アメリカ・インディアナポリスに拠点を構えるジップより、グラベル/オールロード向けのアルミハンドルバー「Service Course XPLR」シリーズが登場。ロードポジションと同様のブラケット角度を維持しつつも、バーエンドを外側にフレアさせることでオフロードでのバイクコントロール性も向上させている。



ジップのオールロードハンドルバー「Service Course XPLR」シリーズジップのオールロードハンドルバー「Service Course XPLR」シリーズ
ジップのアルミハンドルバーService Courseシリーズに、グラベル/オールロードバイク向けの「XPLR」モデルが追加された。冒険・探検を意味する”explorer”に由来するモデル名で、舗装路はもちろん砂利、泥、ダート、さらにはシングルトラックまで幅広い用途に使えるハンドルバーとなっている。

今までのグラベル用ハンドルバーと言うと、ドロップ部分全体が大きくフレアし、ブレーキレバーごと角度がついてしまうことで操作性の悪化や手首への負担増などの問題があった。今作ではライダーに好まれているロードバイクのフードポジションを維持したまま、荒れた道を高速で走行してもコントロールしやすい新世代のオールロードバーを目指して開発が進められたという。

ロードと同じブラケットポジションながらバーエンドを広げグラベルでのコントロール性も確保ロードと同じブラケットポジションながらバーエンドを広げグラベルでのコントロール性も確保 浅めのドロップ形状により下ハンドルポジションでも快適に走れる浅めのドロップ形状により下ハンドルポジションでも快適に走れる

エルゴノミックなデザインを徹底的に研究&テストした結果、5度のフレアと11度のアウトスイープを組み合わせた理想的なドロップ形状を完成させた。グラベル用ハンドルとしては小さな5度のフレアにより、ブレーキフードを倒さずにロードバイクとほぼ同じ握りやすさを再現。ブレーキレバーの下からさらに11度外側に広がることで、フードの位置より約6cm広くバランスのとり易いバーエンドポジションを両立している。

リーチは人気のある70mmの設計ながらドロップは浅めの115mmとすることで、下ハンドルを握った際ロードポジションよりも上体が起きた快適性の高い姿勢を可能としている。これにより長時間でも疲労が少なく、かつコントロールしやすいポジションを実現しているという。バートップにはコンピューターマウントやエクステンションバー、フロントバッグなどグラベルツーリングに必要なあらゆるアイテムを取り付けられるよう100mmのクランプエリアを備えている。

ジップ Service Course SL-70 XPLRジップ Service Course SL-70 XPLR (c)インターマックス
Service Course 70 XPLRService Course 70 XPLR (c)インターマックス
7050アルミニウムを使用した「Service Course SL-70 XPLR」と、6061アルミニウムを使用した「Service Course 70 XPLR」の2モデルで展開。それぞれ重量は420mmサイズで260g±5%と305g±5%で、価格は13,220円(税抜)と5,920円(税抜)だ。取り扱いはインターマックス。



ジップ Service Course SL-70 XPLR
サイズ:400/420/440/440mm(c-c)
重量:260g±5%(420mm)
リーチ:70mm
ドロップ:115mm
ランプ角:10°
フレア:5°
アウトスイープ:11°
バックスイープ:3°
材質:7050アルミニウム
価格:13,220円(税抜)
※Di2バーエンドジャンクション対応

ジップ Service Course 70 XPLR
サイズ:420/440/440mm(c-c)
重量:305g±5%(420mm)
リーチ:70mm
ドロップ:115mm
ランプ角:10°
フレア:5°
アウトスイープ:11°
バックスイープ:3°
材質:6061アルミニウム
価格:5,920円(税抜)
※Di2バーエンドジャンクション対応

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