ジャパンカップでニールソン・ポーレス(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト)の独走が決まる。ラスト2周回の後半区間で抜け出し、そのまま残り1周強を逃げ切って第29回王者に輝いた。



ジャパンカップを独走で制したニールソン・ポーレス(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト)ジャパンカップを独走で制したニールソン・ポーレス(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト) photo:Makoto AYANO
レース序盤から強豪勢がアタックを仕掛け、例年にないハイスピード進行で幕開けた第29回ジャパンカップ。一旦落ち着いたレース中盤からアタック連発の後半戦に移り、終盤に3人を残したEFエデュケーション・イージーポストがトレック・セガフレードのコントロールを打ち破った。

新城幸也(日本、バーレーン・ヴィクトリアス)を含め、強者だけが生き残ったラスト2周回後半戦の平坦区間で抜け出したのはニールソン・ポーレス(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト)だった。

一気に15秒リードを稼いだポーレスは、ベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、チーム右京)やハーマン・ペーンシュタイナー(オーストリア、バーレーン・ヴィクトリアス)らの追走グループを置き去りにしてラスト周回を独走。そのままフィニッシュラインに飛び込み第29回ジャパンカップ王者に輝いた。

力強いペダリングで最終周回へ入るニールソン・ポーレス(EFエデュケーション・イージーポスト)力強いペダリングで最終周回へ入るニールソン・ポーレス(EFエデュケーション・イージーポスト) photo: Yuichiro Hosoda逃げるポーレスを追う集団逃げるポーレスを追う集団 photo: Yuichiro Hosoda

追走集団から最終周回終盤にアタックし2位。ポーレスとのEFワンツーを決めたアンドレア・ピッコロ(EFエデュケーション・イージーポスト)追走集団から最終周回終盤にアタックし2位。ポーレスとのEFワンツーを決めたアンドレア・ピッコロ(EFエデュケーション・イージーポスト) photo: Yuichiro Hosoda
ジャパンカップをワンツーで制したニールソン・ポーレスとアンドレア・ピッコロ(EFエデュケーション・イージーポスト)ジャパンカップをワンツーで制したニールソン・ポーレスとアンドレア・ピッコロ(EFエデュケーション・イージーポスト) photo:Makoto AYANO
2番手に入ったのは、ポーレスの独走で脚を貯め、最終区間でライバル勢を振り払ったアンドレア・ピッコロ(イタリア、EFエデュケーション・イージーポスト)。EFエデュケーション・イージーポストが見事なチームプレーでワンツー勝利を達成した。

レース詳細は追ってレポートします。
ジャパンカップ2022暫定結果
1位 ニールソン・ポーレス(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト) 3:37:49
2位 アンドレア・ピッコロ(イタリア、EFエデュケーション・イージーポスト) +0:12
3位 ベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、チーム右京) +0:13
4位 ハーマン・ペーンシュタイナー(オーストリア、バーレーン・ヴィクトリアス) +0:14
5位 マキシム・ファンヒルス(ベルギー、ロット・スーダル) +0:17
6位 ギヨーム・マルタン(フランス、コフィディス) +0:18
7位 ジュリオ・チッコーネ(イタリア、トレック・セガフレード) +0:32
8位 トマ・ルバ(フランス、キナンレーシングチーム) +0:34
9位 ティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・スーダル) +1:32
10位 ゴツォン・マルティン(スペイン、エウスカルテル・エルスカディ)
text:So Isobe