2017/06/09(金) - 09:33
イタリアのコンポーネントブランドFSAが手掛けるエアロ系パーツブランドVision（ヴィジョン）より、カーボンホイール「METRON」シリーズがリニューアル。リム、ハブをアップデートし、より高性能でよりエアロに生まれ変わったハイパフォーマンスエアロホイールを紹介しよう。
ヴィジョン METRON 55 SL (c)www.visiontechusa.com
FSAがプロデュースするヴィジョンは、エアロダイナミクスに秀でた製品の研究開発に力を入れているパーツブランド。トライアスロン界では非常にメジャーなブランドであり、ロードレースの世界でも毎年いくつものプロチームが同社のTTハンドルやエアロクランク、ホイールを導入したTTバイクをレースに投入している。
そんな同ブランドからリリースされているロード用カーボンホイールがMETRON（メトロン）シリーズだ。かつてはペテル・サガン（スロバキア）やイヴァン・バッソ（イタリア）など数多くの有力選手を擁していたチームキャノンデールが使用していたことでも知られ、現在ではプロコンチネンタルチームのコフィディスがレースに投入。ナセル・ブアニ（フランス、コフィディス）のスプリント勝利を始め選手らの足元を支えている。
今回そのMETRONシリーズがリニューアル。昨今のトレンドに倣いリムをワイド化し、ハブを新たにすることでホイールの剛性をより高めたエアロカーボンホイールとして登場している。
ヴィジョン METRON 40 SL (c)www.visiontechusa.com
リム形状はCFD解析によって900種類ものシミュレートをし、その中から選ばれた100以上のプロトタイプを風洞実験や実際のライドで検証し決定している。昨今のトレンドに倣いワイドタイヤに対応した幅広リムとなっており空力性能も向上。向かい風はもちろん横風の影響を受けにくく、前作でも好評だったコントロール性の高さが特長となっている。
その上で軽量化と剛性強化のためにカーボンレイアップを調整し、ブレーキ面とスポークホール周辺には3Kカーボンを、サイドにはUDカーボンをと、2種類のカーボンを使い分けている。また制動力向上のためにブレーキ面には表面のレジンを除去するレーザー処理を施すなど、各所の性能更新が図られている。
ヴィジョン METRON 81 SL (c)www.visiontechusa.com
ハブは新たに設計されたPRAハブを採用。フランジの直径を広げることで、スポークの長さを短くし、ホイール全体の剛性向上を狙った。これに扁平したエアロ形状を持つストレートプルスポークを組み合わせ、2:1のスポークパターンにより組み上げられる。ベアリングはフロントに2つ、リアに4つのカートリッジベアリングが組み込まれ、リアハブには上下左右の負荷に強いアンギュラコンタクト玉軸受けのタイプが使用される。
チューブラーモデル、クリンチャーモデルがそれぞれ用意され、リムハイトは81、55、40mmの3種類がラインアップされる。平坦を巡航するなら81ｍｍ、山岳なら40ｍｍ、オールラウンドに使用したいなら55ｍｍと走行シーンによってモデルを選択できる。一番軽量なMETRON 40 SLであればチューブラーモデルで前後セット重量1330gと40mmハイトのホイールとしては軽量で、ヒルクライムレースでも活躍してくれそうだ。
従来モデルではレッドやグリーンといったカラーロゴバージョンも展開していたが、今回はブラックのみのラインアップとなる。全てのホイールがイタリアの熟練した職人によって手作業で組まれていることも特徴だ。取り扱いはインターマックス。
ヴィジョンのホイールを使用するコフィディスの選手。市販品とはデザインが異なる (c)corvos
ヴィジョン METRON 81 SL
リムハイト：81ｍｍ
対応カセット：シマノ10-11s、カンパ10-11s
重 量：1460g（チューブラー）、1820g（クリンチャー）
価 格：240,000円（チューブラー、税抜）、260,000円（クリンチャー、税抜）
ヴィジョン METRON 55 SL
リムハイト：55ｍｍ
対応カセット：シマノ10-11s、カンパ10-11s
重 量：1430g（チューブラー）、1540g（クリンチャー）
価 格：230,000円（チューブラー、税抜）、250,000円（クリンチャー、税抜）
ヴィジョン METRON 40 SL
リムハイト：40ｍｍ
対応カセット：シマノ10-11s、カンパ10-11s
重 量：1330g（チューブラー）、1490g（クリンチャー）
価 格：220,000円（チューブラー、税抜）、240,000円（クリンチャー、税抜）
ヴィジョン METRON 55 SL (c)www.visiontechusa.comFSAがプロデュースするヴィジョンは、エアロダイナミクスに秀でた製品の研究開発に力を入れているパーツブランド。トライアスロン界では非常にメジャーなブランドであり、ロードレースの世界でも毎年いくつものプロチームが同社のTTハンドルやエアロクランク、ホイールを導入したTTバイクをレースに投入している。
そんな同ブランドからリリースされているロード用カーボンホイールがMETRON（メトロン）シリーズだ。かつてはペテル・サガン（スロバキア）やイヴァン・バッソ（イタリア）など数多くの有力選手を擁していたチームキャノンデールが使用していたことでも知られ、現在ではプロコンチネンタルチームのコフィディスがレースに投入。ナセル・ブアニ（フランス、コフィディス）のスプリント勝利を始め選手らの足元を支えている。
今回そのMETRONシリーズがリニューアル。昨今のトレンドに倣いリムをワイド化し、ハブを新たにすることでホイールの剛性をより高めたエアロカーボンホイールとして登場している。
ヴィジョン METRON 40 SL (c)www.visiontechusa.comリム形状はCFD解析によって900種類ものシミュレートをし、その中から選ばれた100以上のプロトタイプを風洞実験や実際のライドで検証し決定している。昨今のトレンドに倣いワイドタイヤに対応した幅広リムとなっており空力性能も向上。向かい風はもちろん横風の影響を受けにくく、前作でも好評だったコントロール性の高さが特長となっている。
その上で軽量化と剛性強化のためにカーボンレイアップを調整し、ブレーキ面とスポークホール周辺には3Kカーボンを、サイドにはUDカーボンをと、2種類のカーボンを使い分けている。また制動力向上のためにブレーキ面には表面のレジンを除去するレーザー処理を施すなど、各所の性能更新が図られている。
ヴィジョン METRON 81 SL (c)www.visiontechusa.comハブは新たに設計されたPRAハブを採用。フランジの直径を広げることで、スポークの長さを短くし、ホイール全体の剛性向上を狙った。これに扁平したエアロ形状を持つストレートプルスポークを組み合わせ、2:1のスポークパターンにより組み上げられる。ベアリングはフロントに2つ、リアに4つのカートリッジベアリングが組み込まれ、リアハブには上下左右の負荷に強いアンギュラコンタクト玉軸受けのタイプが使用される。
チューブラーモデル、クリンチャーモデルがそれぞれ用意され、リムハイトは81、55、40mmの3種類がラインアップされる。平坦を巡航するなら81ｍｍ、山岳なら40ｍｍ、オールラウンドに使用したいなら55ｍｍと走行シーンによってモデルを選択できる。一番軽量なMETRON 40 SLであればチューブラーモデルで前後セット重量1330gと40mmハイトのホイールとしては軽量で、ヒルクライムレースでも活躍してくれそうだ。
従来モデルではレッドやグリーンといったカラーロゴバージョンも展開していたが、今回はブラックのみのラインアップとなる。全てのホイールがイタリアの熟練した職人によって手作業で組まれていることも特徴だ。取り扱いはインターマックス。
ヴィジョンのホイールを使用するコフィディスの選手。市販品とはデザインが異なる (c)corvosヴィジョン METRON 81 SL
リムハイト：81ｍｍ
対応カセット：シマノ10-11s、カンパ10-11s
重 量：1460g（チューブラー）、1820g（クリンチャー）
価 格：240,000円（チューブラー、税抜）、260,000円（クリンチャー、税抜）
ヴィジョン METRON 55 SL
リムハイト：55ｍｍ
対応カセット：シマノ10-11s、カンパ10-11s
重 量：1430g（チューブラー）、1540g（クリンチャー）
価 格：230,000円（チューブラー、税抜）、250,000円（クリンチャー、税抜）
ヴィジョン METRON 40 SL
リムハイト：40ｍｍ
対応カセット：シマノ10-11s、カンパ10-11s
重 量：1330g（チューブラー）、1490g（クリンチャー）
価 格：220,000円（チューブラー、税抜）、240,000円（クリンチャー、税抜）
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