2021年10月20日(水)、北フランスはルーベのベロドロームを舞台にトラック世界選手権が開幕。初日の男子チームスプリントで最強オランダが金。女子チームスプリントで日本チームは4位、女子スクラッチの梶原悠未は14位となった。



女子スクラッチ:梶原悠未(日本)は14位女子スクラッチ:梶原悠未(日本)は14位 photo:JCF
女子スクラッチ:残り5周から逃げ切ったマルティナ・フィダンザ(イタリア)女子スクラッチ:残り5周から逃げ切ったマルティナ・フィダンザ(イタリア) photo:UCI女子スクラッチ:金メダルを獲得したマルティナ・フィダンザ(イタリア)女子スクラッチ:金メダルを獲得したマルティナ・フィダンザ(イタリア) photo:UCI


東京オリンピックを終え、トラック競技界は矢継ぎ早に今年もう一つの大舞台である世界選手権へと直面。日本を含めた各国は3年後に迫ったパリオリンピックを見据える新体制初戦を、パリ〜ルーベのフィニッシュ地点でお馴染みの旧ベロドロームに隣接する屋内バンク(2012年完成)で迎えることとなった。

女子チームパシュート予選で幕開けた初日10月20日(水)に行われた決勝種目は、女子スクラッチと男女チームスプリントの3種目。女子スクラッチでは残り5周から躊躇する集団を置き去りにして逃げた前ヨーロッパチャンピオンのマルティナ・フィダンザ(イタリア)が独走勝利。オムニアムの世界チャンピオンである梶原悠未は14位となった。

女子チームスプリント:日本3位-4位決定戦でイギリスに敗れ4位女子チームスプリント:日本3位-4位決定戦でイギリスに敗れ4位 photo:JCF女子チームスプリント:ドイツが決勝で世界新記録を出し優勝女子チームスプリント:ドイツが決勝で世界新記録を出し優勝 photo:UCI

女子チームスプリント:ドイツがアルカンシエルを獲得女子チームスプリント:ドイツがアルカンシエルを獲得 photo:UCI
男子チームスプリント:新生日本チームは予選通過したものの、オランダに敗れ8位男子チームスプリント:新生日本チームは予選通過したものの、オランダに敗れ8位 photo:JCF
男子チームスプリント:アルカンシエルを獲得したオランダチーム男子チームスプリント:アルカンシエルを獲得したオランダチーム photo:UCI
梅川風子、太田りゆ、佐藤水菜というメンバーで臨んだ女子チームスプリント(2人から3人制に)の日本チームは1回戦の対戦相手であるカナダに敗れたものの、カナダが降格となりイギリスとの3-4位決勝に進出。48秒612という日本新記録を出すも敗れ、メダルまであと一歩届かず4位となった。優勝はヨーロッパ選手権で2位だったドイツ(46秒358:世界新記録)。

小原佑太、寺崎浩平、山崎賢人で挑んだ男子チームスプリントの日本勢は予選を8位通過し、1回戦に進出するもオランダとの対戦となり44秒164を出したが敗退し8位。ジェフリー・ホーフラント、ハリー・ラブレイセン、ロイ・ファンデンベルフとスター選手を揃えたオランダは決勝戦でもフランスを下して金メダルをまた一つ加えている。

男子チームパシュート:フィリッポ・ガンナら東京五輪金メダルのイタリアチームが予選で圧倒的なタイムを叩き出す男子チームパシュート:フィリッポ・ガンナら東京五輪金メダルのイタリアチームが予選で圧倒的なタイムを叩き出す photo:UCI
トラック世界選手権2021 女子スクラッチ結果
1位 マルティナ・フィダンザ(イタリア)
2位 マイケ・ファンデルデュイン(オランダ)
3位 ジェニファー・ヴァレンテ(アメリカ)
14位 梶原悠未(日本)
トラック世界選手権2021 男子チームスプリント結果
1位 オランダ
2位 フランス
3位 ドイツ
8位 日本
トラック世界選手権2021 女子チームスプリント結果
1位 ドイツ
2位 ロシア自転車競技連盟
3位 イギリス
4位 日本