今大会最後の山頂フィニッシュとなったアルプス2日目のツール・ド・フランス第18ステージ。二人のスロベニア人を置き去りにしツール初勝利を上げたロペスや、マイヨジョーヌをまた一歩確実なものにしたログリッチ、そして遅れるも粘りを見せたポガチャルらのコメントを紹介します。



ステージ優勝&総合3位 ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

ステージ優勝を飾ったミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)ステージ優勝を飾ったミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ) (c)A.S.O./Pauline Ballet
このステージが頭の中にあり、それに集中し良い状態でこの日を迎えようと思っていた。標高2,000mを越えるこの登りが自分に合っているとわかっていた。ロズ峠のような大きく長い登りはコロンビアの家のそばにある登りに似ているからね。標高が高いと調子がいいし、今日は何かしたいと思っていた。チームと一緒に良い計画を立て、僕たちはそれをスタートからフィニッシュまで実行しようと思っていた。一日を通してチームの素晴らしいサポートがあり、最後はオマール・フライレが見事な働きをしてくれた。彼の走りは驚異的だった!

最後の登りに入ってからの感触はすごく良く、脚は完璧に動いてくれた。たしかにスーパーハードな登りだったが、勝負が決する残り数kmまでトップ集団の先頭にいることができた。8月初旬に試走していたので、この登りは良く知っていた。だから何が待ち受けていて、いつアタックすればいいか分っていた。最後はとても厳しく、人生で最も長い2kmだった。でもフィニッシュラインまで踏み続けた。沿道にコロンビア人のファンを何人か見かけた。彼らは僕に声援を送り、それが強く踏み続ける力を与えてくれた。とても嬉しいしこの勝利を夢に見ていた。そしてそれを手に入れた。なんて美しいんだ。

僕はこれで総合3位に上がり、もちろんパリまで総合争いを続けていきたいと思っている。まだ僕たちには3つの難しいステージが待ち受けているので、毎日が勝負になるかもしれないから、最大限の集中力を保たなければならない。パリまでの一日一日(を大切に)レースを続けていきたい。

ステージ2位&マイヨジョーヌ プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)

タデイ・ポガチャルを引き離してロズ峠フィニッシュに向かうプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)タデイ・ポガチャルを引き離してロズ峠フィニッシュに向かうプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ) photo:Makoto.AYANO
とても良い一日だった。今日の走りにとても満足しているし、タイム差も得られた。もちろんステージを勝ちたかったが、ロペスが少し強すぎた。最後の登りが非常に急な、とてもタフなステージだった。チャンスと思えばアタックするのは当然だから仕掛けた。

最も重要であるタイム差を、ロペスを除くライバルたちから稼ぐことができた。しかしツールはまだ終わっていないし、残り3ステージが待っている。我々は集中しなければならず、来るであろうアタックに備えなければならない。チームはとても強かった。チームメイトには感謝してもしきれないぐらいだ。今日のセップ(クス)の走りには感銘すら受けた。

ステージ3位&山岳賞、新人賞 タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)

険しい表情でフィニッシュに向かうタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)険しい表情でフィニッシュに向かうタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ) (c)CorVos
本当に厳しい登りで、タイム差を数秒失ってしまった。僕はベストを尽くしたし、チームもベストを尽くした。その結果が3位だ。またタフな明日のステージに向け準備をし、土曜日にはタイムトライアルが待っている。ツールはまだ終わっていないし、何が起こってもおかしくない。

ステージ4位 セップ・クス(アメリカ、ユンボ・ヴィスマ)

僕たちはこのステージを何度か試走していたのだが、レースでは違ってみえる。調子は良かった。計画では僕がアタックし、ライバルたちに追走を強いることだった。ロペスと僕の間には少し差があり、彼が速かったのでついていくことができなかった。それに脚を使い切りたくないと思っていた。だからプリモシュ(ログリッチ)を待ち、幸運にも彼にはタデイ(ポガチャル)に対しタイム差をつけるだけの脚があった。ロズ峠のような登りではテンポの変化が多いので、差ができてしまうと詰めるのが難しい。今日は僕たちにとって素晴らしい一日だった。

ステージ5位&総合4位 リッチー・ポート(オーストラリア、トレック・セガフレード)

セップ・クス(アメリカ、ユンボ・ヴィスマ)と競り合うリッチー・ポート(オーストラリア、トレック・セガフレード) photo:Makoto.AYANOセップ・クス(アメリカ、ユンボ・ヴィスマ)と競り合うリッチー・ポート(オーストラリア、トレック・セガフレード) photo:Makoto.AYANO photo:Makoto.AYANO
正直、今日は殴り合いの喧嘩みたいだった。それぞれの選手が自分のことだけを考え走っていた。セップ・クスがログリッチのためにいたが、最後はチームメイトなんて関係なかった。

自転車レースにはゾンコラン(ジロで有名な激坂)のような過酷な登りがあるが、今日は高地で、ペダルを踏むのがやっとだった。残り500mはダンシングもままならなかった。全員がギリギリだった。とてもハードな一日だったが、結果には満足している。明日はまた厳しい日になる。脚の回復具合を見てみたいと思う。

総合で4位に上がれて嬉しい。明日を見てみて、金曜日を乗り切り、その後に待つタイムトライアルで良い結果が出ることを願っている。

ステージ6位&総合8位 エンリク・マス(スペイン、モビスター)

ステージ6位のエンリク・マス(スペイン、モビスター)ステージ6位のエンリク・マス(スペイン、モビスター) photo:Makoto.AYANO
今日の走りに満足はしているが、残り3kmから調子が良かったのでもう少し上位の選手たちと離れることなくフィニッシュしたかった。標高の高さが影響していたのかもしれないが、ライバルたちが強かっただけだ。ツール全体のペースは常に全力に近く、そのツケが今日の様なフィニッシュに回ってくるんだ。

厳しいレースになっているし、第3週目に入ってからの消耗はそれだけ遅れを生む。我々は1人ずつフィニッシュに辿り着き、みんな疲れ切っていた。明日はまたタイム差のつく素晴らしいステージになるだろうし、スロベニア人が無敵ではなかったことをロペスが示してくれた。明日も重要な一日になるだろう。

ステージ8位&総合5位 アダム・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)

ステージ8位のアダム・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)ステージ8位のアダム・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット) photo:Makoto.AYANO
標高が非常に高い(今大会)初めての登りだったので、大変な一日だった。できる限りついていくことができたので、それには満足している。

最後の7kmの区間に入ってから最初はペースが少し楽だったんだ。恐らくみんな力を溜めていたのだろう。誰も何が起こるか分からなかったからね。そしたらUAEがとてもハードなペースで引き始め、それ以降はそれぞれ(のチームのエースが)が1人で走っていた。できる限りついていった。

明日は標高差のある大変なステージが待っているのでタフな一日になるだろう。そしてその後はTTしかない。つまり山岳があと一日しかなくその後は1人ずつの戦いだ。明日は脚が良く、挑戦し続けられることを願っている。

ステージ9位&総合6位 リゴベルト・ウラン(コロンビア、EFプロサイクリング)

ステージ9位で総合を落としたリゴベルト・ウラン(コロンビア、EFプロサイクリング)ステージ9位で総合を落としたリゴベルト・ウラン(コロンビア、EFプロサイクリング) photo:Makoto.AYANO
今日は非常にハードなステージで、登りの最終区間は複雑だった。だがいつものようにベストを尽くした。かなりタイムを失ってしまったが、いつものように最後まで戦い続けていく。明日はまた難しいステージになり、全てが変わる可能性がある。回復に励み、また全力を出さなければならない。


text:Sotaro.Arakawa
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