シマノが展開するパーツブランドのPROがケーブルフル内装に対応するステム一体型ハンドルPRO VIBE EVOを発表。STIレバーに最適化した形状を有し、ブラケットと一体になったような握り心地を実現するハンドルだ。



PRO VIBE EVOPRO VIBE EVO (c)シマノ
インテグレートデザインが推し進められ、ケーブルフル内装を採用することがスタンダードとなりつつあるのがレースバイクの最前線。フレームメーカーによる専用設計の純正品を使用することが多くなっているが、ハンドルやステムはライダーに近いパーツでもあり、それぞれの好みが大きく分かれるところでもある。

そんな中、PROのコンポーネントラインアップの中でハイエンドモデルに位置づけられるVIBEシリーズにケーブルフル内装に対応した新型のステム一体型ハンドル"VIBE EVO"が加わった。

エアロダイナミクスに優れたデザインが与えられたエアロダイナミクスに優れたデザインが与えられた (c)シマノ
パトリック・コンラッド(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)らがフレームメーカーの純正品を外して愛用するステム一体型ハンドル、STEALTH EVOの進化版ともいえる一本で、VIBEシリーズらしい高い剛性とエルゴノミックデザインを有するハンドルに仕上がっている。

最大の特徴はSTIレバーに最適化されたショルダーデザイン。ブラケットを取り付けた際に、ハンドルからブラケットへと一体となるような設計がされている。どのような握り方をしても段差がなく、手のひらに違和感を覚えることが無いデザインだ。

PRO VIBE EVOPRO VIBE EVO (c)シマノ
ケーブル入り口は非常に広く作られているケーブル入り口は非常に広く作られている (c)シマノハンドルトップは滑りにくいシリコングリップが配置されるハンドルトップは滑りにくいシリコングリップが配置される (c)シマノ


ケーブル類の挿入口もSTIレバー専用設計となり、DI2、機械式のどちらでもストレスなく組付けられるデザインとされている。一切のケーブル露出なくバイクを組み上げられるため、クリーンなルックスでPROのハンドルを使うことが可能となった。もちろん、セミ内装や外装といった組み方にも対応している。

バートップ部分はエアロダイナミクスにも優れるフラットなデザインに。スリップしにくいシリコングリップが配置されているため、バーテープを巻く必要が無いのもポイントだ。シリコングリップは交換可能となっており、汚れや劣化などの不安も少ない。

PRO VIBE EVOPRO VIBE EVO (c)シマノ
プロ選手からも定評のある高い剛性もまたVIBEシリーズの特徴。それはこのVIBE EVOにおいても変わらず、軽量かつ高い強度を誇るT700カーボンで作られたステム一体型デザインによってスプリントのパワーもしっかり受け止める剛性を確保した。

ハンドル幅は380、400、420mmの3種類、ステム長は105、115、125mmの3種類が用意されている。重量は390g~と、STEALTH EVOよりも軽量な数値をマークした。価格は93,500円(税込)。



PRO VIBE EVO
素材:T700
サイズ:380mm、400mm、420mm
ステム長:105mm、115mm、125mm
重量:390g~
価格:93,500円(税込)
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