2010年6月20日、ルート・ドゥ・スッド(UCI2.1)第3ステージが行なわれ、ミッチェル・ドッカー(オーストラリア、スキル・シマノ)が優勝。新城幸也(Bboxブイグテレコム)はステージ14位に入り、総合39位でレースを終えた。

最終ステージを制したミッチェル・ドッカー(オーストラリア、スキル・シマノ)最終ステージを制したミッチェル・ドッカー(オーストラリア、スキル・シマノ) photo:Cor Vos最終ステージはカテゴリー1級から3級までの山岳が3つ設定された189km。レースは中盤に形成された10名の先頭グループがゴールまで逃げ切り、スプリント勝負で並みいるフランス勢を抑え込んだオーストラリアのミッチェル・ドッカーが優勝を飾った。

リーダーチームのコフィディスがコントロールしたメイン集団は、14秒遅れでゴール。前日の個人タイムトライアルで得たリードを守り抜いたダヴィ・モンクティエ(フランス、コフィディス)が総合優勝に輝いた。

モンクティエは全日本選手権と同じ6月27日に開催されるフランス選手権に出場予定。しかしレキップ紙によると、7月3日にオランダ・ロッテルダムツール・ド・フランスには出場しない。モンクティエはその理由について「ここ数年間ツールに出場してきて、どうも自分に合っていない気がしていたんだ。ツールはテレビで見ることにする。自分好みのブエルタ・ア・エスパーニャに出場して、良いカタチでシーズンを締めくくりたい」と語っている。

Bboxブイグテレコムの新城幸也は集団の前から4番目、ステージ14位でレースを終えた。3日間を闘い終えて総合成績は4分39秒遅れの総合36位。ユキヤは自身のブログの中で「3日間、無事にレースを走りきりました。満足の結果を残す事は出来ませんでしたが、調子が良い事を確認出来たのは良かったです。もう、(ツールの選考に向けて)やる事はやったので結果を待つだけです。こうして自分の思う様に帰国させてくれるチームの為にも、もちろん応援してくださっている皆さんの為にも全日本選手権は勝ちます!」とコメント。すぐに帰国し、6月27日の全日本選手権に備える。

同じく全日本選手権に出場する土井雪広(スキル・シマノ)は一足先に、6月22日に日本に到着する予定だ。

ルート・ドゥ・スッド2010第3ステージ結果
1位 ミッチェル・ドッカー(オーストラリア、スキル・シマノ)4h46'15"
2位 セバスティアン・デュレ(フランス、ブルターニュ・シュレー)
3位 ジョアン・モンバエルツ(フランス、アウベール93)
4位 ジャンマルク・マリノ(フランス、ソール・ソジャサン)
5位 フレデリック・ゲドン(フランス、フランセーズデジュー)
6位 マチュー・スプリック(フランス、Bboxブイグテレコム)
7位 ジュリアン・ベラール(フランス、アージェードゥーゼル)
8位 ジュリアン・ルベ(フランス、アージェードゥーゼル)
9位 アンヘル・マドラソルイス(スペイン、ケースデパーニュ)
10位 エドウィンアンドレス・カルバハル(コロンビア、ミケ)+05"
14位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)+14"

個人総合成績
1位 ダヴィ・モンクティエ(フランス、コフィディス)12h14'10"
2位 アレクサンドル・ジェニエ(フランス、スキル・シマノ)+10"
3位 フォルトゥナート・バリアーニ(イタリア、ミケ)+31"
4位 パスクアーレ・ムート(イタリア、ミケ)+39"
5位 プリジミスラウ・ニエミエツ(ポーランド、ミケ)
6位 ジョン・ガドレ(フランス、アージェードゥーゼル)+1'03"
7位 ビエル・カドリ(フランス、アージェードゥーゼル)+1'04"
8位 ダミアン・モニエ(フランス、コフィディス)+1'23"
9位 レイン・ターラマエ(エストニア、コフィディス)+1'38"
10位 ユーリ・トロフィモフ(ロシア、Bboxブイグテレコム)+1'53"
36位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)+4'39"

ポイント賞
ジャンニ・メールスマン(ベルギー、フランセーズデジュー)

山岳賞
エドウィンアンドレス・カルバハル(コロンビア、ミケ)

チーム総合成績
ミケ

text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos

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