トレック　リサイクル素材を多用した2022春夏ウェア

トレックが2022年モデルの春夏アパレルをリリースした。今季よりボントレガーブランドからトレックブランドに変更され、トレックらしい自然環境に配慮したリサイクル素材を多用したウェアが揃う。

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トレック Circuit LTD Jersey (c)トレック
アメリカのウィスコンシン州ウォータールーに拠点を構える総合ブランドのトレック。高性能なバイクはもちろんのこと、ボントレガーブランドとしてホイールといったパーツ類、ヘルメットやウェアなども展開し、多岐に渡る製品のプロデュースを行なっている。

そんなトレックだが、2022年の春夏コレクションをボントレガーではなく、トレックブランドからリリースすることとなった。大規模なブランドとしての自負を持って、機能性、スタイル、環境に配慮した素材選定を追求していることが特徴だ。

トレック Circuit Bibshort (c)トレック
トレックが推し進めるのはリサイクル素材の使用。全素材におけるリサイクル素材の使用率を2023年に75％、25年までに90％、30年までに100％とすることを目標としており、2022年春夏アパレルの全てにリサイクル素材が含まれているという。2022年モデルはジャージ1種類、ビブショーツ2種類、ショーツ2種類、ソックス2種類が揃い、結果として64トンの埋め立て廃棄物の削減に繋がっているという。

男女用どちらも揃うCircuit LTDの半袖ジャージに用いられる素材は、リサイクルポリエステルと"37.5"という活性粒子テクノロジーが含まれるポリエステルなど。37.5は体温を利用して水分を蒸発させる技術であり、体幹温度を運動生理学的に理想とされる37.5℃に維持することでパフォーマンスの向上を図るもの。メッシュ生地などと合わせて、優れた快適性を実現しているだろう。

トレック Circuit Women’s LTD Jersey (c)トレック
トレック Circuit Women’s Short (c)トレック
Circuitシリーズにはビブショーツ（メンズのみ）とショーツ（男女）の2種類が用意されている。レッグ部分は快適なフィット感を備えたモデルであり、2.5時間ほどのサイクリングユースに適していることが特徴だ。二層構造のElite inFormパッドが備えられており、快適なライドを楽しめるはずだ。

性能を追求したVelocisビブショーツも用意されている。レッグ部分の程よいコンプレッションの生地と、高い通気性を備えたPro inFormが優れた快適性を実現しており、2.5時間以上、80km以上のライドなど本格的なライドでパフォーマンスで発揮してくれる。

トレック RaceCrewSock (c)トレックトレック RaceQuarterSock (c)トレック


ボトムスラインアップにはエントリーグレードのSolsticeショーツも揃えられた。コンプレッション性と快適な着用感のバランスを整えたモデルであり、40km未満のライドに適したショーツに仕立てられている。パッドは二層構造のComp inFormが搭載されている。

Race CrewとRace Quarterの2種類が用意されたソックスは、Crewは5インチ丈で、Quarterは2.5インチに設定されたモデル。ベースは共通しており、通気性を確保する部分とコンプレッションをかける部分を作り込むことで、快適な一足に仕立てている。素材はCOOLMAX EcoMadeとされているため、ドライな履き心地を期待できるはずだ。

各モデルのラインアップは下記一覧をチェックしてもらいたい。

トレックブランドから2022年の春夏モデルが登場した (c)トレック
環境に配慮した素材が多用された2022年コレクション (c)トレック