エキップアサダ強化プログラムによってフランスに派遣された日本人選手4名が、フランスレースでデビューを飾った。EQA強化選手でチームを組む際には、「EQADS(エカーズ)」というチーム名でレースに出場する。

フランス初戦を迎えた福田高志(日本、EQADS)フランス初戦を迎えた福田高志(日本、EQADS) photo:cyclismejapon先月お伝えした通り、エキップアサダは強化プログラムのメンバーとして福田高志、涌本正樹、海藤稜馬、木下智裕の4名をフランスに派遣。早速2月28日にフランス・ミディピレネー地方で行なわれたフランスのアマチュアレース「グランプリ・モンタストリュック(1&2カテゴリー)」に参戦した。

選手たちは「EQADS(エカーズ)」というチーム名で参戦。なお、EQADSジャージは現在作成中だ。

フランス・ミディピレネー地方で行なわれたグランプリ・モンタストリュックフランス・ミディピレネー地方で行なわれたグランプリ・モンタストリュック photo:cyclismejapon以下はエキップアサダによるレースレポート

フランスミディ・ビレネー地方の開幕戦といわれるグランプリ・モンタストリュックは風が強いものの晴天下に行われた。コースは緩やかな丘陵を走る104㎞の外周と、20%の壁を含む7㎞の小周回を5周する。

約160名の大集団は風により序盤から長く引き伸ばされながら高速で進んだ。小周回に戻る頃にはすでに7名のトップグループが必勝体制で展開し強豪ブロワCAC31の助っ人ロシア人、サモクヴァロフが最後は単独でゴールした。EQADS強化選手の4名はそれぞれ後続のグループでゴールし初めてのフランスエリートレースを体感した。

浅田顕監督コメント
今回は初戦なのでレースの動きを見ながら最後まで走りきることを目標にした。レースは予想以上のハイスピードで緩むことがなかった。強化選手にとっての課題は集団での位置取りだったが、初めてのフランスレースに手こずりながらも最後までグループをキープしたことは予想以上の結果。良いトレーニングが出来ているため体力レベルはそれほど引けをとらないので、各選手の技術課題を認識しレースを重ねることで成績は向上してゆくことを確信できた。

レース結果
1位 アントン・サモクヴァロフ(ロシア、BLOIS CAC 41)
2位 ファビアン・フレシーニュ(フランス、GSC BLAGNAC)
3位 ロイック・デリアック(フランス、CCEtupes le DOUBS Pays)
41位 福田高志(日本、EQADS)
43位 木下智裕(日本、EQADS)
71位 涌本正樹(日本、EQADS)
78位 海藤稜馬(日本、EQADS)

text&photo:Cyclisme Japon

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