フォレリングが独走で初のオランダ選手権制覇　五輪金キーセンホーファーはオーストリアTT王者を奪還

6月24日（土）、エリート女子ロードレースを中心に各国でナショナル選手権が開催された。オランダではデミ・フォレリング（SDワークス）が初戴冠。イタリア男子ではアスタナのヴェラスコが小集団スプリントを制し、初のチャンピオンジャージに袖を通している。

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與那嶺恵理（ヒューマンパワードヘルス）が全日本選手権ロードレースで独走勝利を飾った6月24日（土）、各国でも女子エリートロードレースを中心にナショナル選手権が行われた。

世界王者であるアネミエク・ファンフルーテン（モビスター）やマリアンヌ・フォス（ユンボ・ヴィスマ）、デミ・フォレリング（SDワークス）など世界選手権かと見紛う豪華メンバーが集ったオランダ選手権女子エリート。終盤にフォレリングが2度に渡ってアタックを仕掛け、それには追走集団から飛び出したファンフルーテンも追いつかない。最終的に後続に1分差をつけたフォレリングが、自身初となるナショナル王者に輝いた。

2位を争うスプリントではロレーナ・ウィーベスがフォスを退けたため、SDワークスはワンツーフィニッシュを達成。今季狙ったレースのほとんどが負けなしのSDワークスが、ナショナル選手権でもその強さを見せつけた。

その多くが最終日（25日）に行われる男子エリートロードレースだが、イタリアは土曜に開催された。先鋭集団によるスプリントをシモーネ・ヴェラスコ（アスタナ・カザフスタン）が制し、キャリアハイとなる勝利を飾った。

スペインの女子エリートでは39歳のマビ・ガルシア（リブレーシング・テックファインド）が4連覇を決め、フランスでは22歳のヴィクトワール・ベルトー（コフィディス）が若き新王者に輝く。ドイツでは今季好調のリアヌ・リッパート（モビスター）が2年連続の優勝で、チャンピオンジャージの継続着用を決めている。

オーストリアでは男女エリートの個人タイムトライアルが争われ、直近のツール・ド・スイス・ウィメンを途中棄権して準備を整えたアンナ・キーセンホーファー（イスラエル・プレミアテック・ローランド）が王座奪還に成功。また男子はパトリック・ガンパー（ボーラ・ハンスグローエ）が僅差の勝負を制し、初のナショナル王者ジャージを手に入れた。