日本人選手3名が出場した第49回GPワロンヌ(UCI1.1)はニック・ナイエンス(ベルギー、ラボバンク)が4年ぶり3度目の勝利。スキル・シマノの別府史之と土井雪広は完走。レース中盤の落車に巻き込まれた新城幸也(Bboxブイグテレコム)は膝と親指を負傷し、途中リタイアした。

ゴール前の上りで飛び出すニック・ナイエンス(ベルギー、ラボバンク)ゴール前の上りで飛び出すニック・ナイエンス(ベルギー、ラボバンク) photo:Cor Vosベルギー内陸部のワロンヌ地方で行なわれたGPワロニーに、別府史之、土井雪広、新城幸也の日本人選手3名が揃って出場した。3人が同じレースに出場するのは、4月に同地域で行なわれたフレーシュ・ワロンヌぶり。

コースはワロンヌ地方特有のアップダウンの厳しい203kmで、最後はナミュールの城に向かって石畳を駆け上がる。レースは序盤からの5人の逃げが形成されたが、ディフェンディングチャンピオンのステファノ・ガルゼッリ(イタリア)擁するアックア・エ・サポーネの集団コントロールによって、ラスト50km地点で逃げ吸収。

3度目の優勝を飾ったニック・ナイエンス(ベルギー、ラボバンク)3度目の優勝を飾ったニック・ナイエンス(ベルギー、ラボバンク) photo:Cor Vos最後は集団一つのままナミュールの城塞に突入し、ゴール前で飛び出したナイエンスがスプリンターたちを振り切ってゴールに飛び込んだ。ナイエンスは2004年と2005年に続く4年ぶり3度目の勝利。ラボバンク移籍後初勝利を飾った。

日本人選手は、別府史之が4分07秒遅れの88位でフィニッシュ。ウィルス性の病気によりしばらくレースから離れていた土井雪広は、復帰レースを13分22秒遅れの144位で走り終えた。土井は自身のブログで「結果的には出し切る前に落車の影響で集団から置いて行かれたけど、どっちにしろ今の力では最後の坂で勝負できなかったと思う。今日の最高時速は122キロ。死ぬかと思いました。今は怪我なく、次の目標を見据えて、その目標を達成するのみです」と語っている。

新城幸也はゴール30km手前で発生した大落車に巻き込まれ、膝と親指を打撲。途中リタイアを喫したが、関係者によると世界選手権出場は問題ないとのこと。ユキヤはすぐさま帰国し、19日に開催されるTOKYOセンチュリーライドARAKAWAに参加する。なお、ユキヤとフミは、東京五輪実現のアピールのため、10月2日にデンマーク・コペンハーゲンで行われる2016年オリンピックの開催地最終選考に参加予定だ。

GPワロニー2009結果
1位 ニック・ナイエンス(ベルギー、ラボバンク)4h46'13"
2位 アラン・デーヴィス(オーストラリア、クイックステップ)
3位 ロイ・センチェンス(ベルギー、サイレンス・ロット)
4位 ベルト・デワール(ベルギー、ランドバウクレジット)
5位 ロメン・フェイユ(フランス、アグリチュベル)
6位 ジョナタン・イヴェール(フランス、スキル・シマノ)
7位 ファビアン・ウェーグマン(ドイツ、ミルラム)
8位 スヴェン・レンデルス(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)
9位 ステファノ・ガルゼッリ(イタリア、アックア・エ・サポーネ)
10位 ヘルベン・ロウィク(オランダ、ヴァカンソレイユ)
88位 別府史之(日本、スキル・シマノ)+4'07"
144位 土井雪広(日本、スキル・シマノ)+13'22"
DNF 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)

text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos

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