7月1日(土)開幕のツール・ド・フランスに出場予定だったアンドレ・カルドソ(ポルトガル、トレック・セガフレード)のサンプルから禁止薬物エリスロポエチン(通称EPO)の「違反が疑われる分析結果(AAF)」が出たことが明らかになった。



EPO使用の疑いが発覚したアンドレ・カルドソ(ポルトガル、トレック・セガフレード)EPO使用の疑いが発覚したアンドレ・カルドソ(ポルトガル、トレック・セガフレード) (c)CorVos
UCIが、アンドレ・カルドソ(ポルトガル、トレック・セガフレード)のAサンプルから、禁止薬物エリスロポエチンの違反が疑われる分析結果(AAF)が出たことを発表した。サンプルは6月18日に行ったレース外ドーピング検査で採取されたもの。

UCIアンチ・ドーピングルールに基づきカルドソはBサンプルの分析結果が出るまで暫定的に出場停止状態に。カルドソはツール・ド・フランスの出場メンバーであり、総合優勝を目指すアルベルト・コンタドール(スペイン)の山岳アシストを務める予定だった。

所属チームのトレック・セガフレードも即座にプレスリリースにてカルドソの出場停止を確認。その後公式ツイッターにてカルドソの代わりにアイマル・スベルディア(スペイン)をツールメンバーに加えたことを発表。40歳のスベルディアは、ツールの総合上位にも入ったことのあるオールラウンダーで、カルドソの代わりにコンタドールをサポートする。