ツアー・オブ・カリフォルニアで、いよいよ本格的な登り勝負が勃発。Mt.ディアブロの頂上ゴールにて、オーストラリア期待のオールラウンダー、ローハン・デニス(オーストラリア、ガーミン・シャープ)の爆発力が冴え渡った。ウィギンズは20秒遅れでゴールし、総合首位をキープしている。



カリフォルニア州中部の山岳地帯を走る第3ステージカリフォルニア州中部の山岳地帯を走る第3ステージ photo:www.amgentourofcalifornia.com
ツアー・オブ・カリフォルニア2014第3ステージコースプロフィールツアー・オブ・カリフォルニア2014第3ステージコースプロフィール (c)Tour Of California個人タイムトライアルを終えたツアー・オブ・カリフォルニア(2.HC)は、大会3日目にして初の本格山岳ステージを迎えた。

快晴の下、選手達がスタートを切っていく快晴の下、選手達がスタートを切っていく photo:www.amgentourofcalifornia.comサンノゼからマウントディアブロへと至る174.5kmのコース中、まずプロトンは登坂距離17.3km、平均勾配5%のMt.ハミルトンをパス。そして長いアップダウン区間を経て、最後は登坂距離16.4km、平均勾配6%を誇る名物山岳Mt.ディアブロの頂上へとゴールする。

チームスカイがコントロールするメイン集団チームスカイがコントロールするメイン集団 photo:Cor.Vos前日に続いて快晴に恵まれる中、スタートと同時に8名によるアタックが決まる。2年連続でジャパンカップ出場をしたルイスエンリケ・ダヴィラ(メキシコ、ジェリーベリー)やマールテン・ワイナンツ(ベルギー、ベルキン)、山岳賞ジャージを着るウィル・ルートレー(カナダ、オプタムp/bケリーベネフィット)らが逃げ、最大で6分半のタイム差を稼ぎ出した。

山岳ポイントのリードを広げたいルートレーがMt.ハミルトンを先頭通過するその後ろ、メイン集団のコントロールを担うのはブラドレー・ウィギンズ(イギリス)擁するチームスカイ。徐々に逃げとのタイム差を削り取りつつ、終盤に向けての体制を作り上げていく。

急峻な山岳を縫うようにしてメイン集団が走る急峻な山岳を縫うようにしてメイン集団が走る photo:www.amgentourofcalifornia.comMt.ディアブロに突入すると、縮小したメイン集団の先頭ではリーダージャージを着るウィギンズ自らが先頭を牽き始める。その後ろをぴったりとマークするのは、前日の個人TTでウィギンズに水をあけられたティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシング)だ。

後に「最後の登りでは単に良いペースで上り、アタックを防ぎたかった。」と語るウィギンズが淡々と牽く集団の人数は、逃げを飲み込みながら、残り4kmで20名少々にまで減少する。そしてカーター・ジョーンズ(アメリカ、オプタムp/bケリーベネフィット)の加速を皮切りに本格的なアタック合戦が始まった。

次いで集団からは昨年大会の第2ステージで優勝し、総合3位を獲得したアレクシス・アセヴェド(コロンビア、ガーミン・シャープ)がアタックするも不発に終わる。ハイペースのまま残り距離を減らし、レースは最終局面へと移行していく。

すると残り500mで加速したアダム・イェーツ(イギリス、オリカ・グリーンエッジ)は失速し、タイミングを図ったデニスが渾身のアタック。その勢いは最後まで留まらず、後続を6秒引き離してゴール。2位はティアゴ・マシャド(ポルトガル、ネットアップ・エンデューラ)、3位はローソン・クラドック(アメリカ、ジャイアント・シマノ)。最後のアタック合戦に出遅れたウィギンズは20秒遅れのステージ9位に入り、辛くも総合リーダーの座をキープした。



逃げグループの中で最後まで粘ったルイスエンリケ・ダヴィラ(メキシコ、ジェリーベリー)逃げグループの中で最後まで粘ったルイスエンリケ・ダヴィラ(メキシコ、ジェリーベリー) photo:Cor.Vosブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)のコントロールは最終盤まで続いたブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)のコントロールは最終盤まで続いた photo:www.amgentourofcalifornia.com

単独で急坂を駆け上がるローハン・デニス(オーストラリア、ガーミン・シャープ)単独で急坂を駆け上がるローハン・デニス(オーストラリア、ガーミン・シャープ) photo:Cor.Vos


後続を振り切ってゴールに飛び込むローハン・デニス(オーストラリア、ガーミン・シャープ)後続を振り切ってゴールに飛び込むローハン・デニス(オーストラリア、ガーミン・シャープ) photo:Cor.Vos「レース中それほど今日は暑くなかった。僕は一日中水分を補給していたし、チームメイトは良くやってくれた。彼らは一日中集団をコントロールしていたし、逃げとの間隔を縮めてくれたんだ。」とはウィギンズ。

「最後の登りでは単に良いペースで上り、アタックを防ぎたかった。それができたと思うし、最終局面まではとても上手くいっていた。先頭集団に誰が残っているかを把握するのは難しかったし、デニスをアタックさせたのが唯一の失敗だったように思う。彼はとても調子が良さそうだから、次のステージではより注意しておかなければいけない。次の2日間はより簡単なステージになるように祈っている。金曜日のステージが次鳴るハードチャレンジになるはずだ。」



ツアー・オブ・カリフォルニア2014 第3ステージ結果
1位 ローハン・デニス(オーストラリア、ガーミン・シャープ)
2位 ティアゴ・マシャド(ポルトガル、ネットアップ・エンデューラ)
3位 ローソン・クラドック(アメリカ、ジャイアント・シマノ)
4位 アダム・イェーツ(イギリス、オリカ・グリーンエッジ)
5位 アレクシス・アセヴェド(コロンビア、ガーミン・シャープ)
6位 カーター・ジョーンズ(アメリカ、オプタムp/bケリーベネフィット)
7位 ピーター・ステティーナ(アメリカ、BMCレーシング)
8位 エスデバン・シャベス(コロンビア、オリカ・グリーンエッジ)
9位 ブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)
10位 マシュー・ブッシュ(アメリカ、トレックファクトリーレーシング)
4h56'02"
+06"
+08"
+11"

+14"


+20"
+29"


個人総合成績
1位 ブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)
2位 ローハン・デニス(オーストラリア、ガーミン・シャープ)
3位 ティアゴ・マシャド(ポルトガル、ネットアップ・エンデューラ)
4位 ローソン・クラドック(アメリカ、ジャイアント・シマノ)
5位 アダム・イェーツ(イギリス、オリカ・グリーンエッジ)
6位 ピーター・ステティーナ(アメリカ、BMCレーシング)
7位 マシュー・ブッシュ(アメリカ、トレックファクトリーレーシング)
8位 カーター・ジョーンズ(アメリカ、オプタムp/bケリーベネフィット)
9位 ローレンス・テンダム(オランダ、ベルキン)
10位 アレクシス・アセヴェド(コロンビア、ガーミン・シャープ)
10h03'57"
+24"
+1'05"
+1'21"
+2'10"
+2'24"
+2'25"
+2'27"
+2'29"
+2'30"


ポイント賞
マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ)

山岳賞
ウィル・ルートレー(カナダ、オプタムp/bケリーベネフィット)

新人賞
ローソン・クラドック(アメリカ、ジャイアント・シマノ)

チーム総合成績
ガーミン・シャープ

text:So.Isobe
photo:Cor.Vos、www.amgentourofcalifornia.com
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