2022/09/06(火) - 22:37
第77回ブエルタ・ア・エスパーニャは最後の休息日を挟んで、北大西洋に面するアンダルシアで再開。ここから終着地点であるマドリードを目指して北上していく。グアダラマ山脈での最終山岳決戦を含む第16〜21ステージのコースを紹介します。
9月6日(火)第16ステージ → コースマップ
サンルカル・デ・バラメダ〜トマレス 189.4km(平坦)
ブエルタ最後の休息日を終え、第3週目はシェリー(酒)の産地して知られるサンルカル・デ・バラメダからスタートする。丘一つない平坦路を進み弧を描くように大都市セビーリャの隣にある小さな街トマレスにフィニッシュする。
ピュアスプリンターのチャンスはマドリードでの最終日を除けばここが最後。残り3kmから緩斜面が始まるレイアウトのため、第13ステージで勝利を収めたマッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)やダニー・ファンポッペル(オランダ、ボーラ・ハンスグローエ)が有利だろう。ブエルタが前回トマレスでフィニッシュしたのは2017年。その時はジュリアン・アラフィリップ(フランス)のリードアウトからマッテオ・トレンティン(イタリア)が勝利を収めている。
フィニッシュ予定時刻:午前0時30分頃(日本時間)
9月7日(水)第17ステージ → コースマップ
アラセナ〜モナステリオ・デ・テントゥディア 162.3km(平坦/頂上フィニッシュ)
逃げ切りが極めて濃厚なブエルタ17日目は、ポルトガルと国境を接するエストレマドゥーラ州のアラセナからモナステリオ・デ・テントゥディアに向かう162.3km。コースの途中にカテゴリー山岳は登場しないものの、常にアップダウンを繰り返すためその獲得標高差は2,700mを超える。
最後は2級山岳モナステリオ・デ・テントゥディア(距離10.3km/平均5%)を駆け上がるレイアウト。最大勾配12%が登場する登坂はテクニカルで、残り7km地点で一度平坦から下り坂に入りラスト4kmは7〜8%の勾配が続いてく。総合順位がシャッフルされるような登りではないものの、逃げ切りを目論む選手たちのアタック合戦が見られそうだ。
フィニッシュ予定時刻:午前0時30分頃(日本時間)
9月8日(木)第18ステージ → コースマップ
トルヒーリョ〜アルト・デル・ピオルナル 192km(山岳)
第2週目終了時点でマイヨロホを着用するエヴェネプールが「最終週の山岳はそれほど険しくない」という通り、ブエルタ第3週目の山岳は控えめ。山岳ステージはこの日とあと1つを残すのみで、頂上フィニッシュはこの第18ステージが最後となる。
最初の山岳が現れるのはトルヒーリョを出発して106km進んでから。足慣らしには急勾配すぎる2級山岳アルト・デ・ラ・デセスペラ(距離3.7km/平均9.4%)を越え、その後1級山岳アルト・デル・ピオルナル(距離13.5km/平均5%)を2度登る。登り口に11%が登場するものの、それ以外は5〜6%と比較的緩い勾配が続くため難易度は高くない。
一見すると差が拡がりづらそうな登りだが、ここまで3週間を争ってきた選手たちにとっては十分驚異となる。この日の最後にマイヨロホを着用していた選手が、総合優勝を大きく引き寄せることになる。
フィニッシュ予定時刻:午前0時30分頃(日本時間)
9月9日(金)第19ステージ → コースマップ
タラベラ・デ・ラ・レイナ〜タラベラ・デ・ラ・レイナ 138.3km(丘陵)
「陶器のまち」として知られるタラベラ・デ・ラ・レイナをスタートし、北にある2級山岳プエルト・デル・ピエラガ(距離9.3km/平均5.6%)に向かうコースを2周する第19ステージ。逃げ向きのコースだが、距離が138.3kmと今大会最短(個人TTと最終日は除く)のためメイン集団が逃げを許さない可能性もある。
中間スプリントは2度目の登坂の直前(81.7km地点)にあるため、ポイント賞ジャージを狙うスプリンターはメイン集団、あるいは逃げ集団に入りこの登りを耐えなければいけない。フィニッシュラインは2度目の頂上から42.2km先の平坦路。翌日に大会最後の本格山岳ステージが待ち受けるが、総合逆転を狙うチームがマイヨロホに総攻撃を仕掛けもあるだろう。
フィニッシュ予定時刻:午前0時30分頃(日本時間)
9月10日(土)第20ステージ → コースマップ
モラルサルサル〜プエルト・デ・ナバセラダ 181km(山岳)
第77代ブエルタ総合優勝者を決めるのはイベリア半島中央部にそびえるグアダラマ山脈だ。フィニッシュ地点でもある1級山岳プエルト・デ・ナバセラダ(距離10.3km/平均6.8%)から始まる登坂は、2級、2級、そして1級山岳プエルト・デラ・モルクエラ(距離9.4km/平均6.9%)を立て続けにクリアする。
頂上までの1kmが10%に近い勾配のプエルト・デラ・モルクエラでアタックが決まったとしても、最終山岳プエルト・デラ・モルクエラの登りが始まる約14kmの下りで追いつく可能性は高い。そして今大会最後の山岳は1級山岳プエルト・デ・コトス(距離10.3km/平均6.9%)で、そこからプエルト・デ・ナバセラダまで5.7kmの平坦路がフィニッシュまで続く。
プエルト・デラ・モルクエラで思い出されるのは新城幸也(当時ユーロップカー)も出場した2015年大会。同じ第20ステージでファビオ・アル(イタリア)が、総合首位トム・デュムラン(オランダ)からマイヨロホを奪い取り総合優勝に輝いた。
フィニッシュ予定時刻:午前0時30分頃(日本時間)
9月11日(日)第21ステージ → コースマップ
ラス・ロサス〜マドリード 96.7km(平坦)
3週間に及ぶ長い戦いは2年振りにスペインの首都マドリードで終焉する。互いの健闘を称え合い、詰めかけるファンが祝福をする最終ステージはパレード走行だ。
選手たちはマドリードから約20km北西にあるラス・ロサスをスタートし、マドリードの中心街に設定されたコースを4周する。ツールのシャンゼリゼ同様に最後はスプリンターたちによるスピードバトル。ヘアピンカーブを抜けて残り1kmは真っ直ぐな平坦路でスプリンターチームがトレインをぶつけ合う。
フィニッシュ予定時刻:午前2時58分頃(日本時間)
text:Sotaro.Arakawa
9月6日(火)第16ステージ → コースマップ
サンルカル・デ・バラメダ〜トマレス 189.4km(平坦)
ブエルタ最後の休息日を終え、第3週目はシェリー(酒)の産地して知られるサンルカル・デ・バラメダからスタートする。丘一つない平坦路を進み弧を描くように大都市セビーリャの隣にある小さな街トマレスにフィニッシュする。
ピュアスプリンターのチャンスはマドリードでの最終日を除けばここが最後。残り3kmから緩斜面が始まるレイアウトのため、第13ステージで勝利を収めたマッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)やダニー・ファンポッペル(オランダ、ボーラ・ハンスグローエ)が有利だろう。ブエルタが前回トマレスでフィニッシュしたのは2017年。その時はジュリアン・アラフィリップ(フランス)のリードアウトからマッテオ・トレンティン(イタリア)が勝利を収めている。
フィニッシュ予定時刻:午前0時30分頃(日本時間)
9月7日(水)第17ステージ → コースマップ
アラセナ〜モナステリオ・デ・テントゥディア 162.3km(平坦/頂上フィニッシュ)
逃げ切りが極めて濃厚なブエルタ17日目は、ポルトガルと国境を接するエストレマドゥーラ州のアラセナからモナステリオ・デ・テントゥディアに向かう162.3km。コースの途中にカテゴリー山岳は登場しないものの、常にアップダウンを繰り返すためその獲得標高差は2,700mを超える。
最後は2級山岳モナステリオ・デ・テントゥディア(距離10.3km/平均5%)を駆け上がるレイアウト。最大勾配12%が登場する登坂はテクニカルで、残り7km地点で一度平坦から下り坂に入りラスト4kmは7〜8%の勾配が続いてく。総合順位がシャッフルされるような登りではないものの、逃げ切りを目論む選手たちのアタック合戦が見られそうだ。
フィニッシュ予定時刻:午前0時30分頃(日本時間)
9月8日(木)第18ステージ → コースマップ
トルヒーリョ〜アルト・デル・ピオルナル 192km(山岳)
第2週目終了時点でマイヨロホを着用するエヴェネプールが「最終週の山岳はそれほど険しくない」という通り、ブエルタ第3週目の山岳は控えめ。山岳ステージはこの日とあと1つを残すのみで、頂上フィニッシュはこの第18ステージが最後となる。
最初の山岳が現れるのはトルヒーリョを出発して106km進んでから。足慣らしには急勾配すぎる2級山岳アルト・デ・ラ・デセスペラ(距離3.7km/平均9.4%)を越え、その後1級山岳アルト・デル・ピオルナル(距離13.5km/平均5%)を2度登る。登り口に11%が登場するものの、それ以外は5〜6%と比較的緩い勾配が続くため難易度は高くない。
一見すると差が拡がりづらそうな登りだが、ここまで3週間を争ってきた選手たちにとっては十分驚異となる。この日の最後にマイヨロホを着用していた選手が、総合優勝を大きく引き寄せることになる。
フィニッシュ予定時刻:午前0時30分頃(日本時間)
9月9日(金)第19ステージ → コースマップ
タラベラ・デ・ラ・レイナ〜タラベラ・デ・ラ・レイナ 138.3km(丘陵)
「陶器のまち」として知られるタラベラ・デ・ラ・レイナをスタートし、北にある2級山岳プエルト・デル・ピエラガ(距離9.3km/平均5.6%)に向かうコースを2周する第19ステージ。逃げ向きのコースだが、距離が138.3kmと今大会最短(個人TTと最終日は除く)のためメイン集団が逃げを許さない可能性もある。
中間スプリントは2度目の登坂の直前(81.7km地点)にあるため、ポイント賞ジャージを狙うスプリンターはメイン集団、あるいは逃げ集団に入りこの登りを耐えなければいけない。フィニッシュラインは2度目の頂上から42.2km先の平坦路。翌日に大会最後の本格山岳ステージが待ち受けるが、総合逆転を狙うチームがマイヨロホに総攻撃を仕掛けもあるだろう。
フィニッシュ予定時刻:午前0時30分頃(日本時間)
9月10日(土)第20ステージ → コースマップ
モラルサルサル〜プエルト・デ・ナバセラダ 181km(山岳)
第77代ブエルタ総合優勝者を決めるのはイベリア半島中央部にそびえるグアダラマ山脈だ。フィニッシュ地点でもある1級山岳プエルト・デ・ナバセラダ(距離10.3km/平均6.8%)から始まる登坂は、2級、2級、そして1級山岳プエルト・デラ・モルクエラ(距離9.4km/平均6.9%)を立て続けにクリアする。
頂上までの1kmが10%に近い勾配のプエルト・デラ・モルクエラでアタックが決まったとしても、最終山岳プエルト・デラ・モルクエラの登りが始まる約14kmの下りで追いつく可能性は高い。そして今大会最後の山岳は1級山岳プエルト・デ・コトス(距離10.3km/平均6.9%)で、そこからプエルト・デ・ナバセラダまで5.7kmの平坦路がフィニッシュまで続く。
プエルト・デラ・モルクエラで思い出されるのは新城幸也(当時ユーロップカー)も出場した2015年大会。同じ第20ステージでファビオ・アル(イタリア)が、総合首位トム・デュムラン(オランダ)からマイヨロホを奪い取り総合優勝に輝いた。
フィニッシュ予定時刻:午前0時30分頃(日本時間)
9月11日(日)第21ステージ → コースマップ
ラス・ロサス〜マドリード 96.7km(平坦)
3週間に及ぶ長い戦いは2年振りにスペインの首都マドリードで終焉する。互いの健闘を称え合い、詰めかけるファンが祝福をする最終ステージはパレード走行だ。
選手たちはマドリードから約20km北西にあるラス・ロサスをスタートし、マドリードの中心街に設定されたコースを4周する。ツールのシャンゼリゼ同様に最後はスプリンターたちによるスピードバトル。ヘアピンカーブを抜けて残り1kmは真っ直ぐな平坦路でスプリンターチームがトレインをぶつけ合う。
フィニッシュ予定時刻:午前2時58分頃(日本時間)
text:Sotaro.Arakawa
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