マックオフが4年の歳月をかけて開発した最新チェーン潤滑剤「DARK ENERGY BICYCLE CHAIN WAX」。編集部員の高木がJプロツアーのロードレースやトレーニングライドで500kmの実走テストでインプレッションしていく。

マックオフ DARK ENERGY BICYCLE CHAIN WAX photo:Michinari TAKAGI
イギリスのケミカルブランドであるマックオフが4年の歳月をかけて開発した最新チェーン潤滑剤「DARK ENERGY BICYCLE CHAIN WAX」をリリースした。
目指した性能は「ドライブトレインを静かで滑らかに保ちながら、部品の摩耗を抑え、長く高い性能を維持すること」。
これを実現するため、数千時間規模の機械試験や数万キロにも及ぶ実走テスト、そしてUCIワールドチームのイネオス・グレナディアーズやEFエデュケーション・イージーポスト、デカトロンCMA CGMといったサポートチームによる実戦での検証とフィードバックを受けて開発された渾身の一作だ。

チェーンのリンクにチェーンワックスを滴下しやすいように細くなっている photo:Michinari TAKAGI
その結果、ペダリングや変速時のノイズを抑え、静かで滑らかな変速を実現。さらに1回の施工で最大約480kmに渡って性能を維持する高い耐久性を備える。メンテナンス負担も抑え、頻繁な再施工を減らしてくれる。
ワックスタイプのケミカルだが、ドライ路面だけでなく、ウェットコンディションでも使用できる仕様になっているのもポイントだ。植物由来で生分解性を持つワックス成分を配合し、PFAS / PTFEフリー、香料・着色料不使用という点も特徴で、環境への配慮も行き届いたケミカルだ。
静粛性、駆動効率、耐久性、摩耗の少なさを高い次元で両立し、ロードだけでなくグラベル、MTBまで幅広く対応するDARK ENERGY BICYCLE CHAIN WAX。50mlと120mlの2つの容量をラインアップしている。価格は50mlが 2,970円(税込)、120mlが4,840円(税込)。
それでは、編集部インプレッションに移っていこう。
―編集部インプレッション

マックオフ DARK ENERGY BICYCLE CHAIN WAXのテストを担当するのはCW編集部員の高木 photo:Naoki Yasuoka
マックオフ DARK ENERGY BICYCLE CHAIN WAXのテストを担当するのは、様々なチェーンオイルやチェーンワックスをテストしてきたCW編集部員の高木。
はじめに、DARK ENERGY BICYCLE CHAIN WAXを施工するにあたって、チェーンとチェーンリング、カセットスプロケットを綺麗に洗浄する。洗浄後には完全に乾燥させることが重要だ。

チェーンとスプロケットを綺麗に洗浄し、完全に乾かしていく photo:Michinari TAKAGI

チェーンワックスを各リンクへ1滴ずつ塗布していく photo:Michinari TAKAGI
チェーンの準備が整えば、早速注油だ。DARK ENERGY BICYCLE CHAIN WAXという名前から、ちょっと禍々しい黒い液体を想像していたが、実際に注油してみると容器同様の真っ白な液体で少し驚かされた(笑)。
クイックリンクを起点に、各リンクへ1滴ずつ塗布し、チェーンを2周させていく。クランクを回し、ゆっくり変速しながら、スプロケットのロー側からトップ側まで全体へなじませていく。フロントがダブルの場合、フロントも変速してなじませていくと尚よい。

チェーンワックス自体は白い液体状態でどこまで塗布したか一目瞭然 photo:Michinari TAKAGI

ゆっくり変速しながら、スプロケットのロー側からトップ側まで全体へなじませていく photo:Michinari TAKAGI
チェーンワックス自体が白く、塗布した部分も白くなるため、どこまで施工したかが一目でわかりやすいのは大きなメリット。想像していたようなダークな色だとわかりづらいし、せっかく綺麗にしたチェーンが汚れているように見えるというデメリットもある。それだけに、このホワイトのルブは好印象だ。
ドライブトレインの全段に行き渡らせたら、チェーンワックスをしっかり乾燥させていく。最低12時間、理想的には24時間乾燥させてから施工完了だ。今回はレース前に施工し、1日かけてしっかりと乾燥させた。

最低12時間、理想的には24時間乾燥させれば施工完了 photo:Michinari TAKAGI
今回はDARK ENERGY BICYCLE CHAIN WAXの製品説明にあるように、1回の施工で最大300マイル、約480kmの持続性能ということで、500kmの実走テストを行っていく。
ペダルを踏み始めると、クッション感も若干感じられるが、ダイレクトな踏み心地。クランクを回した時の回転が軽くなり、ペダリングしやすい。ギアの変速も滑らかで、ロー側からトップ側まで流れるように変速できる。

トルクをかける踏み方でも、チェーンの駆動音が非常に静かである photo:Naoki Yasuoka
チェーンの駆動音が非常に静かであることに驚く。変速したり、トルクをかける踏み方をした時でも、他のチェーンオイルと比較して明らかに静かである。
平日の夜などはインドアトレーニングを日常的に行っているが、スマートトレーナーにセットしてあるバイクに使ってみると非常に静かになった。静かな屋内だからこそ、この静粛性には驚かされた。音を気にする環境でインドアライドをしている方にはぜひ一度使ってみてもらいたい。

チェーンの駆動が軽くレースやトレーニングに適している photo:Naoki Yasuoka

250kmほど走ってきたが、チェーンの汚れは殆どついていない photo:Naoki Yasuoka
さて、肝心の耐久性について。今回はドライコンディションで500km以上を走ったタイミングを境に、チェーンがドライに感じ、駆動が渋くなってきた。公称の480kmという数値は実感とも乖離していないように感じた。
汚れやすさについても、250kmほど走った時点でチェーンに汚れは殆どついておらず、一般的なチェーンオイルなどと比較してもかなり綺麗な状態を保っていた。500kmを越えた時点では少し汚れはじめていたが、500kmの走行後であれば御の字といった印象だ。

あらゆる自転車を楽しむ方におすすめしたいそんなチェーンワックス photo:Naoki Yasuoka
ロードレースだけでなく、グラベルやMTBといったオフロードライドも視野に入れて開発されているとのことで、確かにこの耐久性と防汚性は武器になりそう。個人的にはシクロクロスでも使ってみたい。
ワックスというと手間暇がかかるという印象だが、リキッド式なので機材の準備も少なくて済むのは大きなメリット。メンテナンスサイクルも長く、一つのルブで色んなカテゴリーの自転車を整備したいという方にもおすすめできそうだ。
マックオフ DARK ENERGY BICYCLE CHAIN WAX
内容量:50ml/120ml
税込価格:50ml 2,970円、120ml 4,840円

イギリスのケミカルブランドであるマックオフが4年の歳月をかけて開発した最新チェーン潤滑剤「DARK ENERGY BICYCLE CHAIN WAX」をリリースした。
目指した性能は「ドライブトレインを静かで滑らかに保ちながら、部品の摩耗を抑え、長く高い性能を維持すること」。
これを実現するため、数千時間規模の機械試験や数万キロにも及ぶ実走テスト、そしてUCIワールドチームのイネオス・グレナディアーズやEFエデュケーション・イージーポスト、デカトロンCMA CGMといったサポートチームによる実戦での検証とフィードバックを受けて開発された渾身の一作だ。

その結果、ペダリングや変速時のノイズを抑え、静かで滑らかな変速を実現。さらに1回の施工で最大約480kmに渡って性能を維持する高い耐久性を備える。メンテナンス負担も抑え、頻繁な再施工を減らしてくれる。
ワックスタイプのケミカルだが、ドライ路面だけでなく、ウェットコンディションでも使用できる仕様になっているのもポイントだ。植物由来で生分解性を持つワックス成分を配合し、PFAS / PTFEフリー、香料・着色料不使用という点も特徴で、環境への配慮も行き届いたケミカルだ。
静粛性、駆動効率、耐久性、摩耗の少なさを高い次元で両立し、ロードだけでなくグラベル、MTBまで幅広く対応するDARK ENERGY BICYCLE CHAIN WAX。50mlと120mlの2つの容量をラインアップしている。価格は50mlが 2,970円(税込)、120mlが4,840円(税込)。
それでは、編集部インプレッションに移っていこう。
―編集部インプレッション

マックオフ DARK ENERGY BICYCLE CHAIN WAXのテストを担当するのは、様々なチェーンオイルやチェーンワックスをテストしてきたCW編集部員の高木。
はじめに、DARK ENERGY BICYCLE CHAIN WAXを施工するにあたって、チェーンとチェーンリング、カセットスプロケットを綺麗に洗浄する。洗浄後には完全に乾燥させることが重要だ。


チェーンの準備が整えば、早速注油だ。DARK ENERGY BICYCLE CHAIN WAXという名前から、ちょっと禍々しい黒い液体を想像していたが、実際に注油してみると容器同様の真っ白な液体で少し驚かされた(笑)。
クイックリンクを起点に、各リンクへ1滴ずつ塗布し、チェーンを2周させていく。クランクを回し、ゆっくり変速しながら、スプロケットのロー側からトップ側まで全体へなじませていく。フロントがダブルの場合、フロントも変速してなじませていくと尚よい。


チェーンワックス自体が白く、塗布した部分も白くなるため、どこまで施工したかが一目でわかりやすいのは大きなメリット。想像していたようなダークな色だとわかりづらいし、せっかく綺麗にしたチェーンが汚れているように見えるというデメリットもある。それだけに、このホワイトのルブは好印象だ。
ドライブトレインの全段に行き渡らせたら、チェーンワックスをしっかり乾燥させていく。最低12時間、理想的には24時間乾燥させてから施工完了だ。今回はレース前に施工し、1日かけてしっかりと乾燥させた。

今回はDARK ENERGY BICYCLE CHAIN WAXの製品説明にあるように、1回の施工で最大300マイル、約480kmの持続性能ということで、500kmの実走テストを行っていく。
ペダルを踏み始めると、クッション感も若干感じられるが、ダイレクトな踏み心地。クランクを回した時の回転が軽くなり、ペダリングしやすい。ギアの変速も滑らかで、ロー側からトップ側まで流れるように変速できる。

チェーンの駆動音が非常に静かであることに驚く。変速したり、トルクをかける踏み方をした時でも、他のチェーンオイルと比較して明らかに静かである。
平日の夜などはインドアトレーニングを日常的に行っているが、スマートトレーナーにセットしてあるバイクに使ってみると非常に静かになった。静かな屋内だからこそ、この静粛性には驚かされた。音を気にする環境でインドアライドをしている方にはぜひ一度使ってみてもらいたい。


さて、肝心の耐久性について。今回はドライコンディションで500km以上を走ったタイミングを境に、チェーンがドライに感じ、駆動が渋くなってきた。公称の480kmという数値は実感とも乖離していないように感じた。
汚れやすさについても、250kmほど走った時点でチェーンに汚れは殆どついておらず、一般的なチェーンオイルなどと比較してもかなり綺麗な状態を保っていた。500kmを越えた時点では少し汚れはじめていたが、500kmの走行後であれば御の字といった印象だ。

ロードレースだけでなく、グラベルやMTBといったオフロードライドも視野に入れて開発されているとのことで、確かにこの耐久性と防汚性は武器になりそう。個人的にはシクロクロスでも使ってみたい。
ワックスというと手間暇がかかるという印象だが、リキッド式なので機材の準備も少なくて済むのは大きなメリット。メンテナンスサイクルも長く、一つのルブで色んなカテゴリーの自転車を整備したいという方にもおすすめできそうだ。
マックオフ DARK ENERGY BICYCLE CHAIN WAX
内容量:50ml/120ml
税込価格:50ml 2,970円、120ml 4,840円
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