イザドアの春夏モデルが発売　今使いやすい、2つのコレクションをピックアップ

トッププロ選手として活躍した、ベリトス兄弟のサイクリングアパレルブランドIsadore（イザドア）。その2020春夏モデルが続々入荷中。今回はリサイクル素材を使った「オルタナティブ」とパフォーマンス指向の「エシュロン」シリーズを紹介したい。どちらもメリノではなく化繊素材を使った新機軸コレクションだ。

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ベリトス兄弟が立ち上げたイザドア。二人の目が開発・生産工程の全てに配られている (c)TOKYOlife
イザドアといえば、東京ライフが取り扱いを始めてから日本国内でも一気に知名度を増したスロバキアブランド。かつてミルラムやHTC-ハイロード、クイックステップといったワールドチームで活躍したマルティン・ベリトスとペーター・ベリトスによって立ち上がり、選手としてのノウハウを活かした各種製品は着心地や質感、シンプルなデザインなどで多くの支持を集めてきた（ベリトス兄弟へのインタビューはこちら）。

そんなイザドアの2020春夏コレクション注目ラインナップが、サスティナビリティ（持続可能性）に配慮したリサイクル素材製のオルタナティブシリーズと、タイトなレースフィットを採用したエシュロンシリーズ。どちらもイザドアが得意としているメリノではなく、化繊素材を使った新機軸のコレクションだ。

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環境問題と着心地に向き合うオルタナティブシリーズ

サスティナビリティと着心地、新しいデザインを落とし込んだオルタナティブシリーズ (c)TOKYOlife
今季からラインナップに加わったオルタナティブシリーズは、ジャケット、半袖ジャージ、ビブショーツ、ビブニッカー、そしてベースレイヤー2種類（半袖/ノースリーブ）という6アイテムで構成されるシリーズだ。いずれもヨーロッパの厳しい環境基準をクリアし、GRS国際認証に準拠した廃棄物をリサイクルした素材を使っていることが特徴。ポリエステルの風合いを活かしたモダンデザインも目に新しい。

高機能ウィンドブレイカーのオルタナティブジャケット。3シーズン着回せる便利なアイテムだ (c)TOKYOlife
肩回りとサイドパネルはストレッチ性に優れる生地を採用。ストレスが少ないという (c)TOKYOlifeホログラムカラー部分は反射素材。夜間の安全性を確保してくれる (c)TOKYOlife


輸入販売を行うTOKYOlifeによれば、中でも注目は3シーズン活躍する高機能ウィンドブレイカーの「オルタナティブジャケット」。日本製のリサイクルポリエステル生地を使用した、非常に軽量ながら高い防風性と耐水性が特徴で、春先や秋口の肌寒い時期や夏山のダウンヒル、梅雨寒の夜まで幅広いシチュエーションで活躍してくれる万能アイテムだ。肩回りとサイドパネルのホログラムカラー部分はストレッチ性に優れる生地のため、ダウンヒルポジションでも窮屈な思いをしないという。

オルタナティブジャケットと組み合わせて使いやすいニッカー「オルタナティブビブニッカー」も紹介したい。故障しやすい膝は守りつつ、動きやすさと適度な体温調節ができるプロ御用達アイテムで、きちんとラインナップに加えられているのは元プロ選手目線ならでは。素材はイタリア製のリサイクル素材2種類。春先や秋口を見据えた製品ではあるものの、Coldblack（熱遮断）処理が施されているため、暖かくなる日中でも対応してくれるという。パッドもサスティナビリティとスペックの両立を高次元で両立したものだ。

オルタナティブシリーズのジャケットとビブニッカーを組み合わせた例。今の時期に使いやすいコーディネートだ (c)TOKYOlife
半袖/長袖ジャージには女性用モデルもラインナップ (c)TOKYOlifeオルタナティブシリーズのベースレイヤーは2種類を用意 (c)TOKYOlife