シマノ 9070系電動デュラエースアップデート　ブラケット先端のスイッチで変速が可能に

まもなくデリバリーが開始される新型電動デュラエースが話題になる中、シマノが旧世代となる9070系電動デュラエースをアップデート。ブラケット先端に設けられたスイッチAにて変速動作が可能となった。

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アップデートによりブラケット上部のスイッチAにて変速操作が可能となった
洗練されたデザインと卓越した機能性でプロレーサーからアマチュアライダーまで多くの支持を集めた9070系電動デュラエース。名機ともいえるコンポーネントが、ソフトウェアアップデートによって、新たな機能を獲得した。

ガーミンなどと連携することで、サイクルコンピューター等様々なデバイスをリモートで操作する役割を与えられていた、ブラケット先端上部に設けられた「スイッチA」。今回のアップデートによってシフト操作の役割が与えられ、これによってブラケットを握るエアロポジションや、ダンシングの際にも指をSTIレバーのスイッチに回さずとも変速操作が可能となっている。なお新型デュラエースに搭載されているシンクロシフトには非対応だ。

ブラケット上部に用意されている「スイッチA」 指を伸ばさなくとも変速できるため、エアロポジション時にも活躍しそうな今回のアップデート

まずは黄色に点滅するファームウェアアップデートボタンからコンポーネントを最新の状態にしよう 次にカスタマイズメニューよりスイッチAに好みの機能を割り振れば完了だ


この新機能を使用するために必要な手順は、シマノが配信するDi2管理用アプリケーション「E-TUBE PROJECT」にてコンポーネントを最新のファームウェアにアップデートし、各スイッチの設定を行うだけ。E-TUBE PROJECTのタブレットやスマートフォンアプリも登場しているので、手軽にアップデートできる。

左右のブラケットに配されるスイッチAはそれぞれリア、フロントのシフトアップ・ダウンが可能となるため、スラムRED eTapのような左手でシフトダウン、右手でシフトアップといった直感的な操作を割り振ることもできる。なお左右同時押しには対応はしていない。ブラケット上部を握りこむようなエアロポジションで有効になりそうなこのアップデート、9070系電動デュラエースユーザーは設定しておいて損はないはずだ。