新たにR9150系デュラエースDi2からロード用コンポーネントに実装されたシンクロシフトが、新型バッテリーを用いることで9070系デュラエースDi2と6870系アルテグラDi2でも使えるようになった。編集部でも早速アップデートを行い、実装テストを行った。



新型バッテリーを使うことで9070系デュラエースDi2と6870系アルテグラDi2もシンクロシフトへ対応新型バッテリーを使うことで9070系デュラエースDi2と6870系アルテグラDi2もシンクロシフトへ対応
シマノがMTB用コンポーネント「XTR」で初めて実装した「シンクロシフト」。ロードコンポーネントにはR9150系デュラエースDi2から投入されており、デリバリーと共に話題を集めているギミックだ。

ロードに関して現在のところ新型デュラエースでのみの実装と思われていたシンクロシフトだが、3月10日に行われたファームウェアアップデートにより、旧型の9070系デュラエースDi2と6870系アルテグラDi2にも対応となった。ただし、シンクロシフトを適応させるにはDi2バッテリーを最新モデルに買い換える必要がある。内装バッテリーの品番は「BT-DN110」、外装バッテリーは「BM-DN100」であり、既に一部店舗では単品販売も開始されている。

従来バッテリーと繋ぎ変えるだけでインストール可能となっている従来バッテリーと繋ぎ変えるだけでインストール可能となっている 内蔵バッテリーの新旧比較。手前が新型BT-DN110、奥が旧型SM-BTR2。形状・ルックスに変化はない。内蔵バッテリーの新旧比較。手前が新型BT-DN110、奥が旧型SM-BTR2。形状・ルックスに変化はない。


旧型バッテリーのSM-BMR1/SM-BMR2/SM-BTR2を使用している状態でもソフトのカスタマイズ画面上でシンクロシフトを設定することは可能だが、実際に動作はしない。より複雑な情報処理へ対応した、新型のソフトウェアをインストールする必要がある。

シンクロシフトには2つのモードがプリセットされており、「フルシンクロモード」は、リアディレーラーの変速を基準にフロントを自動的に変速させ、同じギア比でもより効率の良い歯の組み合わせを選択してくれるというもの。「セミシンクロモード」はフロントディレイラーの変速にあわせてリアが1~4段変速するというもので、変速前のギア比をキープしてくれる。なお、フロントとリアの歯数の組み合わせにより最大変速段数は変化する。もちろん前後を左右それぞれのスイッチで変速する「マルチシフトモード」も従来通り選択可能で、各シフトモードはジャンクションに用意されたボタンをダブルクリックすることで切り替えできる。

1まずは黄色に点滅するファームウェアアップデートボタンからコンポーネントを最新の状態にしよう1まずは黄色に点滅するファームウェアアップデートボタンからコンポーネントを最新の状態にしよう 2メニュー画面から「カスタマイズ」ボタンをクリック2メニュー画面から「カスタマイズ」ボタンをクリック

3カスタマイズ画面から「シフトモード設定」ボタンをクリック3カスタマイズ画面から「シフトモード設定」ボタンをクリック 4シフトモード選択のモード1,2をそれぞれプルダウンして好みのモードを設定しよう4シフトモード選択のモード1,2をそれぞれプルダウンして好みのモードを設定しよう

5マップ画面ではシンクロさせるギアポジションやギア比の設定ができ、より細かい調整が可能となっている5マップ画面ではシンクロさせるギアポジションやギア比の設定ができ、より細かい調整が可能となっている
シンクロシフトの設定手順は、シマノが配信するDi2管理用アプリケーション「E-TUBE PROJECT」にてコンポーネントを最新のファームウェアにアップデート。カスタマイズ画面からシフトモード設定へ進み、好きなモードを選択すれば完了だ。設定画面では、どのギア比の時に、何枚目のギアの時に自動で前後ディレイラーを稼働(シンクロ)させるかをシンクロシフトマップにて細かく調整することができ、より自分のフィーリングに合ったシフティングを実現可能となっている。

なお、R9150系デュラエースDi2でマルチシフトモードを選択した場合、アウター×ローやインナー×トップ(いわゆるたすき掛け)などチェーンテンションが低いギア位置を使用できないが、編集部で9070系デュラエースDi2をアップデートした際にはアウター×ロー、インナー×トップ共にチェーンを掛けることができた。




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