シクロクロス2014-2015シーズンの国内開幕戦となる東北シクロクロス第1戦が秋晴れの中、宮城県・松島町にて開催された。前日には会場の松島町から30分ほどの石巻市で開催されていたツール・ド・東北を走ってから連戦する選手も多数見られた。



国内シクロクロスシーズンが到来国内シクロクロスシーズンが到来 (c)TOHOKU CX Project
東北CX第1戦の舞台は宮城県松島町野外活動センター東北CX第1戦の舞台は宮城県松島町野外活動センター (c)TOHOKU CX Project数日前の集中豪雨によってできた泥区間がライダーを苦しめる数日前の集中豪雨によってできた泥区間がライダーを苦しめる (c)TOHOKU CX Project


初開催の会場となった松島町野外活動センターのコースは芝のフラットなグランドと小高い丘、40段以上ある階段セクション、林の中のシングルトラックを組み合わせたバランスの良いレイアウトが特徴。数日前の集中豪雨によって芝路面にできた水たまりが残り、重馬場なコースコンディションが見た目以上に選手たちを苦しめた。

第1レースのカテゴリー3は序盤から小郷克朗(オンザロード)が先頭に立ち、そのまま2位以下を20秒ほど引き離してフィニッシュ。2位争いは伊藤敦弘(チバポンズ)と岡井良文(トラクターRC)によるカテゴリー2への昇格をかけたマッチレース。最終周回に元C1ライダーの意地を見せた伊藤が2位となり昇格を決めた。

カテゴリー2優勝の清水和宏(TEAM TAMAGAWA)カテゴリー2優勝の清水和宏(TEAM TAMAGAWA) (c)TOHOKU CX Projectマスターズ優勝の小岩浩(Celeste轟座RC)マスターズ優勝の小岩浩(Celeste轟座RC) (c)TOHOKU CX Project

L1優勝の林口幸恵(SNEL CYCLOCROSS TEAM)L1優勝の林口幸恵(SNEL CYCLOCROSS TEAM) (c)TOHOKU CX Projectカテゴリー3優勝の小郷克朗(オンザロード)カテゴリー3優勝の小郷克朗(オンザロード) (c)TOHOKU CX Project


第2レースはカテゴリー2、マスターズ、カテゴリーL1、カテゴリーL2の混合レース。カテゴリー2は佐藤英夫(オンザロード)が序盤先行するも、安定したラップを重ねた清水和宏(TEAM TAMAGAWA)が2位の馬場勝尚(じてんしゃの杜)を1分近く引き離す大差で優勝を飾った。開幕戦でカテゴリー1への昇格を決めた。3位には北海道から精力的に遠征を重ねる山田夏樹(equipe mistral)が入っている。

マスターズは浅井秀樹(selected JECX)が先行するもタイヤが剥がれるトラブルがあり後退してしまう。その一方で安定したラップを重ねた小岩浩(Celeste轟座RC)が後半にかけて追い上げた浅井を振りきって東北CX初優勝。2位には浅井、3位には水竹真一(チームスキップ)が続いた。カテゴリーL1は昨年の東北CXシリーズチャンピオンの林口幸(SNEL CYCLOCROSS TEAM)がただ1人の出走。カテゴリーL2は武内典子が優勝。



カテゴリー1がスタートカテゴリー1がスタート (c)TOHOKU CX Project40段以上の階段を担ぎ上がるC1のライダーたち40段以上の階段を担ぎ上がるC1のライダーたち (c)TOHOKU CX Project

スイッチバックをこなす山川惇太郎(Team CHAINRING)スイッチバックをこなす山川惇太郎(Team CHAINRING) (c)TOHOKU CX Project
シケインをバニーホップで越える松井正史(シマノドリンキング)シケインをバニーホップで越える松井正史(シマノドリンキング) (c)TOHOKU CX Project第3レースのカテゴリー1は10名の出走だったが激しいポジション争いが繰り広げられて熱いレースを展開となった。1周目は大阪からエントリーの松井正史(シマノドリンキング)、前日ツール・ド・東北の220Kmを走った斎藤朋寛(RIDE LIFE GIANT)、2週間前に北京で開催されたUCIレースを完走した山川惇太郎(Team CHAINRING)、茨城シクロクロスのオーガナイザー影山善明(オンザロード)の4名が先頭パックを形成する。

C1のトップ争いを演じる山川惇太郎(Team CHAINRING)と斎藤朋寛(RIDE LIFE GIANT)C1のトップ争いを演じる山川惇太郎(Team CHAINRING)と斎藤朋寛(RIDE LIFE GIANT) (c)TOHOKU CX Project3周目には後半に強い地元ライダーの佐藤利英(Team CHAINRING)も合流し先頭パックは5名になるも、4周目にはタイヤが剥がれるトラブルで佐藤が後退する。6周目には松井が遅れを喫す。そして、後半にかけてペースを上げた山川が先頭3名から更に先行し、後続に30秒差を付けてAJOCC公式レース初優勝を飾った。2位には影山、3位には最終周回で順位を落とすも前日220Kmを走った疲労をものともしないキレのある走りを魅せた斉藤が入った。

茨城クロスのオーガナイザー影山善明(オンザロード)が芝セクションを攻める茨城クロスのオーガナイザー影山善明(オンザロード)が芝セクションを攻める (c)TOHOKU CX Project優勝した山川惇太郎はこの日の戦略について「前半から飛ばして後半になるとペースが落ちるレースが多いので、今日のレース前半は他の選手の様子を見ながら抑え、後半ペースを上げるように走る」とレース前に東北CXのオーガナイザー兼Team CHAINRING監督の菅田純也氏に語っていたという。

2位に30秒差を付け山川惇太郎(Team CHAINRING)がフィニッシュ2位に30秒差を付け山川惇太郎(Team CHAINRING)がフィニッシュ (c)TOHOKU CX Projectまた、2週間前に北京で開催されらUCIレースに合わせ調整をしてきたことも結果的に勝因となったのだろう。また、今年からUCI-Class1にグレードが上がった北京のUCIレースで、優勝したタイス・アル(オランダ)と同一周回の30位で完走したのが大きな自信になっているようだ。

昨年より東日本シクロクロスシリーズとして開催しているJECXシリーズは今年もGP mistral、TOHOKU CX Project、北海道CX、前橋CXのレースを加えた全12戦で行われる。

TOHOKU CX Projectは10月12日に宇都宮で開催されるJAPANCUP CYCLOCROSSの主管をしているため、第2戦を兼ね東北CXのポイントランキングに反映される。11月2日~3日の第3戦、第4戦は昨年同様、福島県の猪苗代2連戦として東北CXの定番コースにもなっている猪苗代湖天神浜と磐梯高原 南ヶ丘牧場で開催される。

なお11月2日の猪苗代湖天神浜大会はJCXシリーズの第2戦となっており、世界選手権代表選考レースのセレクションシリーズも同時開催される予定である。そして12月13日~14日は宮城県村田町のスポーツランドSUGO 国際MXコースにて全日本シクロクロス選手権とJCXマスターズ選手権。最終戦は1月18日にスポーツランドSUGOの西コースとシリーズは全5戦で行われる。



東北CX恒例の集合写真東北CX恒例の集合写真 (c)TOHOKU CX Project


TOHOKU CX Project 2014-2015 第1戦 in 宮城県松島町野外活動センター 結果

カテゴリー1表彰台カテゴリー1表彰台 (c)TOHOKU CX Projectカテゴリー1(11周回)
1位 山川惇太郎(Team CHAINRING)57:30
2位 影山善明(オンザロード)+0:31
3位 斎藤朋寛(RIDE LIFE GIANT)+0:46
4位 松井正史(シマノドリンキング)+4:16
5位 根本 学(cycleclub3UP)+4:20
6位 佐藤利英(Team CHAINRING)+5:15

カテゴリー2表彰台カテゴリー2表彰台 (c)TOHOKU CX Projectカテゴリー2(7周回)
1位 清水和宏(TEAM TAMAGAWA)38:44
2位 馬場勝尚(じてんしゃの杜)+0:56
3位 山田夏樹(equipe mistral)+0:58

マスターズ表彰台マスターズ表彰台 (c)TOHOKU CX Projectカテゴリー3(5周回)
1位 小郷克朗(オンザロード) 28:36
2位 伊藤敦弘(チバポンズ) +0:23
3位 岡井良文(トラクターRC) +0:26

マスターズ(7周回)
1位 小岩 浩(Celeste轟座RC) 40:12
2位 浅井秀樹(selected JECX) +0:36
3位 水竹真一(チームスキップ) +0:51

カテゴリーL1(6周回)
1位 林口幸恵(SNEL CYCLOCROSS TEAM) 43:42

カテゴリーL2(4周回)
1位 武内典子 31:14
2位 渡邊華史(W.V.OTA) +6:37

text:Junya.Sugata
photo:Toru.Watanabe(tamaki3.jp)、Reika.Sugata
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