アンカーラボと呼ばれる独自の研究施設にて行われる科学的解析を基に生み出される、ブリヂストンサイクルのスポーツサイクルブランド「アンカー」。クロモリフレームを使ったマウンテンバイクのXNC7が、トレンドの650Bホイールに対応した。



アンカー XNC7 ELITE(レーシングオレンジ)アンカー XNC7 ELITE(レーシングオレンジ) (c)アンカー
XNC7はフレーム素材にクロモリを使うリアリジットのトレイルライド用マウンテンバイク。チューブは軽量性と剛性の両立を図るスピニングバテッド加工や、油圧でチューブ形状を変化させてラグ一体型とするバルジ成型が施されている。バルジ成型されたチューブは先端がラッパ状となり接合面が拡大するため、フレームは従来のラグ型と比べると高い剛性と軽量性を併せ持つことが特徴だ。これらの技術により成形されたアンカーのスチールフレームはネオコットと呼ばれ20年以上も使われている。

2015年モデルの主な変更点は対応ホイール径が650B(27.5インチ)となり、それにあわせてフロントサスペンションのストローク量を120mmトラベルにしたこと。それに合わせてヘッド周りの剛性を上げるためにフレームデザインも見直されている。特にヘッドチューブと接合するチューブのバルジ加工部分の開発には3年を要したという。大径ホイールがフレームに接触しないためにダウンチューブをバルジ成型後に曲げ加工を施している。

2015年モデルからの2本締めシートポストを採用2015年モデルからの2本締めシートポストを採用 photo:Yuya.Yamamoto高い剛性を実現するバルジ成型のチューブ高い剛性を実現するバルジ成型のチューブ

シートチューブとの接合部もバルジ成形だシートチューブとの接合部もバルジ成形だ

ディスクブレーキ化にあわせて形状を変えたリアエンドディスクブレーキ化にあわせて形状を変えたリアエンド ディスクブレーキの取り付けはインターナショナルスタンダードマウント方式だディスクブレーキの取り付けはインターナショナルスタンダードマウント方式だ


また2015年モデルからはディスクブレーキ搭載モデルとなった。シートポストも2本締めのヤグラを使用したものへ変更が加えられ、固定力が上がったほか、細かい調整がしやすくなっている。

XNC7はパーツのグレード別にELITE、EQUIPEという2種類の完成車に加えて、フレーム単体も用意されている。ELITEはフロントフォークにROCKSHOXのRECON GOLD RLを、コンポ―ネントにシマノXTを搭載。EQUIPEはフロントフォークにSR SUNTOUR RAIDON XC LO-Rを搭載し、コンポーネントはシマノSLXで組み上げられる。

カラーはいずれもレーシングオレンジ、レーシングネイビーに加えて、豊富な選択肢があるオーダーシステムの中から好みに合わせてチョイスできる。サイズは420mmと460mmという2サイズで、価格はELITEが335,000円(税抜)で、EQUIPEが245,000円(税抜)、フレームセットは130,000円(税抜)。

アンカー XNC7 EQUIPE(レーシングネイビー)アンカー XNC7 EQUIPE(レーシングネイビー) (c)アンカー
アンカー XNC7 ELITE
フレーム:Neo-Cot Cr-Mo Professional
フロントフォーク:ROCKSHOX RECON GOLD RL
コンポーネント:SHIMANO XT
フレーム重量:2,110g(460mm)
完成車重量:13.0kg(460mm、SPDペダル付き)
サイズ:420mm、460mm
付属品:LEDランプ、ベル、リフレクター、 アーレンキー、バルブアダプター、 マニュアルバック
カラー:レーシングオレンジ、レーシングネイビー、オーダーカラー
価格:335,000円(税抜)、130,000円(税抜、フレーム単体)

アンカー XNC7 EQUIPE
フレーム:Neo-Cot Cr-Mo Professional
フロントフォーク:SR SUNTOUR RAIDON XC LO-R
コンポーネント:シマノ SLX
フレーム重量:2,110g(420mm)
完成車重量:13.1kg(420mm、SPDペダル付き)
サイズ:420mm、460mm
付属品:LEDランプ、ベル、リフレクター、アーレンキー、バルブアダプター、マニュアルバック
カラー:レーシングオレンジ、レーシングネイビー、オーダーカラー
価格:245,000円(税抜)

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