カナダ・ミルトンで開催中のUCIトラックネイションズカップ第3戦。その2日目は男子オムニアムが行われ、窪木一茂が銀メダルを獲得。「悔しいですが、明日のマディソンで爆発させます」と意気込みを語った。



男子オムニアムに出場した窪木一茂 photo:JCF

今年7月に開幕するパリ五輪に向け、最後のポイント獲得の場となったUCIトラックネイションズカップ第3戦。カナダのミルトンを舞台にした戦いは2日目を迎え、中距離選手のみの男女8名で臨んだ日本勢はこの日、男子オムニアムと女子マディソンに出場した。

オリンピック種目である男子オムニアムに出場したのは、共にチームブリヂストンサイクリング所属の窪木一茂と橋本英也。共に予選を通過し、臨んだ第1種目のスクラッチで窪木は2位、橋本は11位でフィニッシュする。

そのまま2位で最終種目であるポイントレースを迎えた窪木は、途中1位に経つシーンもあったものの、土壇場でイーサン・ヘイター(イギリス)にラップを許して2位。優勝を逃しながらも銀メダルを獲得。また橋本は13位だった。

イーサン・ヘイター(イギリス)に敗れたものの、銀メダルを獲得した窪木一茂 photo:JCF

レース後、窪木は「1位のヘイター選手は去年カナダの同じレースで悔しい思いをした相手です。1年間ずっと目標にしていた選手でチャンスもあったのですが、勝てなくて悔しいです。(最終種目の終盤)3位のベンジャミン・トーマスに(ヘイターの追走を)任せてしまい、もう一発(アタックする)脚は隠してありました。しかし前に前にと(攻める)ヘイター選手は強く”行かれちゃった”と思い、2位に甘んじてしまいました」とコメント。

また「明日のマディソンでこの悔しさを爆発させます」と、最終日である3日目に向けて意気込みを語った。

銀メダルを手に、笑顔を見せる窪木一茂 photo:JCF

女子マディソンには第2戦で金メダルを獲得した垣田真穂・内野艶和のペアと、池田瑞紀・水谷彩奈のペアが出場。池田・水谷ペアが12位でレースを終えるなか、垣田・内野ペアは上位集団で粘ったものの、ポイントを加算できず5位だった。
UCIトラックネイションズカップ2024第3戦2日目結果
男子オムニアム 2位 窪木一茂
13位 橋本英也
女子マディソン 5位 垣田真穂・内野艶和
12位 池田瑞紀・水谷彩奈