スオーミー SFERA　エアロと通気性を両立したセカンドグレードのエアロヘルメット

2016/08/29(月) - 09:15

ランプレ・メリダが採用するイタリアのヘルメットブランドSUOMY（スオーミー）より、ロード用セカンドグレード「SFERA」が登場。数は少ないながらも、効率的に配置されたベンチレーションホールにより、通気性とエアロ性能を両立したことが特徴だ。

スオーミー SFERA（SILVER GLOSSY/BLACK MATT、BLACK MATT/LIME GLOSSY） (c)SHIONO BICYCLE
今回紹介する「SFERA」は、スオーミーのロード用ヘルメットのセカンドグレード。新城幸也をはじめとしたランプレ・メリダのライダーが使用するフラッグシップモデル「Gun Wind」より多くのテクノロジーを取り入れ、空力性能と通気性を両立したエアロヘルメットだ。ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャでは、SFERAを着用したダヴィデ・チモライ（イタリア）がスプリントステージで区間優勝を挙げている。

エッジが無く、丸みを帯びた独特のフォルムのシェルは、空気抵抗が最小限となるよう設計されている。昨今のエアロヘルメットのトレンドを取り入れ、後頭部を丸くしており、ライダーが下を向いている状態でも優れたエアロ効果を発揮してくれそうだ。

丸みを帯びたコンパクトなフォルムのシェル

リアには12個の大きな排気口を配置

パッドと頭との接触面積を小さくすることで、通気性を高めている

スオーミー独自のシンプルなフィッティングシステム

一方で、その見た目に反して通気性にもこだわっている「SFERA」。フロント側には6個の横長ホールを、リア側には12個の平行四辺形のホールを配置した。これにより、効率良く取り込んだ空気を、素早く排出することで、帽体内の温度低下を低減。暑い時期でも快適に被り続けることが可能だ。

ヘルメットの最も基本的な役目であるプロテクション機能は、オートバイクの分野で培ってきたノウハウにより強化。ポリスチレン製インナーシェルとポリカーボネイト製アウターシェルを一体成型する「IN MOULDING TECHNOLOGY」によりプロテクション性能を高め、欧州ではEN 1078などの安全基準をパスしている。

スオーミー SFERA（ORANGE FLUO MATT/BLACK GLOSSY） (c)SHIONO BICYCLE

スオーミー SFERA（TEAM） (c)SHIONO BICYCLE

スオーミー SFERA（WHITE GLOSSY/ORANGE FLUO GLOSSY） (c)SHIONO BICYCLE

スオーミー SFERA（WHITE GLOSSY/YELLOW FLUO GLOSSY） (c)SHIONO BICYCLE

スオーミー SFERA（WHITE GLOSSY/BLACK MATT） (c)SHIONO BICYCLE

スオーミー SFERA（BLACK MATT/BLACK GLOSSY） (c)SHIONO BICYCLE

スオーミー SFERA（BLACK GLOSSY/RED GLOSSY） (c)SHIONO BICYCLE

内部のパッドは、ライダーとの接触面積を小さくすることで、シェル内の空気の抜けを促すと同時に、厚みを持たせることでフィット感や吸汗性を確保。生地には防菌加工が施されており、不快な匂いが発生しにくい。フィッティングシステムにはスオーミー独自の「SEXC」を採用。シンプルな構造を持ち、大型ダイヤルによって走行中の調整を容易としている。

サイズはXS-M（54～58cm）とL-XXL（59～64cm）の2種類を用意。それぞれ230g、280gと、エアロヘルメットとしては軽量に仕上がっている。カラーは11種類で、シンプルなものが多いが、ランプレ・メリダのチームカラーやマット蛍光オレンジなどパンチの効いたものも。取り扱いはSHIONO BICYCLE。