BMCレーシングのメンバーとして8月19日開幕のブエルタ・ア・エスパーニャに出場予定だったサムエル・サンチェス(スペイン)の検体からGHRPs(成長ホルモン放出ペプチド)のAAF(違反が疑われる分析結果)が出た。サンチェスは暫定的に出場停止状態に置かれる。


サムエル・サンチェス(スペイン、BMCレーシング)サムエル・サンチェス(スペイン、BMCレーシング) photo:Tim de Waele

UCI(国際自転車競技連盟)が8月17日に明らかにしたところによると、2017年8月9日にCADF(自転車アンチドーピング機構)が行ったレース外ドーピング検査で採取されたサンチェスの検体からGHRPs使用の違反が疑われる分析結果が出た。UCIのアンチドーピング規約に沿ってサンチェスは暫定的に出場停止状態に。同選手はBサンプルの再検査を申請する権利を有している。

UCIの発表後すぐにBMCレーシングは声明を出し、以下のようにコメントしている。「チームの"例外を許さないポリシー"とUCI規約に沿って即時サンチェスを出場停止状態に置いた。Bサンプルの結果が示されるまでいかなる行動も起こさない。すべての選手とスタッフは高い倫理規定に沿って活動しており、BMCレーシングは今回のニュースに落胆している」。サンチェスの代役として、チームはロイック・ヴリーヘン(ベルギー)をブエルタ・ア・エスパーニャのメンバーに入れる予定だ。

GHRPsと言えばジロ・デ・イタリア開幕前の2017年5月にバルディアーニCSFの二選手(ピラッツィとルッフォニ)からも検出された禁止薬物。2015年のパンアメリカン選手権トラックレースでコロンビアのマリア・ルイーザからも同薬物が検出されている。

現在39歳のサンチェスは2000年から14年間エウスカルテル・エウスカディに所属。同チームの解散に伴って2014年にBMCレーシングに合流した。2008年の北京五輪ロードレースでは金メダルを獲得。ブエルタにはこれまで9回出場し、ステージ通算5勝を飾るとともに2007年の総合3位と2009年の総合2位を含めて6回総合トップ10フィニッシュ。ツールではステージ1勝を飾っており、2010年に総合2位に入るとともに2011年には山岳賞を獲得している。

メイン集団のペースを上げるサムエル・サンチェス(スペイン、BMCレーシング)メイン集団のペースを上げるサムエル・サンチェス(スペイン、BMCレーシング) photo:LC / TDWsport
ステルヴィオ峠の頂上で止まってジャケットを着るサムエル・サンチェス(スペイン、BMCレーシング)ステルヴィオ峠の頂上で止まってジャケットを着るサムエル・サンチェス(スペイン、BMCレーシング) photo:Kei Tsuji

text:Kei Tsuji
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