ベルギーのワンデーレース、シルキュイ・フランコ・ベルジュでコービン・ストロング(ニュージーランド、NSNサイクリングチーム)が登りスプリントで勝利。未勝利に終わったジロ・デ・イタリア完走直後の26歳が、嬉しい今季初勝利を挙げた。



ポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) photo:CorVos

開催中のツール・オーヴェルニュ・ローヌ・アルプでポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM)がフランス中の注目を集めるなか、同じフランスの若手スプリンター、ポール・マニエ(スーダル・クイックステップ)は大成功のジロ・デ・イタリアから早くも次戦を迎えた。それがベルギーのワロン地域エノー州を舞台にしたワンデーレース、シルキュイ・フランコ・ベルジュ(UCI1.Pro)だ。

コースは平坦路ではなく、短くも急勾配の3つの丘を含む195.6km。後半は同じ周回を5周するレイアウトとなり、9名の逃げグループは早々とメイン集団に吸収された。その後はウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)ら2名がアタックし、単独先頭となったケルデルマンが粘る。しかし残り16km地点で引き戻されると、勝負は集団スプリントに持ち込まれた。

終盤はスーダル・クイックステップが主導権を握り、オーヴェルニュでは区間2勝と好調のEFエデュケーション・イージーポストも集団先頭に人数を集める。そして登り基調の最終ストレートに、早めのスプリントを選択したイェノ・ベルクムース(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)が先頭で入る。残り200m地点ではベルクムースをコービン・ストロング(ニュージーランド、NSNサイクリングチーム)がかわし、先頭に躍り出た。

登りスプリントを制したコービン・ストロング(ニュージーランド、NSNサイクリングチーム) photo:Circuit Franco-Belge

今季初勝利を飾ったコービン・ストロング(ニュージーランド、NSNサイクリングチーム) photo:Circuit Franco-Belge

背後からはマニエやアナス・フォレーヤ(デンマーク、ジェイコ・アルウラー)が迫ったものの、爆発的な加速で十分なリードを得たストロングが先着。何度もガッツポーズを繰り返し、今年初勝利を喜んだ。

完走したばかりのジロ・デ・イタリアでは最高5位に入り、勝利を逃していたストロング。「大きな安堵感がある。シーズン序盤は決して簡単ではなかったので、ここで勝利を挙げられたことは、僕にとってもチームにとっても大きな意味がある。最後は脚に疲労があるなかで、他の速い選手たちに対抗できる自信があった。スプリントでは自分を信じていた。勝ち切ることができて本当に嬉しい」と喜びを語った。

ストロングはこの後、6月17日から始まるツール・ド・スイスに出場予定。一方のマニエは4日後に行われる別のベルギーのワンデーレースに出場する。
シルキュイ・フランコ・ベルジュ2026結果
1位 コービン・ストロング(ニュージーランド、NSNサイクリングチーム) 3:34:08
2位 アナス・フォレーヤ(デンマーク、ジェイコ・アルウラー)
3位 ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)
4位 リック・プルイマース(オランダ、チューダープロサイクリング)
5位 イェノ・ベルクムース(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)
6位 フランシスコ・ぺニュエラ(ベネズエラ、カハルラル・セグロスRGA)
7位 クレマン・ヴァントゥリーニ(フランス、ユニベット・ローズ・ロケッツ)
8位 マライン・ファンデンベルフ(オランダ、EFエデュケーション・イージーポスト)
9位 エデュアルド・プラデス(スペイン、カハルラル・セグロスRGA)
10位 アレクサンドル・ドゥレトル(フランス、トタルエネルジー) +0:04
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos