トライアスロンアクセサリーの造詣が深いプロファイルデザインからエアロバーの間に取り付けるフロントハイドレーションの定番モデルである"FC"シリーズのアップデートが発表された。新たなチルトブラケットを採用し、よりエアロで扱いやすいハイドレーションシステムへと進化を果たした。



プロファイルデザイン FC35 HYDRATION SYSTEM (c)カワシマサイクルサプライ

タイムトライアルやトライアスロンで使用される、エアロバーやボトル、ストレージバッグなどを多くラインアップするプロファイルデザイン。今回紹介するのは、エアロバーの間に取り付けるトライアスロン用フロントハイドレーションの定番モデル"FC"シリーズの最新作だ。

ハイドレーションの基本機能である水分補給に加え、栄養補給のためのストレージや近年では不可欠の装備となったサイクルコンピューターなどの電子デバイスマウントを統合しつつ、空力的アドバンテージをもたらす形状を与えられた新型FCシリーズ。

新たに採用されたBTAチルトブラケット (c)カワシマサイクルサプライ

中でも最も大きなアップデートが新たに開発された"BTAチルトブラケット"の採用だ。角度が固定されていた既存ブラケットに対し、新型ブラケットはチルト機能が実装されたことで近年主流となっている角度をつけたエクステンションのセッティングにおいても地面と水平にボトルを保つことが出来る。チルト角は0°と10°に変更可能となっており、エクステンションバーのセッティングに応じて最適な角度をつけられる。

更に、ボトルの使い勝手も向上しており、ドリンク充填時のはね返りを防止するノンスプラッシュリフィルポートや、飲みやすいBITE VALVE IIを搭載し、ストレスフリーな一品に。ストローの保持位置も前後左右に変更可能で、ライダーの好みやポジションに合わせて調整できる。

プロファイルデザイン FC25 HYDRATION SYSTEM (c)カワシマサイクルサプライ

そんな新型FCシリーズは容量の異なる2モデルが用意される。大容量の1,035mlを誇るFC35は14,700円、739mlのFC25は13,900円(共に税込)となる。またFC25の交換用ボトルキットも用意されており、そちらは8,600円(税込)となる。

プロファイルデザイン HSA Mini BTA Mount (c)カワシマサイクルサプライ

さらに、よりシンプルな水分補給方法を求めるライダーに向けて用意されたのがエアロバー用超軽量ボトルケージマウントのHSA Mini BTA Mountだ。同社のASCエクステンションとの組み合わせを念頭に開発された一品で、ボトルケージ台座をエクステンションバーの間に設置するパーツとなっている。

タイラップで2本のマウントを固定し、そこに好みのボトルケージを取り付けることが出来るようになるアクセサリーで、非常に軽量かつシンプルなソリューションとなっている。ボルト位置がオフセットしているため、マウントを反転させることでボトルケージの位置を調整可能。ASCエクステンションだけでなく、外径22.2mmのエクステンションバーであれば装着できる汎用性の高さも魅力だ。重量はわずか16.5gで、価格は2,700円(税込)。

スマートにボトルをエアロバーの間に装着できる (c)カワシマサイクルサプライ



プロファイルデザイン FC35 HYDRATION SYSTEM
カラー:ブラック、ホワイト
素材:HDPE(BPAフリー、フードセーフ)
容量:1035ml
エクステンション幅要件:65~140mm(C-C)
重量:470g
価格:14,700円(税込)

プロファイルデザイン FC25 HYDRATION SYSTEM
カラー:ブラック、ホワイト
素材:HDPE(BPAフリー、フードセーフ)
容量:739ml
エクステンション幅要件:65~140mm(C-C)
重量:397g
価格:13,900円(税込)

プロファイルデザイン FC25 交換用ボトルキット
カラー:ブラック、ホワイト
キット内容:ボトル、キャップ、ストロー、バイトバルブ
価格:8,600円(税込)

プロファイルデザイン HSA Mini BTA Mount
素材:インジェクションナイロン/グラスファイバー
互換性:全ての外径22.2mmのエクステンション、標準的なボトルケージ
エクステンション幅要件:100mm(C-C)
重量:16.5g
価格:2,700円(税込)