復活開催されるジャパンカップの海外参戦チームが発表された。トレックやEFなどお馴染みのチームをはじめ、ロットやイスラエル、エウスカルテルなど初参戦組も多数来日。例年以上に賑やかな戦いとなりそうだ。



3年ぶり開催となるジャパンカップ。古賀志林道に熱狂が帰ってくる3年ぶり開催となるジャパンカップ。古賀志林道に熱狂が帰ってくる photo:Kei Tsuji
コロナ禍の中止を挟み、3年ぶりに10月14日(金)から16日(日)までの3日間日程で復活開催されるジャパンカップ。8月29日(月)の12時に、主催者はアジア最高レベルのワンデーレースに参戦する海外チームの発表を行った。

参戦が決まったのはトレック・セガフレードとバーレーン・ヴィクトリアス、コフィディス、EFエデュケーション・イージーポスト、イスラエル・プレミアテック、ロット・スーダル(以上UCIワールドチーム)、エウスカルテル・エウスカディとチーム ノボ ノルディスク(以上UCIプロチーム)、リュブリャナ・グスト・サンティック、そしてトレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム(以上UCIコンチネンタルチーム)という合計10チームだ。

過去2度ジャパンカップを制しているバウケ・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード)の再来日なるか?過去2度ジャパンカップを制しているバウケ・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード)の再来日なるか? photo:Kei Tsuji
2019年大会で2位に入っているマイケル・ウッズ(カナダ、イスラエル・プレミアテック)2019年大会で2位に入っているマイケル・ウッズ(カナダ、イスラエル・プレミアテック) イスラエルとWT残留争いを繰り広げるロット・スーダル。フィリップ・ジルベールやティム・ウェレンス(ベルギー)らの来日に期待イスラエルとWT残留争いを繰り広げるロット・スーダル。フィリップ・ジルベールやティム・ウェレンス(ベルギー)らの来日に期待 photo:CorVos

ツールで活躍したマグナス・コルト(デンマーク)擁するEFエデュケーション・イージーポストとコフィディスも参戦決定ツールで活躍したマグナス・コルト(デンマーク)擁するEFエデュケーション・イージーポストとコフィディスも参戦決定 photo:Kei Tsuji
バウケ・モレマ(オランダ)が2015年と2019年に勝利しているトレック・セガフレードや、新城幸也を擁するバーレーン・ヴィクトリアス、EFエデュケーション・イージーポスト、そしてノボ ノルディスクといったお馴染みのチームに加え、今年は初来日組が多く参戦することが目新しい。特にイスラエル・プレミアテックとロット・スーダルは現在ワールドツアーの残留争いを繰り広げている真っ最中であり、ポイント確保を目指して一軍メンバーを送り込んでくることも十分考えられる。例年以上に激しい戦いになるはずだ。

例年ビッグタレントを揃えて臨むトレック・セガフレードは、他のどのチームよりもジャパンカップの勝ち方を知るチーム。モレマやブエルタ出場中の元世界王者マッズ・ピーダスン(デンマーク)の参戦にも期待したい。

新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)の日本ナショナルチャンピオンジャージ披露に期待新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)の日本ナショナルチャンピオンジャージ披露に期待 Photo:Miwa IIJIMA
2019年に6位に入っている中根英登(EFエデュケーション・イージーポスト)2019年に6位に入っている中根英登(EFエデュケーション・イージーポスト) photo:Hideto Nakaneジャパンカップ初出場のエウスカルテル・エウスカディジャパンカップ初出場のエウスカルテル・エウスカディ (c)FundaCiclistaEuskadi


日本勢としては、もちろん全日本王者である新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)と中根英登(EFエデュケーション・イージーポスト)の凱旋参加にも期待が膨らむばかり。2019年大会2位のマイケル・ウッズ(カナダ)はブエルタ3日目に落車リタイアしており、その悔しさを秋のクラシックシーズンにぶつけることが考えられる。もし参戦が決まれば優勝候補筆頭となるだろう。
UCIワールドチーム(6チーム)
トレック・セガフレード
バーレーン・ヴィクトリアス
コフィディス
EFエデュケーション・イージーポスト
イスラエル・プレミアテック
ロット・スーダル
UCIプロチーム(2チーム)
エウスカルテル・エウスカディ
チーム ノボ ノルディスク
UCIコンチネンタルチーム(2チーム)
リュブリャナ・グスト・サンティック
トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム

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