに向かうUCIワールドツアー。その間である6月12日から14日までの3日間、フランス南西部のピレネー地方を舞台に「CICツール・フェミナン・デ・ピレネー(UCI2.Pro)」が開催された。
ピレネーをうたいながらも山頂フィニッシュはなく、初日と3日目は丘陵ステージ。しかし2日目は超級トゥールマレーを登る険しいレイアウトとなっており、フィニッシュ地点はそこから下った先に設定された。
大会初日は序盤と終盤に3級山岳が設定されたステージで、4名が逃げを打った。しかし最後の3級山岳で差が縮まり、残り10km地点でメイン集団が逃げを吸収。持ち込まれた集団スプリントはUAEチームADQやFDJユナイテッド・スエズが主導権を握ったものの、先着したのはマルティナ・アルジーニ(イタリア、コフィディス・ウィメン)。180cmの大柄スプリンターが29歳にしてプロ3勝目を手に入れた。


2日目のレースが動いたのは、やはり超級山岳トゥールマレー(距離18.9km/平均7.4%)だった。人数の絞り込まれた集団からパウラ・ブラジ(スペイン、UAEチームADQ)がアタックし、単独先頭でトゥールマレー頂上を通過。6名の追走に約2分差をつけたブラジが圧巻の独走勝利を飾った。また2位を争うスプリントもドミニカ・ヴウォダルチク(ポーランド、UAEチームADQ)が制したため、UAEチームADQが大会のクイーンステージでワンツーフィニッシュを決めた。
最終日は8つの3級山岳を越える丘陵ステージで争われた。レース中盤に10名による逃げ集団が形成され、その中からレア・キュリニエ(フランス、FDJユナイテッド・スエズ)がアタック。それにエリーネ・ヤンセン(オランダ、フォルカーヴェッセルズ)が唯一反応し、勝負は2名による一騎打ちに持ち込まれた。最終ストレートにキュリニエを先頭に入り、先に腰を上げたのはヤンセンだった。


トップスピードの差は歴然で、ヤンセンが余裕をもってガッツポーズとともにフィニッシュ。総合首位のブラジは1分遅れの区間14位でフィニッシュし、総合優勝を手に入れた。
5月のブエルタ・エスパーニャ・フェメニーナで総合優勝し、エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)とともにチームの総合エースを担うブラジ。「昨年のツール・デ・ピレネーが、総合エースとして本格的に臨んだ初めてのレースだった。結果は厳しいものになったが、今日は勝者としてここにいる。1年前と同じ人間だが、経験値が大きく増えた。この結果がとても嬉しい」と喜びを語った。
ブラジはこの後、ツール・ド・スイスではなく、6月19日に母国スペインで開幕するボルタ・ア・カタルーニャ・フェメニーナに出場予定だ。
CICツール・フェミナン・デ・ピレネー2026第1ステージ結果
| 1位 | マルティナ・アルジーニ(イタリア、コフィディス・ウィメン) | 3:09:01 |
| 2位 | フェデリカ・ヴェントゥレッリ(イタリア、UAEチームADQ) | |
| 3位 | マリー・ルネット(フランス、FDJユナイテッド・スエズ) |
第2ステージ結果
| 1位 | パウラ・ブラジ(スペイン、UAEチームADQ) | 2:42:15 |
| 2位 | ドミニカ・ヴウォダルチク(ポーランド、UAEチームADQ) | +1:59 |
| 3位 | エミリー・ディクソン(オーストラリア、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) |
第3ステージ結果
| 1位 | エリーネ・ヤンセン(オランダ、フォルカーヴェッセルズ) | 3:10:05 |
| 2位 | レア・キュリニエ(フランス、FDJユナイテッド・スエズ) | +0:03 |
| 3位 | ナディア・クアリオット(イタリア、コフィディス・ウィメン) | +0:12 |
個人総合成績
| 1位 | パウラ・ブラジ(スペイン、UAEチームADQ) | 9:02:21 |
| 2位 | ドミニカ・ヴウォダルチク(ポーランド、UAEチームADQ) | +1:57 |
| 3位 | ジュリエット・ベルテ(フランス、FDJユナイテッド・スエズ) |
その他の特別賞
| ポイント賞 | フェデリカ・ヴェントゥレッリ(イタリア、UAEチームADQ) |
| 山岳賞 | パウラ・ブラジ(スペイン、UAEチームADQ) |
| ヤングライダー賞 | エマ・コント(フランス、コフィディス・ウィメン) |
| チーム総合成績 | UAEチームADQ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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