2017/10/17(火) - 09:11
フェルトのオールラウンドレーサー、FRシリーズに2018年モデルでディスクブレーキモデルが追加。軽さとしなやかさを合わせ持つフレームに、ディスクブレーキの制動力を兼ね備えたピュアレーシングモデルを紹介しよう。
フェルト FR1 Disc Frame Kit (c)ライトウェイプロダクツジャパン
アメリカとドイツの2箇所に拠点を持つフェルトは、元々モトクロスバイクのエンジニアだったジム・フェルト氏が創設したブランド。トライアスロンバイクの設計から始まり今ではロードバイクやMTB、E-バイクなども手がける総合自転車メーカーとして発展を続けている。
フェルトのディスクロードといえば、同社のエンデュランスロードZシリーズの後継機として開発されたVRシリーズの登場が記憶に新しいだろう。振動吸収性を高めたフレームワークとより太いタイヤクリアランスを備えたアドベンチャーバイク寄りのマシンとして開発された1台だ。それに対し2018年モデルでフェルトは、ピュアレーシングバイクであるFRシリーズにもディスクブレーキを搭載。FRが持つ軽くしなやかな走行性能に確実な制動力をプラスした、レーサーとしてのディスクロード「FR Disc」がここに完成した（FRシリーズの特集記事はこちら、中村龍太郎（イナーメ信濃山形）によるインプレッションはこちら）。
トップチューブからシートステーに続くチューブ集合部のデザイン 
ブレーキホースはフロントフォーク肩から内蔵される
ディスクブレーキの強力なストッピングパワーにより、下りや雨といったシーンでも確実な制動が可能に 
フラットマウントに対応したディスクブレーキ台座
ラインアップされるのは、同社ミドルグレードのUHC Advancedカーボンに最先端素材TeXtremeカーボンを織り交ぜたセカンドグレードのカーボンフレームで構成される3車種。フレームセット販売の「FR1 Disc Frame Kit」、コンポーネントグレードの異なる完成車「FR2 Disc」と「FR3 Disc」である。いずれも同グレードのフレームが使われ、その違いはカラーリングのみとなる。
フレームの基本的な形状やテクノロジーはリムブレーキモデルと同じながら、フロントフォークやチェーンステーはディスクブレーキに最適化した形状へアップデート。かつ最新の規格に対応した前後フラットマウント、12mmスルーアクスルが採用される。フレームエンドの剛性を強化しディスクブレーキの強い制動力に対応させることで、雨天や長い下りなどでも安全なブレーキング性能を発揮できるようデザインされている。
シェル幅の広いBB386規格を採用しパワー伝達性を向上させる 
シートステーはブリッジを廃することで柔軟性を高め振動吸収性を確保
設計には0.1ｍm単位の形状変更による強度と剛性値を数値化出来る最新のフレーム解析技術を利用。その上細かくカーボン積層の調整を行うことで、剛性、強度、柔軟性の3要素を高次元で両立している。シートステーがシートチューブの横を沿う形でトップチューブへと繋がるワイドフォルムは、フレームのねじれ剛性を向上させる設計。かつ、シートステー自体はシートチューブ接続部へ近づくにつれて扁平形状へ変化させることで垂直柔軟性の強化を図っている。
ボトムブラケット規格はシェル幅の広いBB386を採用し剛性を強化。その上チェーンステーは左右非対称とすることで左右の剛性バランスを最適化するデザインとなっている。また、サイズの違いによる乗り味の変化を防ぐため、ヘッド下側のベアリング径をフレームの大きさによって変更。1-1/8、1-1/4、1-1/2という3種類の径をフレームサイズによって使い分けることで、ヘッドの剛性を調整している。
フェルト FR2 Disc (c)ライトウェイプロダクツジャパン
フェルト FR3 Disc (c)ライトウェイプロダクツジャパン
完成車のコンポーネントは「FR2 Disc」がR8050系アルテグラDi2を搭載し、ホイールにはDTスイスのFC1600カーボンホイールをアッセンブル。「FR3 Disc」には機械式のR8000系アルテグラが採用され、ホイールはDTスイスのP1800 Spline DBを合わせる。なお機械式の場合はシフトワイヤーが外装仕様となる。
カラーはFR1 Disc Frame Kitがマットブラックにホワイトのロゴデザインを配したもの。FR2 Discはグロスのブラックベースに蛍光イエローのロゴを配す。FR3 Discはマットブラックにライトブルー、レッドが配色されるデザインだ。価格はFR1 Disc Frame Kitが288,000円（税抜）、FR2 Discが598,000円（税抜）、FR3 Discが378,000円（税抜）となる。取り扱いはライトウェイプロダクツジャパン。
フェルト FR1 Disc Frame Kit
フレーム：UHC Advanced + TeXtremeカーボン
フォーク：UHC Advanced + TeXtremeカーボン
カラー：マットテクストリーム
サイズ：430、470、510、540、560
価 格：288,000円（税抜）
フェルト FR2 Disc
フレーム：UHC Advanced + TeXtremeカーボン
フォーク：UHC Advanced + TeXtremeカーボン
コンポーネント：シマノULTEGRA R8050Di2、BR8070
ホイール：DTスイス FC1600
カラー：ブラック
サイズ：430、470、510、540、560
価 格：598,000円（税抜）
フェルト FR3 Disc
フレーム：UHC Advanced + TeXtremeカーボン
フォーク：UHC Advanced + TeXtremeカーボン
コンポーネント：シマノULTEGRA R8000、BR8070
ホイール：DTスイス P1800 Spline DB
カラー：マットテクストリーム
サイズ：430、470、510、540、560
価 格：378,000円（税抜）
フェルト FR1 Disc Frame Kit (c)ライトウェイプロダクツジャパンアメリカとドイツの2箇所に拠点を持つフェルトは、元々モトクロスバイクのエンジニアだったジム・フェルト氏が創設したブランド。トライアスロンバイクの設計から始まり今ではロードバイクやMTB、E-バイクなども手がける総合自転車メーカーとして発展を続けている。
フェルトのディスクロードといえば、同社のエンデュランスロードZシリーズの後継機として開発されたVRシリーズの登場が記憶に新しいだろう。振動吸収性を高めたフレームワークとより太いタイヤクリアランスを備えたアドベンチャーバイク寄りのマシンとして開発された1台だ。それに対し2018年モデルでフェルトは、ピュアレーシングバイクであるFRシリーズにもディスクブレーキを搭載。FRが持つ軽くしなやかな走行性能に確実な制動力をプラスした、レーサーとしてのディスクロード「FR Disc」がここに完成した（FRシリーズの特集記事はこちら、中村龍太郎（イナーメ信濃山形）によるインプレッションはこちら）。
トップチューブからシートステーに続くチューブ集合部のデザイン ブレーキホースはフロントフォーク肩から内蔵される ディスクブレーキの強力なストッピングパワーにより、下りや雨といったシーンでも確実な制動が可能に フラットマウントに対応したディスクブレーキ台座 ラインアップされるのは、同社ミドルグレードのUHC Advancedカーボンに最先端素材TeXtremeカーボンを織り交ぜたセカンドグレードのカーボンフレームで構成される3車種。フレームセット販売の「FR1 Disc Frame Kit」、コンポーネントグレードの異なる完成車「FR2 Disc」と「FR3 Disc」である。いずれも同グレードのフレームが使われ、その違いはカラーリングのみとなる。
フレームの基本的な形状やテクノロジーはリムブレーキモデルと同じながら、フロントフォークやチェーンステーはディスクブレーキに最適化した形状へアップデート。かつ最新の規格に対応した前後フラットマウント、12mmスルーアクスルが採用される。フレームエンドの剛性を強化しディスクブレーキの強い制動力に対応させることで、雨天や長い下りなどでも安全なブレーキング性能を発揮できるようデザインされている。
シェル幅の広いBB386規格を採用しパワー伝達性を向上させる シートステーはブリッジを廃することで柔軟性を高め振動吸収性を確保 設計には0.1ｍm単位の形状変更による強度と剛性値を数値化出来る最新のフレーム解析技術を利用。その上細かくカーボン積層の調整を行うことで、剛性、強度、柔軟性の3要素を高次元で両立している。シートステーがシートチューブの横を沿う形でトップチューブへと繋がるワイドフォルムは、フレームのねじれ剛性を向上させる設計。かつ、シートステー自体はシートチューブ接続部へ近づくにつれて扁平形状へ変化させることで垂直柔軟性の強化を図っている。
ボトムブラケット規格はシェル幅の広いBB386を採用し剛性を強化。その上チェーンステーは左右非対称とすることで左右の剛性バランスを最適化するデザインとなっている。また、サイズの違いによる乗り味の変化を防ぐため、ヘッド下側のベアリング径をフレームの大きさによって変更。1-1/8、1-1/4、1-1/2という3種類の径をフレームサイズによって使い分けることで、ヘッドの剛性を調整している。
フェルト FR2 Disc (c)ライトウェイプロダクツジャパンフェルト FR3 Disc (c)ライトウェイプロダクツジャパン完成車のコンポーネントは「FR2 Disc」がR8050系アルテグラDi2を搭載し、ホイールにはDTスイスのFC1600カーボンホイールをアッセンブル。「FR3 Disc」には機械式のR8000系アルテグラが採用され、ホイールはDTスイスのP1800 Spline DBを合わせる。なお機械式の場合はシフトワイヤーが外装仕様となる。
カラーはFR1 Disc Frame Kitがマットブラックにホワイトのロゴデザインを配したもの。FR2 Discはグロスのブラックベースに蛍光イエローのロゴを配す。FR3 Discはマットブラックにライトブルー、レッドが配色されるデザインだ。価格はFR1 Disc Frame Kitが288,000円（税抜）、FR2 Discが598,000円（税抜）、FR3 Discが378,000円（税抜）となる。取り扱いはライトウェイプロダクツジャパン。
Introducing the FR Disc from Felt Bicycles TV on Vimeo.
フェルト FR1 Disc Frame Kit
フレーム：UHC Advanced + TeXtremeカーボン
フォーク：UHC Advanced + TeXtremeカーボン
カラー：マットテクストリーム
サイズ：430、470、510、540、560
価 格：288,000円（税抜）
フェルト FR2 Disc
フレーム：UHC Advanced + TeXtremeカーボン
フォーク：UHC Advanced + TeXtremeカーボン
コンポーネント：シマノULTEGRA R8050Di2、BR8070
ホイール：DTスイス FC1600
カラー：ブラック
サイズ：430、470、510、540、560
価 格：598,000円（税抜）
フェルト FR3 Disc
フレーム：UHC Advanced + TeXtremeカーボン
フォーク：UHC Advanced + TeXtremeカーボン
コンポーネント：シマノULTEGRA R8000、BR8070
ホイール：DTスイス P1800 Spline DB
カラー：マットテクストリーム
サイズ：430、470、510、540、560
価 格：378,000円（税抜）
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