2014/06/27(金) - 23:38
全日本選手権個人TT男子U23は石橋学(鹿屋体育大)、男子ジュニアは山本大喜(鹿屋体育大)と鹿屋体育大が2冠達成。男子U17+U15は沢田桂太郎(東北高)が制した。
6月27日(金)に行われた全日本選手権個人タイムトライアル。男子エリート以外では僅差の戦いとなった。午前中に行なわれたこれらクラスは、全て男子エリートと同じ13.4kmのコースを1周するもの。距離が短かったため、大差がついたエリートと違っていずれも5秒から10秒程度の差が勝敗を分けた。
1992年から1995年生まれの男子選手で争われるU23カテゴリーには19人が出走した。優勝は鹿屋体育大4年の石橋学で、タイムは17分57秒(平均時速44.78km/h)。
2位にはトラック中距離を得意とする倉林巧和(日本体育大)が入り、昨年からポジションを一つアップ。3位には同じ日体大所属の小林泰正が続いた。4位には学生チームロード鹿屋優勝時のメンバー徳田鍛造が、5位に昨年ジュニア2位の樋口峻明(京都産業大)、そして東京大の浦佑樹が続いた。
優勝した石橋は青森県出身であり、隣県でのビッグタイトルを獲得。UCIレースにはヴィーニファンティーニ・NIPPOデローザ所属として出場しており、この春先は同チームおよび日本代表メンバーとしてヨーロッパを走ってきた。
「今日は今までのコースと違ってアップダウンがあったので自分向き。風が強くバイクが進みませんでしたが、最後まで我慢したら良い結果が付いてきました。正直、トラック系選手の下りのスピードが脅威でしたが、自分の走りができたので良かったです。」とコメントした。
1996年から1997年生まれの男子選手で争われたジュニアカテゴリー。昨年ジュニア3位で早生まれの山本大喜(鹿屋体育大)が優勝。山本は1年生ながら鹿屋の学生チームロード優勝時のメンバーに入っており、同距離で行われたU23との比較では2位に入る好タイムをマークした。
北桑田高は出場した3人全員が2位の草場啓吾以下5位以内に入るという活躍を見せた。その草場もU23では3位相当のタイムであり、風向きなど完全な同一条件ではないものの、ジュニア世代のレベルの高さを垣間見ることになった。
優勝した山本は山本は、「大学に入ってギア比の変更があって少し苦労した(このTTのためにギア比を軽く=14Tへ変更)ものの、自分の独走力を活かすことができました。ずっと「山本元喜の弟」と言われていたので、これからは兄が「大喜の兄」呼ばれるぐらいまで強くなりたいです。」と意気込みを語る。これからの成長が楽しみな選手だ。
1998年から2001年生まれの男子U17+U15には18人が出走した。トップタイムは終盤にスタートした沢田桂太郎(東北高)で、タイムは18分54秒70。ジュニアよりもさらに厳しいギヤ比制限(7.01m)があったものの、それでもジュニアに当てはめれば4位に相当する好タイムだ。2位には1週間前に開催された実業団西日本クラシックのユースクラスでも2位に入った大町健斗(チームサイクルプラス)。有力と目されていた日野竜嘉(松山聖陵高)は5位に入っている。
結果 U23 13.4km
結果 男子ジュニア 13.4km
結果 男子U17+U15
text:Hideaki.Takagi
photo:Hideaki.Takagi,Makoto.Ayano
6月27日(金)に行われた全日本選手権個人タイムトライアル。男子エリート以外では僅差の戦いとなった。午前中に行なわれたこれらクラスは、全て男子エリートと同じ13.4kmのコースを1周するもの。距離が短かったため、大差がついたエリートと違っていずれも5秒から10秒程度の差が勝敗を分けた。
1992年から1995年生まれの男子選手で争われるU23カテゴリーには19人が出走した。優勝は鹿屋体育大4年の石橋学で、タイムは17分57秒(平均時速44.78km/h)。
2位にはトラック中距離を得意とする倉林巧和(日本体育大)が入り、昨年からポジションを一つアップ。3位には同じ日体大所属の小林泰正が続いた。4位には学生チームロード鹿屋優勝時のメンバー徳田鍛造が、5位に昨年ジュニア2位の樋口峻明(京都産業大)、そして東京大の浦佑樹が続いた。
優勝した石橋は青森県出身であり、隣県でのビッグタイトルを獲得。UCIレースにはヴィーニファンティーニ・NIPPOデローザ所属として出場しており、この春先は同チームおよび日本代表メンバーとしてヨーロッパを走ってきた。
「今日は今までのコースと違ってアップダウンがあったので自分向き。風が強くバイクが進みませんでしたが、最後まで我慢したら良い結果が付いてきました。正直、トラック系選手の下りのスピードが脅威でしたが、自分の走りができたので良かったです。」とコメントした。
1996年から1997年生まれの男子選手で争われたジュニアカテゴリー。昨年ジュニア3位で早生まれの山本大喜(鹿屋体育大)が優勝。山本は1年生ながら鹿屋の学生チームロード優勝時のメンバーに入っており、同距離で行われたU23との比較では2位に入る好タイムをマークした。
北桑田高は出場した3人全員が2位の草場啓吾以下5位以内に入るという活躍を見せた。その草場もU23では3位相当のタイムであり、風向きなど完全な同一条件ではないものの、ジュニア世代のレベルの高さを垣間見ることになった。
優勝した山本は山本は、「大学に入ってギア比の変更があって少し苦労した(このTTのためにギア比を軽く=14Tへ変更)ものの、自分の独走力を活かすことができました。ずっと「山本元喜の弟」と言われていたので、これからは兄が「大喜の兄」呼ばれるぐらいまで強くなりたいです。」と意気込みを語る。これからの成長が楽しみな選手だ。
1998年から2001年生まれの男子U17+U15には18人が出走した。トップタイムは終盤にスタートした沢田桂太郎(東北高)で、タイムは18分54秒70。ジュニアよりもさらに厳しいギヤ比制限(7.01m)があったものの、それでもジュニアに当てはめれば4位に相当する好タイムだ。2位には1週間前に開催された実業団西日本クラシックのユースクラスでも2位に入った大町健斗(チームサイクルプラス)。有力と目されていた日野竜嘉(松山聖陵高)は5位に入っている。
結果 U23 13.4km
1位 石橋学(鹿屋体育大)
2位 倉林巧和(日本体育大・院)
3位 小林泰正(日本体育大)
4位 徳田鍛造(鹿屋体育大)
5位 樋口峻明(京都産業大)
6位 浦佑樹(東京大)
2位 倉林巧和(日本体育大・院)
3位 小林泰正(日本体育大)
4位 徳田鍛造(鹿屋体育大)
5位 樋口峻明(京都産業大)
6位 浦佑樹(東京大)
17分57秒17
18分08秒56
18分16秒13
18分16秒19
18分19秒10
18分23秒54
18分08秒56
18分16秒13
18分16秒19
18分19秒10
18分23秒54
結果 男子ジュニア 13.4km
1位 山本大喜(鹿屋体育大)
2位 草場啓吾(北桑田高)
3位 安田開(北桑田高)
4位 橋詰丈(昭和第一学園高)
5位 孫崎大樹(北桑田高)
6位 安川義道(榛生昇陽高)
2位 草場啓吾(北桑田高)
3位 安田開(北桑田高)
4位 橋詰丈(昭和第一学園高)
5位 孫崎大樹(北桑田高)
6位 安川義道(榛生昇陽高)
18分06秒70
18分12秒62
18分31秒03
18分57秒37
19分03秒48
19分03秒83
18分12秒62
18分31秒03
18分57秒37
19分03秒48
19分03秒83
結果 男子U17+U15
1位 沢田桂太郎(東北高)
2位 大町健斗(チームサイクルプラス)
3位 渡辺慶太(浦和工高)
4位 渡辺歩(学法石川高)
5位 日野竜嘉(松山聖陵工)
6位 三宅大春(北桑田高)
2位 大町健斗(チームサイクルプラス)
3位 渡辺慶太(浦和工高)
4位 渡辺歩(学法石川高)
5位 日野竜嘉(松山聖陵工)
6位 三宅大春(北桑田高)
18分54秒70
19分20秒11
19分44秒26
19分51秒30
20分05秒79
20分25秒02
19分20秒11
19分44秒26
19分51秒30
20分05秒79
20分25秒02
text:Hideaki.Takagi
photo:Hideaki.Takagi,Makoto.Ayano
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