東京サンエスが展開するロード系オリジナルブランドDixna(ディズナ)。定評のあるロード用アルミハンドルのラインアップに、ドロップ部の一部を削いだ独自形状「Fit Zone」によってコントロール性を高めた新モデル「J-Fit Ever FZ」が登場した。



ディズナ J-Fit Ever FZ(ブラック)ディズナ J-Fit Ever FZ(ブラック)
今回紹介する「J-Fit Ever FZ」は、ロードとCXの両ジャンルで活躍する東京サンエスサポートライダー
の辻善光選手のアイデアを取り入れたアルミ製ハンドルバー。その特徴は「Fit Zone」と呼ばれるドロップ部の形状により、コントロール性を高めたことにある。

悪路を走る際に確実かつ繊細にハンドリングしたい時、急坂で踏み込んでダンシングする際により力を込めたい時に、ハンドルバーのホールド感を高めるために、薬指/小指もしくは中指/薬指でハンドルを挟みこみたい時がある。しかし、手の小さな日本人にとって、2本の指でハンドルを挟むことは難しいことが多い。

ブラケット取付部の直下を削ぎ、扁平させた「Fit Zone」ブラケット取付部の直下を削ぎ、扁平させた「Fit Zone」 辻善光選手のアイディアを取り入れている辻善光選手のアイディアを取り入れている photo:Makoto.AYANO

「Fit Zone」により、2本の指でハンドルを挟むことが容易に「Fit Zone」により、2本の指でハンドルを挟むことが容易に 中指薬指小指を無理なくブラケット下側に収めることができる中指薬指小指を無理なくブラケット下側に収めることができる (c)東京サンエス


そこで考案されたのが、レバーブラケット取付部の直下を削ぐことで、2本の指に部分を薄くする「Fit Zone」。これによって、誰でも簡単に2本指でハンドルを挟むことが可能になっているという。また、ブラケット下側の空間が広がったことで、中指薬指小指という3本の指を無理なくブラケット下側に収めることができるようにもなった。

ベースとなったのはディズナのスタンダードモデル「J-Fit Ever」で、2014アルミ合金の採用によってラインアップ中で最も優れた剛性を実現した。同時に、肉厚を変化させるダブルバテッド加工を施すことで、強度や剛性を犠牲にすることなく無駄な部分を削ぎ、軽量化を図っている。

ドロップ部は、リーチ80mm/ドロップ125mmとコンパクトな形状だドロップ部は、リーチ80mm/ドロップ125mmとコンパクトな形状だ 高級感あるグロス仕上げ高級感あるグロス仕上げ

ステムクランプ部にはザラザラとした滑り止め加工が施されているステムクランプ部にはザラザラとした滑り止め加工が施されている フラット部は僅かに扁平し、ライダー側に傾斜しているフラット部は僅かに扁平し、ライダー側に傾斜している


ドロップ部は、リーチ80mm/ドロップ125mmとコンパクトで、ロードポジションに慣れないビギナーや小柄な女性ライダーでも扱いやすい寸法となっている。フラット部は手のひらを起こしやすいように、わずかに扁平させ、ライダー側にやや傾斜させた。ステムとブラケットの取付部には滑り止め加工が施されている。

サイズ(芯-芯)は360、380、400、420mmの4種類をラインアップ。カラーはブラックとホワイトの2種類で、いずれも艶有り仕上げとなっている。重量は284g(360mm/ブラック)。ロードレーサーはもちろんのこと、シクロクロスや流行の兆しを見せるグラベルロードにもオススメだ。



ディズナ J-Fit Ever FZ(ホワイト)ディズナ J-Fit Ever FZ(ホワイト) (c)東京サンエスディズナ J-Fit Ever FZ
素 材:2014アルミ合金/ダブルバテッド
クランプ径:31.8mm
ドロップ:125mm
リーチ:80mm
サイズ(芯-芯):360、380、400、420mm
カラー:BK(クリアー)、WH(クリアパール)
重 量:284g(360mm/BK)
税抜価格:8,800円(BK)、9,200円(WH)

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