自転車用ライトのリーディングカンパニー、キャットアイより、乾電池式リア用セーフティーライト「TIGHT」がリリースされた。IPX7という非常に優れた防水性能、走行中の振動に強い高耐久性ボディが特徴のモデルだ。



キャットアイ TIGHTキャットアイ TIGHT
キャットアイが新たに送り出すリア用セーフティライト「TIGHT(タイト)」は、IPX7という高い防水性能と耐久性を持つタフネスモデル。サイクルモード2019では、水で満たされたビンの中に沈められた状態で発光し続けていたのをご覧になった方もいるのではないだろうか。

極めて高い防水性能と並び、乾電池を電源とする点もユニークなポイントだ。何度も繰り返し使用できることや設計の自由度からリチウムイオン充電池を採用するライトが主流となっているが、キャットアイはオムニシリーズとして乾電池式ライトのラインアップを維持してきた。TIGHTはオムニシリーズとは異なる乾電池式の新モデルとなり、キャットアイが乾電池式ライトに存在意義を見出していることが窺える。

乾電池式のメリットはコンビニなどがあればライド途中でも電池切れからリカバリーしやすいという点。TIGHTに使用される電池は単4型(AAA)とポピュラーなタイプのため、出先での入手性には困らないだろう。ライトにとって最も重要なことは点灯していることだ。予備を手配しやすい乾電池式は充電式にはない美点がある。ランタイムは最長で約180時間(点滅)、点灯で約120時間となっている。

外側パーツと内側のメインパーツという構成となっている外側パーツと内側のメインパーツという構成となっている 水分の侵入が考えられる部分はパッキンで守られている水分の侵入が考えられる部分はパッキンで守られている

キャットアイ定番のフレックスタイトを採用するキャットアイ定番のフレックスタイトを採用する 本体をスライドさせてブラケットに固定する本体をスライドさせてブラケットに固定する


加えて、単4型電池は各種リモコンなど使用するケースが多い規格でもある。他の家電製品で使用する機会が多いため、自宅に予備を用意しておくことも苦にならない。また、乾電池型の充電池も数多く売られているため、それを複数セット運用していればランニングコストも少なくなるだろう。

オムニシリーズと最も異なるのはボディの設計だ。オムニシリーズはLED+電池が搭載されたボディ面にレンズ面を爪で固定する方式を採用。一方でTIGHTはレンズ面に対してLED+電池のボディパーツをスライドして収納する構造を採用している。ボディ底面のダイヤルを締め、2つのパーツを固定する。

ダイヤルを締めることで、水が侵入することができる外部との隙間に設けられたパッキンとの密着度を高められるのが新設計の優れたポイントだ。この構造によって非常に優れた防水性能を実現している。また、ボディはレンズパーツの上部からスライドさせるため、ライド中にライトが衝撃などで脱落してしまう心配も少ない。

標準でクリップが付属する標準でクリップが付属する
TIGHTは5つの高光度LEDと、360度に光を届けてくれるクリアボディを採用し、高い被視認性を確保している。点灯、点滅、ラピッドの3モードが搭載されており、消灯時のモードで点灯再開するモードメモリ機能も備えられている。

バイクへの取り付けはキャットアイ定番のフレックスタイトブラケットによって行う。シートポストやシートステーに工具無しで取り付けることが可能で、ビギナーでも安心して装着できるはず。ジャージのバックポケットやカバンに装着するためのクリップも標準付属。価格は2,500円(税抜)

キャットアイ TIGHTキャットアイ TIGHT
クリアボディとされているためライト裏側にも光が漏れているクリアボディとされているためライト裏側にも光が漏れている 幅広く光が広がっている幅広く光が広がっている




キャットアイ TIGHT
サイズ:35.6 x 77.5 x 23.4mm
重量:49g (本体・乾電池のみ)
光源:レッド LED 5個
電源:単4形乾電池 2本 (アルカリ乾電池推奨)
取り付けバンド径:SP-11 (約ø12.0~32.0mm)
付属品:クリップ(C-2)
価格:2,500円(税抜)

モード:ランタイム
ラピッド:約160時間
点滅:約180時間
点灯:約120時間

リンク