2022/10/21(金) - 14:07
110年以上の歴史を持つ老舗代理店のフカヤが、プロショップ向けの展示会を開催。ギザロの新型エンデュランスロード"GE-110"や、セッレイタリアの3Dプリントパッドサドルなど、会場には注目の製品が集まった。
プロトタイプを日本最大の展示ショー"サイクルモード"で披露してから半年、アンバサダーの三船雅彦さんによるテストを経て、ついに今回のショップ向けの展示会にてギザロの新型エンデュランスロード"GE-110"の(ほぼ)完成版が明らかになった。
サイクルモードで展示されたプロトタイプのキーワードは軽量性。ロードバイクとしての軽快な走行性能を実現するために、可能な限りのダイエットを行ったという自転車が春先のプロトタイプだった。しかし、今回の展示会で披露されたのは、エアロフォルムを纏った姿。GE-110はこの半年で大きな方針転換が行われたという。
開発に携わったフカヤのスタッフによると、軽さを追求すると剛性が不足し、荷物を積載した時に走行性能の低下を招くため、超長距離ファストライドには適していなかったという。
「最初のプロトタイプをテストしたところ、重量の軽さの割に走りの軽さが少なかった。このバイクは重量こそ最初のプロトほど軽くはありませんが、走りの軽さは前回を上回ります」とテストを担った三船さんは言う。実際に三船さんはロンドン〜エディンバラ〜ロンドンをこのバイクで走り、好タイムで完走を果たしている。さらにイベント翌日は荷物を外して80kmのサイクリングに出かけるなど、超長距離ライドでも体力を残しながら走れるバイクに仕上がっているのだそう。
フレームはカムテールデザインのチューブシェイプと、ケーブル類完全内装のコックピットを併せ持つ。D-309と同じカーボンステムとオリジナルのカーボンハンドルが付属し、ケーブルのフル内装が可能だ。カーボンシートピラーも付属しつつ、フレーム価格が約25万円に抑えられているのも嬉しいポイントだ。
また、超長距離エンデュランスロードということもあり、ストレージ設計には特にこだわったという。ダウンチューブのボトルケージ台座(裏表どちらも)は3つボルト仕様でフレームバッグとボトル位置の自由度を高めている。
タイヤクリアランスは最大32Cで、最適幅は28C〜30C。フカヤとしてはオンロード&グラベルユースをダボスのD-309で、そしてロードユースをこのギザロGE-110でカバーすることになる。
ダボスではハンドルバーバッグなどの新カラーをリリース。カーキ色のバッグ類や、MKSとコラボしたビンディングペダルは先日発表されたバイクとの相性が良さそうだ。その他にもパールイズミとのコラボで、ダボスの等高線グラフィックをあしらったキャップも登場予定。
フカヤとコラボして数々の名品を生み出すミノウラも、3本ローラーのドラム径をあえて小さくし、適度な抵抗感を生み出したLive Roller R730や、限定カラーが登場したDS-2200を展示した。
海外ブランドの注目製品は、セッレイタリアの3Dプリントパッドを搭載したSLR BOOSTだ。近年3Dプリント採用サドルに参入するブランドが増えているが、老舗セッレイタリアもそのトレンドに追従。国内への入荷は12月ごろとのことなので、製品の詳細は情報が出揃ったタイミングでお伝えしたい。
この展示会で初披露されたウルフトゥースのドロッパーシートポスト"RESOLVE"も気になる存在。特許取得済みの自動ブリーディング機能を備えた油圧カートリッジが搭載され、不具合が発生しにくくなっている。フレームデザインに左右されにくいポスト長に設計されている点も魅力の一つだ。
インターカムヘッドセットブランドのSENAも出展し、自転車用ヘルメットに内蔵されたインカムをアピール。シェル内部にマイクとスピーカーを搭載し、ハンズフリーかつ耳を塞がない形で仲間と通話することが可能だという。また、スマホを介さずともヘルメット同士で接続を行うメッシュ通信が採用されており、設定が非常に容易なことが特徴だ。ヘルメットに後付けするレシーバーなども用意されており、グループライドに便利な存在になるかもしれない。
フカヤはキャットアイやIRC、パナレーサー、カブト、RxLソックス、オーストリッチなど魅力的な国内ブランドも多数取り扱っている。各ブランドの気になるアイテムは以下にピックアップしてレポートを締めくくりたい。
プロトタイプを日本最大の展示ショー"サイクルモード"で披露してから半年、アンバサダーの三船雅彦さんによるテストを経て、ついに今回のショップ向けの展示会にてギザロの新型エンデュランスロード"GE-110"の(ほぼ)完成版が明らかになった。
サイクルモードで展示されたプロトタイプのキーワードは軽量性。ロードバイクとしての軽快な走行性能を実現するために、可能な限りのダイエットを行ったという自転車が春先のプロトタイプだった。しかし、今回の展示会で披露されたのは、エアロフォルムを纏った姿。GE-110はこの半年で大きな方針転換が行われたという。
開発に携わったフカヤのスタッフによると、軽さを追求すると剛性が不足し、荷物を積載した時に走行性能の低下を招くため、超長距離ファストライドには適していなかったという。
「最初のプロトタイプをテストしたところ、重量の軽さの割に走りの軽さが少なかった。このバイクは重量こそ最初のプロトほど軽くはありませんが、走りの軽さは前回を上回ります」とテストを担った三船さんは言う。実際に三船さんはロンドン〜エディンバラ〜ロンドンをこのバイクで走り、好タイムで完走を果たしている。さらにイベント翌日は荷物を外して80kmのサイクリングに出かけるなど、超長距離ライドでも体力を残しながら走れるバイクに仕上がっているのだそう。
フレームはカムテールデザインのチューブシェイプと、ケーブル類完全内装のコックピットを併せ持つ。D-309と同じカーボンステムとオリジナルのカーボンハンドルが付属し、ケーブルのフル内装が可能だ。カーボンシートピラーも付属しつつ、フレーム価格が約25万円に抑えられているのも嬉しいポイントだ。
また、超長距離エンデュランスロードということもあり、ストレージ設計には特にこだわったという。ダウンチューブのボトルケージ台座(裏表どちらも)は3つボルト仕様でフレームバッグとボトル位置の自由度を高めている。
タイヤクリアランスは最大32Cで、最適幅は28C〜30C。フカヤとしてはオンロード&グラベルユースをダボスのD-309で、そしてロードユースをこのギザロGE-110でカバーすることになる。
ダボスではハンドルバーバッグなどの新カラーをリリース。カーキ色のバッグ類や、MKSとコラボしたビンディングペダルは先日発表されたバイクとの相性が良さそうだ。その他にもパールイズミとのコラボで、ダボスの等高線グラフィックをあしらったキャップも登場予定。
フカヤとコラボして数々の名品を生み出すミノウラも、3本ローラーのドラム径をあえて小さくし、適度な抵抗感を生み出したLive Roller R730や、限定カラーが登場したDS-2200を展示した。
海外ブランドの注目製品は、セッレイタリアの3Dプリントパッドを搭載したSLR BOOSTだ。近年3Dプリント採用サドルに参入するブランドが増えているが、老舗セッレイタリアもそのトレンドに追従。国内への入荷は12月ごろとのことなので、製品の詳細は情報が出揃ったタイミングでお伝えしたい。
この展示会で初披露されたウルフトゥースのドロッパーシートポスト"RESOLVE"も気になる存在。特許取得済みの自動ブリーディング機能を備えた油圧カートリッジが搭載され、不具合が発生しにくくなっている。フレームデザインに左右されにくいポスト長に設計されている点も魅力の一つだ。
インターカムヘッドセットブランドのSENAも出展し、自転車用ヘルメットに内蔵されたインカムをアピール。シェル内部にマイクとスピーカーを搭載し、ハンズフリーかつ耳を塞がない形で仲間と通話することが可能だという。また、スマホを介さずともヘルメット同士で接続を行うメッシュ通信が採用されており、設定が非常に容易なことが特徴だ。ヘルメットに後付けするレシーバーなども用意されており、グループライドに便利な存在になるかもしれない。
フカヤはキャットアイやIRC、パナレーサー、カブト、RxLソックス、オーストリッチなど魅力的な国内ブランドも多数取り扱っている。各ブランドの気になるアイテムは以下にピックアップしてレポートを締めくくりたい。
リンク
Amazon.co.jp