スペシャライズドのオフロードシューズにフラッグシップモデルの新作「S-WORKS RECON SHOE」が登場。ロードモデルS-WORKS 7をベースとしたデザインで、レーススペックの剛性と優れた快適性、フィッティング性を兼ね備えたハイパフォーマンスな1足に仕上がる。



スペシャライズド S-WORKS RECON SHOEスペシャライズド S-WORKS RECON SHOE photo:Makoto.AYANO
今年2年半ぶりにフルモデルチェンジを遂げ7代目へと進化したロードシューズのトップモデル「S-WORKS 7」。スペシャライズドのフラッグシップを表す”S-WORKS”の名を冠したモデルだけに、妥協のない性能を追求して生み出された至極の一足である。今回そんなS-WORKS 7のオフロードモデルに当たる新作「S-WORKS RECON SHOE」が登場した。シクロクロスやMTBクロスカントリーにて勝利を目指す最速のレーシングシューズに仕上がる。

S-WORKS 7でも特徴的だった1方向にのみ伸縮性を発揮する「Dyneemaメッシュ」採用のアッパーや、踵を包むように支える「PadLockヒールカップ」が抜群のホールド力を発揮し、無駄なくダイレクトなペダリングを可能とする。もちろんライダーのパワーを余すことなくペダルへ伝達させるため、専用開発された軽量高剛性のアウトソール「FACTカーボンプレート」もレーシングシューズたらしめるスペックと言えるだろう。

サイドに大きくS-WORKSロゴをあしらったデザイン。BOAのS3-Snapダイヤルもフラッグシップに相応しいルックスに貢献サイドに大きくS-WORKSロゴをあしらったデザイン。BOAのS3-Snapダイヤルもフラッグシップに相応しいルックスに貢献 photo:Makoto.AYANO
それでいてつま先部分はややゆとりを持たせた形状かつ、アッパーも4方向にストレッチの効くTPU(熱可塑性ポリウレタン)素材を使用することでストレスを軽減。タンにもクッション素材を挿入することでワイヤーフィッティングの締め付けによる圧迫感を削減するよう工夫されている。各部品を縫合ではなく接着としたシームレス製法も、足当たりを良くし快適性に寄与している部分だ。

またスペシャライズド独自のBody Geometry(ボディージオメトリー)のテクノロジーを採用しており、人間工学に基づく設計が足先の快適性や効率的なペダリングを生み出している。アーチサポートの効いたソール形状やインソール、内側を1.5mm高くし角度を持たせた内反ウェッジなどのデザインが、足先だけでなく膝や腰までも正しい配置としてくれ、膝の痛みや怪我のリスクも軽減してくれるのだ。

Dyneemaメッシュを採用したアッパーにより優れたホールド力を発揮しライダーのパワーを逃さないDyneemaメッシュを採用したアッパーにより優れたホールド力を発揮しライダーのパワーを逃さない photo:Makoto.AYANO高剛性なFACTカーボンプレートのアウトソールに、ゴム製のグリッパーを配しオフロードに最適化高剛性なFACTカーボンプレートのアウトソールに、ゴム製のグリッパーを配しオフロードに最適化 photo:Makoto.AYANO

フィッティングシステムにはスペシャライズド専用に供給されているBOA社の「S3-Snap」ダイヤルを採用。アルミ削り出しの質感が高級感を醸し出すとともに、軽い操作感で締める緩むを調整できる点も大きな特徴だ。細かいノッチを刻んでくれるためライドやレース中で微調整が容易なのは嬉しいところ。

オフロードモデルとして、つま先部分は擦れに強い素材でプロテクション効果を持たせている他、グリップの高いSlipNotのラバーヒールとトウトレッドが安心感のあるトラクションも実現。S-WORKS 7と瓜二つのルックスだが、サイドに大きくS-WORKSロゴをあしらったデザインで差別化を図っている。

カラーはブラックのみで、価格は39,960円(税込)。最小36、最大45までの幅広いサイズで展開される(38~45までハーフサイズあり)。

スペシャライズドで最速のオフロードシューズとして開発されたS-WORKS RECON SHOEスペシャライズドで最速のオフロードシューズとして開発されたS-WORKS RECON SHOE (c)スペシャライズド・ジャパン


スペシャライズド S-WORKS RECON SHOE
カラー:ブラック
ソール剛性:13
サイズ:36、37、38~45(0.5刻み)
重量:約301g(片足、42サイズ)
価格:39,960円(税込)