ポイント賞に繋がるステージ4勝目を飾ったジョン・デゲンコルブ(ドイツ、ジャイアント・シマノ)の他、ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージでスポットライトを浴びた選手たちのコメントをお届けします。



ステージ4勝目をマークしたジョン・デゲンコルブ(ドイツ、ジャイアント・シマノ)

ゴールスプリントを制したジョン・デゲンコルブ(ドイツ、ジャイアント・シマノ)ゴールスプリントを制したジョン・デゲンコルブ(ドイツ、ジャイアント・シマノ) photo:Unipublic今日は調子が良くて、楽しみながら走ることが出来た。チーム一丸となって勝利を目指し、逃げを捕まえて集団スプリントに持ち込んだ。一日中チームが働き続けた甲斐があったよ。休息日の宿泊ホテルがすぐ近くだったのでこのフィニッシュを下見していたんだ。でもフィニッシュ直前まで逃げが捕まらなかったし、決してイージーではなかった。スプリントはまるでポーカーゲーム。本能的に残り200mでスプリントを開始した。

100%のパワーが出ているとは言えないけど、落車から順調に回復している。大きな目標である世界選手権はまだ先の話だけど、確実に近づいている。そこにピークを持って行きたい。世界選手権ではチームタイムトライアルにも出場する予定なんだ。世界選手権の後はパリ〜トゥールを狙うつもり。今のコンディションには満足しているよ。

確かに今日の勝利はポイント賞獲得への大きなステップになったけど、まだジャージを確定させたわけじゃないし、現実的にならないといけない。ジャージの行方を担うのは逃げだ。仮に明日から3日連続で逃げ切りが決まり、総合上位陣がポイントを獲得しなければチャンスがある。あとは運任せ。ポイント賞に固執するわけじゃないけど、僅かでもポイント獲得のチャンスがあればこの先のステージでも狙っていく。

総合首位を走るアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)

総合首位を走るアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)総合首位を走るアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ) photo:Unipublicガリシア地方は熱狂に包まれていた。沿道から名前を呼ぶ声が絶えなかったよ。世界選手権には出場しないつもり。確かにスペイン開催だけど、ビッグネームの寄せ集めがベストチームとは言えない。今回のコースはグランツールレーサーである僕向きじゃないんだ。バルベルデとプリートと一緒に走りたくないからなんて憶測もあるけどそれは間違い。世界選手権ではバルベルデがリーダーとなり、メンバー全員が彼を支えることになる。

ブエルタが終わってから、今後のレースプログラムを練り直す。ブエルタで勝つことが出来れば、今シーズン出場した全てのレースで表彰台に上ることになる。ツールを不本意な形で終えたけど、今シーズンの走りには満足している。UCIワールドツアーのランキング1位でシーズンを終えることが出来そうだ。

総合逆転を狙うクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)

残り5km地点から始まる石畳区間で先頭に立つチームスカイ勢残り5km地点から始まる石畳区間で先頭に立つチームスカイ勢 photo:Unipublic今日のフィナーレはトリッキーで、トラブルを回避したくて集団先頭を走ったんだ。別にリードアウトしていたわけじゃないよ。今日は平坦と呼べる区間がほとんどなくてタッチアンドゴーの繰り返し。チームメイトのポジション取りは今日も素晴らしかった。

明日は登りフィニッシュだけど、そこまで難易度は高くない。総合上位の選手たちが注目しているのは第20ステージだ。大会1週目はまだ調子が上がらず、2週目になってようやく仕上がった。良いコンディションで3週目の決戦に挑めるはず。チャンスが残されている状態で本来の走りを取り戻すことが出来てよかった。まだレースは終わっていない。コロコロと変わるこの地域特有の天気もレースを左右するだろう。

コンタドールのリードは大きい。彼に対して多くのライバルたちが攻撃を仕掛けるだろう。ツールを落車リタイアしてからというもの、このブエルタに向けてモチベーションを取り戻し、シーズンを良いカタチで締めくくりたいと思うようになった。ブエルタは自分にとってスペシャルなレース。雰囲気は最高だ。

逃げグループに入ったダニエル・テクレハイマノ(エリトリア、MTNキュベカ)

粘り強く逃げるローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシング)ら粘り強く逃げるローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシング)ら photo:Unipublic今日はチームとして逃げに選手を送り込む作戦だった。残り60km地点でタイム差が3分あった時は逃げ切れると思っていた。脚が攣ったわけじゃないけど、最後はアタックで千切れてしまった。閉幕までにもう一度逃げに乗りたい。でも今日のダメージが大きいからそれは難しいかもしれない。

敢闘賞を獲得したボブ・ユンヘルス(ルクセンブルク、トレックファクトリーレーシング)

今日は朝から逃げるつもりでいた。うまく協調体制を築けていたものの、残り67km地点でオメガファーマ・クイックステップがジャイアント・シマノに協力を開始したと聞いて、逃げ切るのは難しいと思った。トラブル続きだった初グランツールの終盤にこうして逃げることが出来て嬉しいよ。チームタイムトライアルのトレーニング中に落車した影響で1週目から思うような走りが出来ていなかったし、股擦れにも悩まされた。今は疲労感があるものの調子は良い。世界選手権ではチームTTと個人TT、そしてロードレースを走る予定。

粘り強く逃げ続けたエリア・ファヴィッリ(イタリア、ランプレ・メリダ)

逃げグループ内の協調体制は最高だった。最終的に3名に絞られてからも全開でエスケープ。逃げグループ内のスプリントに持ち込めばチャンスがあると思っていたけど、個人TTが得意なデニスとユンヘルスが登りでアタック。何とか食らいついたけど最後は捕まってしまった。開幕前から眼を付けていたステージだったので、逃げ切れなくて残念だ。

text:Kei Tsuji
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