スロベニア4日目のクイーンステージで、総合上位4名による逃げ切り決まる。総合ジャンプアップを掛けたゴール勝負でジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ネーリソットリ・セッライタリア・KTM)が先着し、2位に入ったディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)が総合優勝に王手を掛けた。
ポディウムガールと新城幸也(バーレーン・メリダ) (c)Miwa IIJIMA/CorVos
雨の前半区間を走る新城幸也(バーレーン・メリダ)
ツアー・オブ・スロベニア(UCI2.HC)のクイーンステージである第4ステージの舞台は、イタリア国境の街ノヴァ・ゴリツァからアイドフシュチナを目指す153.9km。これまでのステージと同じく後半に用意された山岳ポイント(1級山岳/距離9.1km/平均勾配7.7%)が肝で、尾根沿いのアップダウンからダウンヒルを経てフィニッシュに至る。
ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア)の逆転総合優勝を狙うネーリソットリ・セッライタリア・KTMの牽引で逃げグループを吸収し、アレクサンドル・ウラソフ(ロシア、ガスプロム・ルスヴェロ)のペースアップで先頭グループはリーダージャージのディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)とタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)、そしてヴィスコンティの4人に。
中盤の3級山岳を超えていく新城幸也(バーレーン・メリダ) (c)Miwa IIJIMA/CorVos
スプリント勝負を制したジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ネーリソットリ・セッライタリア・KTM) (c)Miwa IIJIMA/CorVos
エステバン・チャベス(コロンビア、ミッチェルトン・スコット)やアンドレア・ヴェンドラーメ(イタリア、アンドローニジョカトリ・シデルメク)らの追走は届かず、ここまで上位入賞を繰り返してきた先頭4名が総合成績を左右するフィニッシュボーナスタイムを賭けてゴール勝負に挑んだ。
ポガチャルのリードアウトからウリッシが仕掛けたが、スプリント力で上回ったのはヴィスコンティ。出遅れたウラソフは4位でボーナスタイム獲得ならず、ヴィスコンティがステージ優勝と共に総合2位まで順位をジャンプアップさせることとなった。
リーダージャージを守ったディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ) (c)Miwa IIJIMA/CorVos
新城幸也(バーレーン・メリダ)はトップから12分12秒遅れの43位でフィニッシュ。プレスリリースにて以下のようにコメントしている。
「自分にとっては、今シーズン初の雨の中でのレースだった。でも、暖かい雨で気温は20度くらいだったので、寒さがない分救われた。序盤からアタック合戦はハイスピードで進み、なかなか決まらなかった。途中、落車もあり、濡れたスリッピーな路面にかなり気を付けて走った。補給所の少し手前から雨が止んで、太陽が差して、ドライコンディションとなった。チームからは逃げに乗せることが出来なかったので、グレガのステージ優勝の為に動いた。
ステージ狙いたいチームや総合逆転を狙ったチームの引きで、最後の1級山岳に集団はハイスピードで入り、登り口手前で集団は崩壊した。自分も可能な限り我慢したが程なくして千切れた。1級山岳はペースで登りゴールしたが、久しぶり雨のレースで、気疲れした。明日はいよいよ最終日。スプリントになる可能性があるので、フィルのステージ優勝に全力でサポートしてきたいと思います。」


ツアー・オブ・スロベニア(UCI2.HC)のクイーンステージである第4ステージの舞台は、イタリア国境の街ノヴァ・ゴリツァからアイドフシュチナを目指す153.9km。これまでのステージと同じく後半に用意された山岳ポイント(1級山岳/距離9.1km/平均勾配7.7%)が肝で、尾根沿いのアップダウンからダウンヒルを経てフィニッシュに至る。
ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア)の逆転総合優勝を狙うネーリソットリ・セッライタリア・KTMの牽引で逃げグループを吸収し、アレクサンドル・ウラソフ(ロシア、ガスプロム・ルスヴェロ)のペースアップで先頭グループはリーダージャージのディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)とタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)、そしてヴィスコンティの4人に。


エステバン・チャベス(コロンビア、ミッチェルトン・スコット)やアンドレア・ヴェンドラーメ(イタリア、アンドローニジョカトリ・シデルメク)らの追走は届かず、ここまで上位入賞を繰り返してきた先頭4名が総合成績を左右するフィニッシュボーナスタイムを賭けてゴール勝負に挑んだ。
ポガチャルのリードアウトからウリッシが仕掛けたが、スプリント力で上回ったのはヴィスコンティ。出遅れたウラソフは4位でボーナスタイム獲得ならず、ヴィスコンティがステージ優勝と共に総合2位まで順位をジャンプアップさせることとなった。

新城幸也(バーレーン・メリダ)はトップから12分12秒遅れの43位でフィニッシュ。プレスリリースにて以下のようにコメントしている。
「自分にとっては、今シーズン初の雨の中でのレースだった。でも、暖かい雨で気温は20度くらいだったので、寒さがない分救われた。序盤からアタック合戦はハイスピードで進み、なかなか決まらなかった。途中、落車もあり、濡れたスリッピーな路面にかなり気を付けて走った。補給所の少し手前から雨が止んで、太陽が差して、ドライコンディションとなった。チームからは逃げに乗せることが出来なかったので、グレガのステージ優勝の為に動いた。
ステージ狙いたいチームや総合逆転を狙ったチームの引きで、最後の1級山岳に集団はハイスピードで入り、登り口手前で集団は崩壊した。自分も可能な限り我慢したが程なくして千切れた。1級山岳はペースで登りゴールしたが、久しぶり雨のレースで、気疲れした。明日はいよいよ最終日。スプリントになる可能性があるので、フィルのステージ優勝に全力でサポートしてきたいと思います。」
ツアー・オブ・スロベニア2019第4ステージ結果
1位 | ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ネーリソットリ・セッライタリア・KTM) | 4h00'53" |
2位 | ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | |
3位 | タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ) | |
4位 | アレクサンドル・ウラソフ(ロシア、ガスプロム・ルスヴェロ) | |
5位 | アンドレア・ヴェンドラーメ(イタリア、アンドローニジョカトリ・シデルメク) | +32" |
個人総合成績
1位 | ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | 15h39'28" |
2位 | ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ネーリソットリ・セッライタリア・KTM) | +22" |
3位 | アレクサンドル・ウラソフ(ロシア、ガスプロム・ルスヴェロ) | +25" |
4位 | タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ) | +30" |
5位 | アンドレア・ヴェンドラーメ(イタリア、アンドローニジョカトリ・シデルメク) | +1'04" |
text:So.Isobe
photo:Miwa IIJIMA/CorVos
photo:Miwa IIJIMA/CorVos
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