ベルギーでアールツが、オランダでファンデルポールが勝利　CX各国ナショナル選手権

1月12、13日はヨーロッパの各国シクロクロスナショナル選手権ウィーク。ベルギーではトーン・アールツ（ベルギー、テレネット・フィデア）が世界王者を破り優勝。オランダではマチュー・ファンデルポール（オランダ、コレンドン・サーカス）が、フランスではクレメン・ヴァンチュリーニ（フランス、アージェードゥーゼル）が勝利している。

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ベルギー 初のエリートタイトルを獲得したトーン・アールツ（ベルギー、テレネット・フィデア） (c)CorVos
ベルギー 後半に失速したワウト・ファンアールト（ベルギー、チベル・セボンオフロードチーム） (c)CorVosベルギー チャンピオンジャージに袖を通すトーン・アールツ（ベルギー、テレネット・フィデア） (c)CorVos


シクロクロス大国ベルギーでは4連覇を狙った世界王者ワウト・ファンアールト（ベルギー、チベル・セボンオフロードチーム）が破れる波乱が起きた。キャンバーセクションが多数設けられた重馬場コースで中盤までファンアールトが先行したものの、欧州王者戴冠経験を持つトーン・アールツ（ベルギー、テレネット・フィデア）が追いつき、そのままパス。安定したペースを刻むアールツに世界王者は対応できず、悠々と独走したアールツが歓喜の初エリートタイトルを獲得。肩を落として2位フィニッシュしたヴァンアールトは落胆の色を隠せなかった。

オランダ 危なげなく勝利したマチュー・ファンデルポール（オランダ、コレンドン・サーカス） (c)CorVosオランダ フィデア勢を抑えて勝利したマチュー・ファンデルポール（オランダ、コレンドン・サーカス） (c)CorVos

フランス クレメン・ヴァンチュリーニ（フランス、アージェードゥーゼル）が優勝 (c)ffc.frイタリア ジョエーレ・ベルトリーニ（イタリア、セッレイタリア・グエルチョッティ）が勝利 (c)F.C.I.

イギリス スーパーマン乗りでフィニッシュするトーマス・ピッドコック（イギリス、TPレーシング） (c)www.britishcycling.orgチェコ ミカエル・ボロシュ（チェコ、CREAFIN TÜV SUD）が連覇 (c)www.cyklokros.cz


隣国オランダでは、1日前にキャリア通算100勝目を達成した欧州王者マチュー・ファンデルポール（オランダ、コレンドン・サーカス）が危なげなく独走勝利。同じく重たい泥コースを舞台にしたフランス選手権ではアージェードゥーゼル所属のクレメン・ヴァンチュリーニ（フランス）が途中のメカトラを跳ね除け、昨年の借りを返すエリートレース制覇。ディフェンディング王者として臨んだスティーブ・シェネル（フランス、シャザル・キャニオン）は連覇ならなかった。

イギリスでは、ビッグレースでベルギー・オランダ勢に割ってコンスタントにトップ10入りするトーマス・ピッドコック（イギリス、TPレーシング）が勝利し、イタリアでは来日経験を持つジョエーレ・ベルトリーニ（イタリア、セッレイタリア・グエルチョッティ）がブライドット兄弟を打ち破りリベンジを達成している。